Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

Suica吸引事件

2009年05月05日 | 東京
 お恥ずかしい限りであるが、つい先ほど私はとんでもない大失態を演じてしまったのである。場所は京急羽田空港駅、いつもと変わらず電車を降り、改札口に向かったのだった。改札を通過しなければ空港にはたどり着かないわけで、ここまではいつもと何もかわらなかった。しかし、ここで私はやらかしてしまったのである!
 なんとSuicaをキップを吸い込ませる部分に差し込んでしまったのだ。私はその瞬間、自らの過ちにハタと気づいたのであるが、時すでに遅し。あっという間にSuicaが改札機の中に消えていった。だからといって改札は閉まらないのだ。ぼくはその場で呆然と立ち尽くしてしまった。5月5日の夜6時半、当然、後ろにはものすごい数の客が改札を通ろうと待っている。私はその場で完全に凍りついてしまった。どうしていいのかわからないのである。後ろで若い女性の声が聞こえる。「変な人・・・」。まさに私は完璧に「変な人」となってしまったのだった。
 気を取り直し、私は有人改札に足早に向かい、ものすごく早口で説明した気がする。しかし駅員曰く「よくあるんですよね。Suica入れちゃう人」というと、すぐさま蓋を開け、私のSuicaを救出してくれたのであった。
 ただそれだけのことなのだが、今、こうしてブログを書きながら思い出そうとするのであるが、電車を降りて、改札までの記憶が全くないのである。あることについて真剣に思考していたことは事実なのだが、いったいどこをどのように歩いて改札に行ったのかを思い出すことができない。正直、このSuica吸引事件よりも、記憶の空白が存在していることの方がショックである。