Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

アリバイ

2019年01月21日 | 大学

 この土日、ちゃんと仕事をしてました。ここにアリバイがあるんです。だって静岡新聞に写真入りでPが出てるんですから。まあ、国公立大学の教員の多くは当たり前ですね。私立大学だってセンター試験を利用するところは当然、試験会場になって、教員も試験監督です。もちろん本日、月曜日も授業日ですから出勤しております。
 センター試験、来年度で最後のようですね。他人事ってわけではないのですが、これは大学が決めてることじゃありませんから、やっぱりこの試験だけを見ればどうにもならないわけです。沖縄県立芸大の時代から、20回近く試験監督を続けてきましたから、ちょっぴり寂しい気もしますが、たいへんなのは受験生ですからね。
 とにかくインフルエンザにならずに、無事、何ごともなく仕事を全うできたことで感無量です。何もないのが当たり前ですからね。何かあったら大変だものね。ということで、まずは1月の大イベントを一つ乗り切りました。


余興やりました

2019年01月16日 | 大学

 浜松市のとあるインドネシアに進出している企業に依頼されて、近隣のイベントホールで行われた賀詞交歓会で演奏することになった。学生たちが企業側ときちんと段取りをして、準備。演奏もぬかりなくできたのだが、ちょっとおもしろかったのが控室の表示である。
 「余興控室」というネーミング。実に面白い。確かに我々はパーティーの会食の中、演奏するわけだから「余興」である。余興とは「その場を盛り上げるための演出のこと」であり、結婚式などでは「余興」「出し物」などと呼ぶことが多いだろう。しかし、最近ではガムラン上演者控室、などと書かれるだけで、「余興」と表示されることはまず「ない」のである。
 あらためて、「そうだ、演奏するだけじゃなく、宴会盛り上げなくちゃいけないんだ」と自覚し、主賓テーブルをしっかり意識しつつ、話も演奏もかなりがんばって「盛った」つもりである。このあと、また連鎖的にどこかの企業から「余興」の依頼があれば嬉しいのだが…。


まだ0人です

2018年04月27日 | 大学

 国立音大時代から沖縄、そして浜松とこれまで各大学のガムラングループで指導を続けている。指導というとなんだかものすごく上から目線であるが、簡単に言えば、自分のガムラン演奏実現のためである。仲間がいなければガムランはできない。だから仲間を作るのだ。そう考えると、ある意味では「自己中」なのかもしれぬ。それでも演奏仲間が身近にできることはとても嬉しい。学生とはいえ、そのときばかりは「演奏仲間」なのである。
 そのガムランサークル、その名はスアラ・チャンドラなのだが、これがなかなか人が集まらない。やはり音楽のサークルといえば定番は、吹奏楽、コーラス、軽音楽であり、その中で「ガムランやろうかな…」なんて悩んでくれる学生はほとんどいないのである。そういう意味で、今、それを続けてくれている学生はまことにありがたい。
 学生たちが作ってくれた勧誘のチラシ。一生懸命勧誘してくれているのであるが、今年はまだ0人である。今年度末には鴨江アートセンターで2年ぶりに自主で大イベントを開催しようと考えているのだが、このままだとできないねえ。ということで自分のブログを通して、顧問がメンバー勧誘である。「ガムラン、やりましょうね。」


コーヒーメーカー

2018年04月19日 | 大学

 この三月に卒業したゼミ生4人が、卒業前になぜか私にコーヒーメーカーをプレゼントしてくれた。お世話になりました、といって持ってきれてくれたのがこのコーヒーメーカーである。「先生はとてもコーヒーが好きだけど、コーヒーメーカーはなくて、いつもインスタントコーヒーを飲んでいるから」という理由だそうだ。あまりにも「ごもっとも」すぎて「ありがとうございます」以外に言葉の返しようがない。
 それにしても実にありがたいプレゼントだった。ぼくはその日から、大学で上品な香りの味わい深いコーヒーが飲めるようになったのである。インスタントコーヒーにクリーマを入れて飲むのが悪いというのではなく、やっぱりその香りと味ではレギュラーコーヒーの方に軍配があがる。今は丸福コーヒーを美味しく飲んでいる。
 このコーヒーメーカー、実はかなりのすぐれものである。出来上がった入れたてのコーヒーは象印の魔法瓶の中に入るために、冷めにくく香りも飛びにくい。大目に作った2杯目も美味しく飲むことができる。こうなると、もう誰かにコーヒーを振舞いたくてしかたなくなり、昨日は4年のゼミ生と至福のコーヒーでの一服の時間を楽しんだ。今更だが、卒業したゼミの皆にTerima Kasih(ありがとう)である。


二つ目のバースデーケーキ

2018年04月11日 | 大学

 本日、ガムランの練習で学生達がバースデーケーキを用意してくれました。4月8日のワヤンの日でいただきましたが、今回、二つ目のケーキです。ガムランの学生の皆に感謝です。
 4月からまた練習が始まりました。今はルジャン・デワのレヨンの特訓中。正直、クビャルの方がずっと覚えるのは簡単です。アンクルンは叩く音が一人二つしかありませんから、リズムの変化がたいへんで覚えるのも一苦労。それでも学生たちは文句も言わず、一生懸命に取り組んでいます。私が忙しくなるとなかなか教える時間も作ることができないので、今のようにまだ少し余裕のあるときに教えようと、こちらも必死です。
 今年度は、一昨年に鴨江アートセンターでやったようなコンサートを開催しようともくろんでいます。そのためにメンバーも増えないとできないので、あとは学生達の一年生勧誘にかかっています。教員の僕は静かに彼らを見守りたいと思います。


