みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

オウギワシ

2022-09-29 | おきにいり


エレボス2冊目にHarpieという単語が出てきました。知らない単語なのでググったところ、下のような見事なワシさんが見つかりました。
ドイツ語発音では「ハー(ル)ピエ」。日本語名はオウギワシです。後頭部の羽根が扇のようにみえるのが日本語名の由来だそうです。
神秘的で神々しい姿に一目惚れ






こんな素晴らしいワシさんには天敵がいないのに絶滅危惧種です。
つまり人間による環境破壊と密漁が最大最悪の敵
何とか、これからも自然界に君臨し続けてほしいと思います


で、その後気が付いたのですが、コンピューターゲームに登場するキャラクターとしては、猛禽ではなく神話のハルピュイアでしょう

英語WikiのHarpyに詳しい解説があります。






      



台風だけでなくハリケーンも暴れていますね





「失せろイアン」と書いてありますが、効き目はないでしょう。ハリケーンには目も脳の無いから・・・



プーチンの部分動員令に対しロシア連邦全域で抗議行動が続いています。




黄色が抗議行動のあったところ、赤は登録所への破壊行為(過激な抗議)があったところです。
きっとロシアでは全く報道されていないのでしょう





アシカとアリクイの赤ちゃん

2022-09-26 | おきにいり


現存する世界最古のシェーンブルン動物園


8月にアシカの赤ちゃんが生まれました




男の子で、まだ名前はないようです。成獣になるまで数年かかります。




今月はニーダーエステライヒ州の動物園でオオアリクイの赤ちゃん誕生




オオアリクイは絶滅危惧種なので、ベビー誕生は貴重です。
数日前に生まれたばかりなので性別もまだ判らないようです。


いずれも「母の愛」を視覚化したような写真ですね






味見テスト

2022-09-23 | かりねこ


いつものHPにキャットミルクのテスト結果が紹介されていました。
編集者の愛猫おふたりが試験官


これはイメージ画像です





6ポイント評価で6点満点だったキャットミルク




ま、日本では売ってないので関係ないです。
それに、試験官を務めた猫さんの嗜好にもよりますしね





プーチン大統領が「部分動員令」を発令したロシアで抗議デモが行われ、人権団体の調査では1300人以上が逮捕されているということです





反政府活動に対しては最高15年までの投獄が定められています。それを覚悟でプーチン独裁を批判する人たちは凄いです。




エレボス

2022-09-20 | その他

すみません。Kindle本を読みふけって更新を忘れました
読みふけっていた本のタイトルが「エレボス」。エレボスはギリシャ神話の闇の神です。
エレボスについて日本語Wikiには短い説明しかありません。少し詳しいのは英語Wikiです。



最初の作品の表紙




ドイツ児童文学賞を始め多くの賞を受賞、38ヵ国語に翻訳されているそうです。
児童文学賞と言ってもドイツ語のJugendは児童だけでなく青少年を含み、ドイツにおける重要な文学賞のひとつです。


パートIIの表紙




多分、最初の「エレボス」が大人気で、続編への要望に応えて執筆されたのではないかと思います。出版と同時にシュピーゲル・ベストセラー・リストで何ヵ月もトップだったということです。
著者のウルスラ・ポズナンスキはオーストリアの女性です。


パートIもパートIIも、「エレボス」という名のコンピューターゲームを巡るスリラーです。
私はコンピューターゲームなるものを利用したことが全くないので、「エレボス」で初めて内容を知りました。

自分の分身がゲームの中で「活躍」する・・・というのは、どうも胡散臭い感じで好きになれません。

最初の「エレボス」では、ゲームとともに、ほぼ完璧なAIを開発した人物が、それを盗用された上、逆に盗作者として社会的に葬られ、「エレボス」によって復讐しようとするものです。

パート2では、既に前作の最後で「終了」した「エレボス」プログラムが、あるプログラマーによって「再起動」されます。その目的は、低開発国の新生児を高い金額で富裕な夫婦に斡旋する悪徳資産家を追い詰めることです。

読みだすと止まらないスリル満点の展開ですが、完璧なAIが自立するというのは、やっぱり非常に胡散臭い。「AIが人間を支配する」というのはあり得ないことだと思いますが、批判精神を持たないAI独裁国家の監視・抑圧手段として利用されるというのは既に恐るべき現実です


そうそう、前回の「肉狼」は「エレボスII」に出てきました。「まるで肉狼に突っ込まれたよう」という表現があって、何のことだか分からず
初めて「ひき肉マシン」であることを知りました






肉狼

2022-09-16 | ことば


Kindle本を読んでいたら「肉狼(Fleischwolf=フライシュヴォルフ)」という言葉が出てきてビックリ


オオカミと聞けば(読めば)先ず下のような方を思い浮かべますね







ところが、ドイツ語の「肉狼」は何と「ひき肉器」のことでした







長年ウィーンに住んでいて、この言葉に出会ったのは今度が初めて。
当然です。ひき肉は時々買いますが「肉狼肉」とは言いません。それにスーパーでは棚から取るだけ。
ドイツ・ドイツ語では「Hackfleisch=ハックフライシュ」オーストリア・ドイツ語では「Faschiertes=ファッシー(エ)ルテス」です。
でも「肉狼」は俗語ではなく普通の普通名詞のようです。

