Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

研究室には不在のはずが・・・

2009年05月01日 | 大学
 連休前の5月1日になってしまった。というのは原稿、書類などの締め切りが今日に集中しているのである。たぶん明日から連休なので編集者もその前に原稿を集めておこうという魂胆なのだろう。とはいえ、明日からは連休。実際の締め切りは連休明けのはずだぞ。しかし、だからといって連休中は東京での練習の予定などがいっぱいで、原稿なんて書けるわけはないのである。今日中に書かなければもう後はないんだ!
 私は1週間前から覚悟して、今日はいかなるアポイントも入れず、ひたすら机に向かって締め切りを乗り越えようと決めていたのだった。大学に出勤して、私はまず部屋に鍵を閉め、覗き窓(なんだかアムステルダムの飾り窓みたいだけど)に布をかけ、しかも部屋に電気をつけず、パソコンの電源と机の電燈だけをつけて机に向かったのだった。つまり外から見ると、先生は「研究室には不在」に見えるため、誰も扉をノックしないのである。
 始めはその暗さに慣れるのに戸惑ったが、慣れると意外に集中できるというもの。まずは新聞の文化欄の原稿を皮切りに、9時半から18時半までほぼ一心不乱に仕事をして、なんとか締め切りを乗り気ろうとしたのだが、たまたま研究室を出た時、見つかってしまったのである。しかも運悪く17時半から打ち合わせをしましょうということになって私の計画はその時点で脆くも砕け散ってしまったのだった。
 打ち合わせが終わったのは19時。それから再び原稿に向かったことでガムランの練習には遅刻し散々な一日だった。何はともかく、私は当面の締め切りは乗り切ったわけで、明日から比較的血圧が安定するであろう連休を迎えることができる。とはいえ、次なる締め切りは5月15日であり、血圧安定もほんのわずかな間にすぎないのだが。