みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

夏の光景

2023-07-30 | その他


夏休み=交通渋滞というのは北半球の多くの国々に共通の光景ですね
ドイツの場合、州ごとに夏休みを含む学校休暇の期間が違います。スイスもカントーン(州)の独立性が強く複雑です。
オーストリアの場合は西部諸州と東部諸州で期間が違います。フランス、ベルギー、オランダも区分がありますが、ドイツやスイスほど細かくありません。
イタリアは夏休みが3カ月。イギリスは大陸欧州とはちょっと違います。
両国及びその他諸国は省略

従来のパターンとして、ドイツのバイエルン州バーデン・ヴュルテンベルク州が夏休みに入ると、バカンスのため南へ向かうドイツの車でオーストリアの幹線道路が渋滞となります(下の写真)




しかし、地球温暖化が引き続き進行し、南欧の夏=40度以上が常態となれば、夏のバカンスの車の流れが変わるかもしれません



下の写真はウィーン、プラーターシュテルン駅前広場です。




噴水・・・というか噴霧装置は近年できたもので、今や市内の至るところに見られます
昔は冬の寒さ対策が必要なだけで夏は涼しく快適だったものです。
あの爽やかな夏は、もう帰ってこないのでしょうか





怖い話2

2023-07-27 | その他


南欧諸国では熱波と山林火事が続いています。
遂に「夏にバカンスのため南欧へ行くのはどうだろう?」という意見も見え始めました。


新聞HPに紹介された異常高温による森林火災危険度地図です。
黄土色、オレンジ色からえんじ色まで、色が濃いほど危険度が高いことを示しています。
地図の下端で地中海と同じような色になっているところはサハラ砂漠で、言わば砂の海ですね。





ギリシャ(特にキプロス島、クレタ島、ロードス島、コルフ島などの島嶼部)、イタリア南部、シチリア島、サルディニア島、スペイン南部に加え、チュニジア、アルジェリアも危険地帯になっています。
アルプス以北は若草色で一応まだ!安全圏ですが、ニーダーエステライヒ州で山林火事がありました。すぐ消火されましたが、原因は不注意に捨てられたタバコの吸い殻だったそうです。異常高温・異常乾燥の続く今、バーベキューも禁止されていますが、吸い殻の投げ捨ても危険ですね。



気を取り直して・・・
再びドナウ水郷地帯の風景で涼んでください。


繰り返し登場しているコンラート・ロレンツの「ホームグラウンド」とも言うべきアルテンベルクの船着き場





潮来の水郷は森のまばらな開けた風景ですが、ドナウ水郷はウィーンの森と混ざり合っています。





美しい野草も見られます。この花の日本語名はオオツルボです。





ウィーンの森を流れるドナウ水郷の典型的な風景





ドナウ水郷国立公園のHP:ドイツ語ですが、美しい風景が沢山見られます

 蛇足ながら、砂漠では火事も洪水も大変危険です。消火に使う水もありませんし、木も草もないところで年に一度くらいの豪雨が降るとすぐ大洪水になります





長期居住者

2023-07-24 | かりねこ


ダウニング街10番地といえば英国首相官邸として知られています。







この官邸にはネズミ捕獲長として猫さんが勤務しています。
本人(本ニャン)の意識としては「住み着いている」のでしょうね

現在のネズミ捕獲長は上の写真のラリー氏です。キャメロン首相のときに「就任」して以来、既に5人の首相が「出入り」していますが、ラリー氏はずっと居住・勤務継続中。
歴代の「官邸ネズミ捕獲長」は多い場合5人の首相と暮らしています。現職の保守党スナク首相については「次の選挙では労働党が勝利して首相が替わるかもしれない」と噂されているので、ひょっとすると記録を更新するかも・・・


イギリスの首相の一覧

猫の公務員







カタカナ化(禍?)