下のは業務用の「肉狼」です。







英語では「ミート・グラインダー」。
日本語は「ひき肉器」とか「ひき肉機」よりも「ミンチ機」とか「ミートミンサー」の方が普及しているようです。
ほかの言語でも大抵は「ひき肉器(機)」で、オオカミなんてのはドイツ語だけです





赤と黒

2022-09-13 | ことば


検索中にRotschwanz(ロートシュヴァンツ=赤尾)という可愛い小鳥さんを見つけました
ドイツ語Wikiの表示はHausrotschwanz(ハウスロートシュヴァンツ)で「家の周辺で見られる赤尾鳥」です。画像沢山あり



赤と黒のおしゃれ紳士





日本語名を探したらクロジョウビタキでした

赤と黒」なんて、まるでスタンダールの小説みたいですが・・・
下から見たか(赤)上から見たか(黒)の違いですね


小鳥さんたちの常として、御婦人方は地味な保護色のドレスをお召しです。


ヒナたちのそばのお母さん








メルヘンの山

2022-09-10 | おきにいり


随分前にカスパールの末裔でジム・クノップフを紹介しました。
私は、このお話が好きで繰り返し読んでいます

物語のおおまかな骨格は日本語Wikiジム・ボタンの冒険でご覧ください。
あらすじは英語Wikiに紹介されています
クノップフは英語でボタンなので、原語版と英語版でジムの名前が違うわけです


ドイツの貨物車両に描かれたジム・クノップフ






日本語Wikiにも紹介されているように、物語には極めて魅力的な2つのロケーションがでてきます。ひとつは「世界の果て」砂漠。
もうひとつが「世界の頂」山脈です。この山脈は紅白の縞模様なんです。
私は、想像力豊かな著者の創造だと思っていましたが、その後、縞模様の山が本当に存在することを知りました








ペルーのアンデス山脈にあるヴィニクンカ(レインボー・マウンテン)
英語Wikiに色々写真があります






鳥の自己認識

2022-09-07 | おきにいり


急に思い出したのです。
昔はインスブルックが好きで何回も行きました。

民俗美術博物館で特に印象深かった「鳥の自己認識」という絵画
17世紀末の作品。啓蒙主義の時代には「自己を深く認識せよ」という意味で、彫刻や絵画に広く採用されたモチーフだったそうです。






まあ要するに「自分を良く見つめよ」ということですね。面白かったので、この柄のTシャツを買いました。ここに引っ越したとき箪笥の奥にしまって、そのまま忘れていたのです。最近奥をかき回して再発見したわけです



博物館内には幾つか、伝統的な民家の内部が再現されています。
趣深く落ち着いた雰囲気の室内ですが、ランプやロウソクだけの時代、夜は暗かっただろうと思います。






博物館の建物はフランシスコ会修道院だったもので、修道院の常として美しい回廊と中庭があります。心静かに瞑想の世界に沈潜できる空間です。






Vogel Selbsterkenntnis(鳥の自己認識)で画像検索すると絵画や彫刻が色々見つかります






セセッションと周辺

2022-09-04 | そこらへん


金のキャベツを戴くセセッションの建物については以前にも紹介しました。
西洋鬼瓦
金のキャベツ


最近Wiki画像で、セセッションと周辺を俯瞰した写真を発見しました。







三角の敷地に樹木をあしらったセセッションの前を通り過ぎて少し進むとアン・デア・ウィーン劇場があります。ベートーヴェンは特にこの劇場を好み、多くの作品が初演されたほか、一時は劇場の一角を住居としていました。他にも数々の作品が初演されています。英語Wiki記事の末尾に初演された作品リストがあります。これ以上書いていると劇場の話になってしまうので以下は省略して・・・


セセッションの向かい側に長方形の箱みたいな建物が見えます。初めて見た時から今に至るまで好きになれない建物ですが、何とアールデコ様式だそうで文化財保護指定されています。以前は国営観光局の建物でしたが、今は展覧会場でレストランもオープンしています。この建物の後方に長く伸びているのがナッシュマルクトです。


長方形の箱みたいな文化財保護指定建築






セセッションの右後方、植え込みのあるレンガの建物がウィーン美術アカデミー絵画館です。ヒエロニムス・ボス最後の審判を始め多くの名画が展示されています。













言葉の力

2022-09-01 | ことば


私は基本的にベストセラーなる本には関心がありません。
ところが数ヵ月前、ドイツ・アマゾンのサイトに下の表紙がありました。






ちょっとメランコリックな美しい沼沢風景。ドイツ語タイトルは「Der Gesang der Flusskrebse」(デァ・ゲザンク・デァ・フルスクレプセ)
ゲザンクは歌唱、フルスは河川、クレプセは甲殻類なので「川の甲殻類の歌声」と聞こえる(読める)わけです。
視覚的にも聴覚的にも印象的です。それから気になって、気になって・・・
遂に最近Kindle版で読みました

日本語訳も出版されています。
日本語タイトルは「ザリガニの鳴くところ」。英語の原題も「Where the Crawdads Sing」で日本語と同じ意味です(当然じゃ)。
この間に映画化作品もアメリカ、ヨーロッパで上映開始されています。
フランス語タイトルも意味は同じですが、響きが美しいです。スペイン語は「野生の少女」、イタリア語は「沼地の少女」で、随分と物足りない気がします。

要するに私が言いたいのは、最初に出会ったのがドイツ語タイトルだったから読んでしまったので、英語・日本語その他のタイトルを最初に目にしていても多分読まなかっただろうと言うことです。


詳細は極めて詳しい英語解説でご覧ください・・・丸投げ