いいお天気だったのです

2017年12月17日 | 大学

 今日は浜松市総合産業展示館なる場所でイベントがあり、大学のガムランのグループで出演でした。やはりガムランでもっともたいへんなのは楽器移動。とはいえ、私たちのグループはガムラン・アンクルンですからそれほど重労働というわけではないのですが、沖縄などと違って学生が一人も車を持っていないために、公用車を使って私が運転しなくては演奏できないわけです。
 1週間ほど前は、雨マークがついていた天気予報でしたが、数日前からは晴れ模様。おかげで大学の公用車の軽トラで楽器運搬。それにしても、これだけ余裕で、ガンサ6台、ジェゴガン2台、クンダン1個、カジャル、ゴング・プル、クレントンなどが収まってしまうわけで本当に天気さえよければ軽トラは便利です。
 軽トラの弱点は運転席。だいたいリクライニングできないし、サスペンションも固いし、長時間の乗るには不向き。赤帽の運転手の方々、本当に脱帽です。今回は往復16キロ程度でしたから腰も痛くならず無事に大学に戻って終了。一つずつ今年の予定が片付いていきます。ちなみに本日はガボールとマルガパティの二演目の舞台でした。体育館のような展示場の室内の上演でしたが、踊りの方々、ちょっと寒そうでした。バリ舞踊も世界各地で上演されるグローバルな舞踊と化していますから、そのうち冬仕様の衣装なんてできるかもしれませんね。


4月14日の大学前

2017年04月15日 | 大学

 東京はもう桜吹雪も終わって、すっかり桜の季節も終わったと聞こえてきます。今さら桜なんてね、なんて感じかとも思いますが、浜松はまだ桜が咲き続けています。昨日撮影した一枚。大学の正門を出た道の桜並木は、もう新芽が出て若い緑色と花が混じり合っていますが、まだまだ美しい光景が続いています。
 昨年までのこの時期のことを思いだすのですが、これほどまでに桜に関心を持って見つめていたのかどうか思い出せません。そのくらいに桜は景色の一部となっていて特別気を留めなかったのかもしれません。なぜ今年はこれほどまでに桜が目に入るのでしょうね?でも本来、桜だけを景色から切り出すことがいいのかどうかはわかりませんが。
 今日が桜の最後あたりでしょうか?この木々の下で大騒ぎしたり、お酒を飲んだりしたいとは正直思いませんが、静かに見つめる「お花見」がすっかり好きになったような気がします。


風雨を乗り越えて

2017年04月13日 | 大学

 実は4月11日はかなりの雨と風。せっかく満開になった桜ももう終わるかな、と思っていましたが、昨日、久しぶりに晴れた12日の夕刻の大学の桜はまだ満開のまま。あの悪天候を乗り越えたんですね。植物の力強さに感嘆、そして心の中でお花見して「乾杯」と叫んでみます!
 それにしても今年の桜は本当に遅れましたが、おかげで静岡周辺の学校の新入学生はそんな桜の木々の中を新たな気持ちで学び舎に向かうことができるのです。普段は花吹雪を終えたこの季節ですから、そんな経験はなかなかできないものです。
 今日、この大学正門の桜はどうなっているのかしら?なんだか行くのが怖いようでもあります。でも花は散るからまた咲くのですね。造花とは違うのですから、そんな散り際の美しさも堪能したいと思います。


Suara Canda コンサート終了

2017年02月21日 | 大学

 大学で指導し、自ら演奏にも加わるバリのガムランサークル Suara Candaの演奏会が無時終了しました。同じ週に自分が仕切らなければならない他のイベントもあり、それはそれはきつい一週間でしたが、終わってみれば、あっという間、というのが実感です。
 私がサークルを本格的に指導を初めてちょうどこれで4年が終わろうとしています。つまり大学の4年周期のワンクールが終了といったところでしょうか。この中の青い服を着ているのがガムランのメンバーですが、半分以上が4年生。あっという間に寂しくなります。でもメンバーが少なくなったからといって、振出しに戻ったわけではありません。すでに残りのメンバーはガムランの演奏ができるのですから。
 大学のサークルとはそういうものです。次にはどんな演奏ができるかしら?楽しみはつきません。それが大学教員をしながらガムランを教える私の楽しみなのですね。


大学祭の野外ステージに思う

2016年11月15日 | 大学

 自分が音大生だった頃、野外ステージのトリを務めていたのは「ジャズオーケストラ」だった。大学で有名なビックバンドジャズで、バリバリの管楽器専攻の学生たちが中心になって構成された、まさに「セミプロ」の演奏だった。「トリはガムランがいいな」なんて思っても、やはりジャスバンドの演奏を聴くと「脱帽」だった。それだけすごい演奏だったし、これを楽しみに大学祭にやってくる近隣の人々もたくさんいたと記憶している。
 沖縄の大学で教えていた時代、野外でのガムラン演奏は常に観客であふれた。私が沖縄を去る数年前からは、大学祭でのガムランを楽しみにやってくる市民でいっぱいだった。教職員や学生に見てもらえるだけでなく、近所のおじさん、おばさんたちに上演を見てもらえることが本当に幸せだった。
 今の浜松の大学では、まだまだガムランを楽しみにしてやってくる人は少ない。演奏団体としてはマイノリティーといっていい。野外ステージの舞台は、ほとんどがダンス、吹奏楽、ロックで、やっぱりバンドが大多数を占める。野外で大音量によって演奏できるチャンスなんてほとんどないわけだし、大学祭は絶好の機会なんだろう。写真の演奏もやっぱり定番のロック。暗くなったステージでは恰好いいお兄さん、お姉さんのバンドが演奏して学生たちがその前で盛り上がっている。30年以上たってもやっぱり大学祭は変わらない。野外ステージで盛り上がる音楽、それを囲む観客。これが大学のハレの空間、ハレの時間。