2023-07-21 | ことば


シャフハウゼン近傍のライン滝(で視覚的に涼んでください)
高さは無いけれど勢いのある水量で名所になっています。
本文とは全く関係ありません






以前に中国人の知り合いから「日本語はカタカナがあって便利ですね」と言われたことがあります。
本当にその通りで、新語を案出する手間を省いて、外来語をカタカナ表記で日本語化することができます。

更に簡便にするため、スマートフォンがスマホになったり・・・
テレヴィジョンはテレ(遠い)とヴィジョン(眺め)に分解できますが、日本語ではテレビ、つまり本来切れないところでバッサリ切断。
ドイツ語のデリカートエッセンはデリカートなエッセンなのですが、日本語ではデリカテッセンになり、更に略してでデリカやデリとなります。

言語には、言わば言語経済学が作用して、簡便な方へと移行する傾向があります。
電子計算機なんて言うのも書くのも面倒なので、コンピューターの方が快適です。でもパーソナルコンピューターとなると長いのでパソコンと短縮します。
最近ではカタカナ単語しかないものも増えていますね。リンスって何でしょう?洗髪後整髪剤なんて面倒くさくてリンスの方がいいです。
ウイルスも何て言ったらいいか・・・非生物的微細生物?やっぱりウイルスのままでいいですね。

幕末以降、日本に無かった概念を日本語にするため、例えば福沢諭吉はFreedomを、仏教用語から「自由」としたのだそうです。
そうした努力の中で生まれたのが、化学、哲学などの日本語です。

現代は安易にカタカナ外来語が濫用されていますが、誰かが「てにをは」が残っているうちは日本語は無くならないと言ってたような
遊び日本語と伝統日本語が使い分けられるうちは大丈夫ではないでしょうか






外来語のカタカナ表記の起源





イヌの日の消夏法

2023-07-18 | その他


暑いですね。南欧は40度以上の猛暑が続いています。
中国でも52度だかを記録しているそうな
イヌの日になると思い出すのが、コンラート・ローレンツの消夏法です

ローレンツの消夏法の舞台はドナウ水郷で、今はドナウ水郷国立公園となっています。




上の地図は不鮮明ですが、ドナウ水郷国立公園を示しています。左端がウィーン市、右端に見える2つの集落の左側がローレンツが育ったアルテンベルクです。つまり、ドナウ水郷の中で育ったと言えますね。

暑い夏の日(つまりイヌの日)彼は愛犬を連れ、多分軽食や飲料水、水中生物用のバケツなども持参で、ドナウ水郷へ出掛けます。


例えばこんな傍流で・・・




水に浸かって何もせずに過ごします。愛犬もマイペースで遊んだり寝たり・・・




ローレンツは著書には「何もせず水に浸かっているだけ」と書いていますが、実際には水中生物を観察したり色々していたのだろうと思います。


ヨーロッパハタリスも住んでいます





こんな草原が広がっています。





これまで繰り返し書いているテーマですが、面倒なのでリンクは省略

「人イヌにあう」は今でも繰り返し読んでいる愛読書です


写真はすべてドナウ水郷に関するドイツ語Wikiからのものです。





怖い話

2023-07-15 | その他


アテネのアクロポリスが臨時に12時から17時まで立ち入り禁止になりました。






何故かというとアテネの気温が40~41度に達するからだそうで・・・
これはアクロポリスで働く人々と旅行者を熱中症から守るためで、終末も同様の措置が必要と見られています。ギリシャ中部では44度まで予想されています。
一般の勤務もホームオフィス(リモートワーク)に切り替え。
まるでコロナ・ロックダウン期間のようです

アクロポリス閉鎖のニュース







キプロス島で、猫さんの間にコロナウイルス感染症が急速に蔓延。
このままだと島の猫さんが全滅する恐れもあるそうです
人間の感染だったら、もっと大騒ぎになるところですが・・・でも愛猫家にとっては重大問題です。


