風呂あがりにビールというのは、まさに定番なんだろうが、家でアルコール飲料を飲まない私の風呂あがりの大好物の一杯はなんといっても「コーヒー牛乳」である。体重を気にする私のコーヒーは当然「無糖」。スカッとするのど越しはないものの、その分、上品に味わいながらコーヒー牛乳を飲む。
なぜ「コーヒー牛乳」なのか?これは団地に住んでいた子ども時代、たまに父に連れていってもらった風呂屋にその起源がある。風呂屋の売店には、なぜか「コーヒー牛乳」「フルーツ牛乳」「イチゴミルク牛乳」など瓶入りの色つき牛乳があり、風呂あがりに、父は必ず色つき牛乳を飲ませてくれた。家ではノーマルな「白牛乳」しか飲めない私にとって、風呂屋のバラエティーにとんだミルクの種類はまさに「ハレ」の世界であり、このときとばかりにと、家では飲めない色つき牛乳を、いっきに飲むのではなく、味わいながらちびちびと飲んだものだった。
実は私と同世代のかみさんも、風呂屋で飲んだ「色つき牛乳」を記憶しており、私と同様「風呂屋での色つき牛乳体験」の持ち主である。もっともかみさんは今、風呂あがりに「コーヒー牛乳」は飲まないようで、それを「大人」と表現するべきか、「子ども心を失った」と表現するかは難しいところであるが、夜、ウィスキーの水割りを飲むようにコーヒー牛乳を飲む私を決して非難しないのは、そんな経験があるからだろう。
なぜ「コーヒー牛乳」なのか?これは団地に住んでいた子ども時代、たまに父に連れていってもらった風呂屋にその起源がある。風呂屋の売店には、なぜか「コーヒー牛乳」「フルーツ牛乳」「イチゴミルク牛乳」など瓶入りの色つき牛乳があり、風呂あがりに、父は必ず色つき牛乳を飲ませてくれた。家ではノーマルな「白牛乳」しか飲めない私にとって、風呂屋のバラエティーにとんだミルクの種類はまさに「ハレ」の世界であり、このときとばかりにと、家では飲めない色つき牛乳を、いっきに飲むのではなく、味わいながらちびちびと飲んだものだった。
実は私と同世代のかみさんも、風呂屋で飲んだ「色つき牛乳」を記憶しており、私と同様「風呂屋での色つき牛乳体験」の持ち主である。もっともかみさんは今、風呂あがりに「コーヒー牛乳」は飲まないようで、それを「大人」と表現するべきか、「子ども心を失った」と表現するかは難しいところであるが、夜、ウィスキーの水割りを飲むようにコーヒー牛乳を飲む私を決して非難しないのは、そんな経験があるからだろう。