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七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

金毘羅宮の桜満開の下で、ウグイスと合奏しました♬

2025年04月09日 | 七曜工房 IN 滋賀大津湖西

金毘羅宮の桜満開の下で、ウグイスと合奏しました♬

わが家の近くの金毘羅宮の桜が満開になりました。

今年は入学式に合わせたように

すぐ近くで、ウグイスが鳴くのが聴こえてきます。

ウグイス笛でウグイスと合奏しました


ダブルフルート(複管笛)3種を製作いたしました。

2025年04月09日 | 七曜工房 IN 滋賀大津湖西

ダブルフルート(複管笛)3種~女竹C管・真竹G管・木製管~を製作いたしました。

 

複管の笛は古代から世界中のあちこちで様々なものが作られて演奏されています。

エアリード楽器に較べれば、リード楽器(シングル、ダブルとも)の方の起源がかなり古いようです。

「木管楽器の歴史」の著者アンソニー・ベインズが複管楽器の章で

「2本の管を同時に吹奏すれば、ちょうど歌を一緒に歌った時のように伴奏のない笛の音に活気と面白味と独立性が

加わることになる」という通り、2本の笛がキレイにハモった時の感動は、笛吹きの醍醐味です。

おまけにそれが一人で味わえるのです。

指孔のないドローン管から、指孔が1つ、2つ、3つ・・・とあいた管を2本、3本と束ねるので、様々な組み合わせが生まれます。

本数や指孔数が多いから良いというものではなく、そこに演奏技術の難易も加わるので、どれが良いかは迷ってしまいます。

試作、試奏を重ねて、今回次の3種類を製作いたしました。

 

写真上から 女竹C管・真竹G管・木製管

女竹C管・真竹G管・木製管の3種です。

・ホイッスルタイプ(女竹製)       2管式ドレミ調 C管 
・インディアンフルートタイプ(真竹製) 2管式ドレミ調 G管 
・インディアンフルートタイプ(木製)  2管式ドレミ調 G管

歌口

吹き口

指孔

管尻

発音機構は、呼子式で、ホイッスルタイプとインディアンフルートタイプです。
管の本数は操作性を踏まえて2管です。


音階は、どちらもなじみの楽曲が吹き易いダイヤトニック(ドレミ調)です。
音律は平均律ではなく、重音の美しい純正律で合わせています。
ピッチはA=440Hz


音域はド~ド~ファの1オクターブ半です。(単音では2オクターブまで出せます)
笛筒は、 C管が女竹、G管が真竹と木(アルダー材)です。


どちらも本漆の拭き漆塗りです。 管内はどちらも、赤漆塗りです。
2本の管をつなぐ吹き口のブロックはアメリカンブラックチェリー材で、本漆の拭き漆塗りです。
この吹き口ブロックはC管は接着固定して取り外せませんが、G管は保守点検用に取り外すことができます。

 ダブルフルートの演奏は

 

 

 


チャビーホイッスル(丸木笛)C管製作中 ~仕上げひも巻き~

2025年03月27日 | 七曜工房 IN 滋賀大津湖西

チャビーホイッスル(丸木笛)C管製作中
~仕上げひも巻き~

 

笛は管内径が太くなると高音域が鳴らなくなりますが、
音色はなめらかで優しくなります。
音量も小さ目なので屋内向きです。

1オクターブ+レ,ミ,ファです。
懐かしい良く知っている曲なら、たいていの曲は吹けます。
笛を始めてみたい人にはピッタリの笛です。

材は雑木を加工しました。

ムクノキ、エノキ、ヒサカキ、アカメガシワ(写真左から)の4種です。
このあと木の風合いを生かすように、透明に近いカシュ―を塗って仕上げる予定です。

 

 


ダブルフルート木製G管製作中 ~笛本体・ウィンドウェイキャップ・吹口ブロック~

2025年02月10日 | 笛工房 七曜工房

ダブルフルート木製G管製作中
~笛本体・ウィンドウェイキャップ・吹口ブロック~


ダブルフルートの女竹C管、真竹G管に続いて、木製G管を製作中です。
笛本体はアルダー材(ハンノキ類)、
ウィンドウェイキャップと吹口ブロックはアメリカンブラックチェリー材。
インディアンフルートタイプは、吹口ブロックと笛本体とはホゾ形式で取り外し可能です。
3種の部品ができたので、この後管内にサビ漆を塗って、
管内を目止め、平滑にして音出しや指孔をあけていきます。

七曜工房笛工房日記より


ダブルホイッスルC管製作中~最終仕上げ拭き漆塗り~

2025年01月31日 | 笛工房 七曜工房

ダブルホイッスルC管製作中~最終仕上げ拭き漆塗り~

管尻部に段染めのカラー木綿糸を巻いてしっかり固定し、

糸巻部分だけにカシュ―塗料のクリヤーを塗ります。

漆では、透明系のものを使っても、どうしても ひもの色あいが失われて茶色っぽくなってしまいます。

この後、最終の拭き漆を吹き口部のみに施しています。

複管笛は、単管笛にはないおもしろさがあります。

ぜひお試しください。