そうはいいながら、最近、朝は卵を茹でるよりも、薄焼き卵とか、目玉焼きを作る方が多くなっている? 理由は二つ。一つは、ゆで卵をエッグスタンドに置いて食べると、パンと一緒に食べづらいので、もう一品、ハムとかチーズとかが欲しくなってしまうから。それはちょっと栄養の取りすぎかなって。もう一つは、朝起きたらお腹がへりすぎていて、茹でる時間が我慢できないから。
ちょっと悲しいな。いけないな。この写真を見ながら反省して、明日はしっかり半熟のゆで卵を作ります。はい。
今週、手に入れたエッグカップです。ぐりとぐらの絵本の中に何度か登場する「うさぎさん」のようです。
うさぎさんが登場するぐりとぐらでよく覚えているのが、『ぐりとぐらとすみれちゃん』。野ねずみのぐりとぐらが、突然やってきた人間の女の子のすみれちゃんと大きなかぼちゃで料理をする話です。大きなかぼちゃが割れると、たくさんのどうぶつが集まってきますが、その中に、かわいいうさぎが何匹をいて、皆でかぼちゃの料理を野原で作って食べるのです。
そのときの歌が、
ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
せかいで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら
完全に記憶しています。
ということで、ちょっぴり野原の雰囲気を出すために、家の鉢植えの花のうえにやさしくエッグカップを置いて撮影してみました。
昨日届いたイングランド製の新着エッグカップです。二つセットで絵柄が別々。たいていは同じものが二個組になってますが、今回のようなパターンは珍しいのです。昨晩、じっくり眺めて写真を撮影したあと、飾り棚にしまいました。
わが家は夫婦でエッグカップコレクターですが、とりわけブランドにこだっているわけではありません。やはり絵柄でしょうか。値段が高くない上、場所をとらないというのもすばらしい。だからこそ、小さなスペースにたくさんのものを飾っておくことができます。「ぐい飲み」コレクターと似ていて、「今日はこれを使おう」と飾り棚から好きなものを選ぶ楽しみもありますし。
日本では東京の老舗のデパートでも売っているのを見たことがありません。昨年の夏ですが、人通りの少ない沖縄市の古めかしいアーケードの和陶器屋さんに、白く味気なく見えたいくつかのエッグスタンドが並んでいたのを覚えています。場違いのような気もしましたが、きっとアメリカ軍の基地関係の人が来るからでしょう。
今度は那覇のブックオフに併設したリサイクルショップで、エッグカップを発見した。といってもギネスビールの販促品だと思われる箱に入った二個セットの限定表記のあるエッグスタンド。棚の奥の方に寝た状態で置かれていて、一見しただけでは、それが何なのか絶対にわからない。私もなぜ、その箱に手が伸びたのかはわからないのだが、そこはエッグスタンド。互いにひきつけあっているである。
当初の価格は1,300円、それが1,000円に張り替えられ、その後500円、それでも売れなかったようで300円になり、昨日は全品20パーセントオフの日で、240円。しかし、これまで販促品のエッグスタンドというのを買ったことはないし、正直、その手のものに興味はなかった。そのせいか、発見はうれしかったが、当初は購入する気はなく、ただ眺めていただけだった。
ところが、このデザインに気が付いたとき、感動すらしてしまったのだ。ギネスビールは黒ビールである。しかし当然ながら泡は白い。このエッグスタンドをよくみると、グラスに注いだギネスビールを表現しているのだ。エッグスタンドの上部の「白」は、まさにギネスビールの泡を表現している!まさに芸術的なエッグスタンド。箱の裏を見ると全部英語。きっとアイルランド人の洒落なんだろう。すっかり感心して、ぼくはこのエッグスタンドの購入を決めたのだった。