キプロスの猫コロナウィルスのニュース



戦争も熱波も猫コロナウイルスも早く終結しますように







水ワン

2023-07-12 | かりいぬ


昨日投稿の予定が何故かログインできず
こりゃあ大変だと焦ったのですが、今日は復旧していました


暑い日が続いています。ウィーンの歩道には所々、霧状の水を噴霧するポールが数本立っていて、暑い日には霧が吹き出ています。
通りすがりの人が涼んで行ったり、子供が遊んでいたりします。
噴霧ポールは昨年設置されたものです。昔のウィーンの「正しい夏」は25度くらいが普通で、暑いと感じる日は数日でした。
あの頃は良かったなあ

このワンコが水浴びしているのは、噴霧ポールではなく噴水ですね 見るからに気持ち良さそう






南半球は目下冬です。ヨハネスブルグでは雪が降っています。
視覚的にちょっと涼みましょう






ちょっと前、ロシアのウクライナ侵略戦争が500日目を迎えました。
始めたこと自体が大きな間違いで犯罪なのに500日以上続いているとは言語道断






1日も一刻も早くウクライナに「正しい平和」が訪れますように






どってこどってこ

2023-07-08 | ことば


きっと御存知の方も多い「どってこどってこ」



これこそ「たくさんの白いきのこが、どってこどってこどってこ」





「きのこの変な楽隊」は宮沢賢治「どんぐりと山猫」に登場するステキな脇役です


      


これも良く知られていることと思いますが・・・日本は世界有数のオノマトペ大国
しかも、細かい制約が無く、誰でも独創的な新語を繰り出すことが可能です。しかも、それが通じるんです。
だから「どってこどってこ」も生き生きと受け止められる(受容できる)し、同じ宮沢賢治の「やまなし」の中で「クラムボンはかぷかぷわらった」りするのです
日本語のオノマトペは2度繰り返すものが多いですね。大抵は「雨がザーザー降る」のであって「ザーと降る」ことは殆どないようです。
「しくしく泣く」は「しく泣く」とは言いません。
こういう2度繰り返しのオノマトペは、他の言語では出会ったことがありません。唯一、ルチアーノ・デ・クレシェンツォの「ベラヴィスタはかく語りき」の中で、船が岸壁をションボリ出航する様子を「モショモショ」と表現しているのが強烈に印象に残っています。
本の個所を探すのが面倒なのでイタリア語綴りは省略

こういうオノマトペは日本語学習者にとって不可思議で、「ザーザー」「シトシト」「パラパラ」などの違いが分からないと言います。
これ以上書き進むと迷路に入り込む危険があるので、これでおしまい



検索中に見つけた面白い小論文
日英オノマトペの考察


追記:うっかり書き忘れました
上の写真のキノコは一見控え目な色合いで可愛らしく見えますが、タマゴテングタケという猛毒キノコです 写真はドイツ語Wikiのものです。





猫草の少将

2023-07-05 | かりねこ


浅草は東京、深草は京都、猫草は猫さんのスナック菓子みたいなもんですね












深草の少将は、小野小町に言われた通り、律儀に100日間通いつめ、100日目に凍死したと言われる気の毒な方です。
ふっと「猫草の少将」は?と思いました。猫さんは概して淡泊ドライな性格なので、律儀に100日通うより「やーめた」となるのでは
いや、浅草も深草も地名なのですが、猫草という地名は無いですね

犬さんも間食として草を食べることがあるようですが「犬草」というのは無いですね。完全室内飼いの猫さんと違い、原則として毎日必ず散歩に出かける犬さんは、文字通り「道草」をつまみ食いする機会があるので、市販の「犬草」は不要なのでしょう。
市販の猫草も犬草になるようです







迷惑連

2023-07-02 | その他



ゴッホの「キョウチクトウのある静物」




これは「賑やかし」でございます。今日の内容はリンク中心で楽しくありません

もう1年以上続くロシア(プーチン)のウクライナ侵攻
その中心となっているのは世界的に迷惑を与える「迷惑連」

プリゴジン(「ワグネル反乱」の張本人)
ヨーロッパではプリゴシンと発音しますが、これはハムレットがロシア語でガムレットになるのと同じ文法上のお約束。
ショイグ(国防大臣と言うより侵略大臣)
ゲラシモフ
  ゲラシモフ・ドクトリン
スロヴィキン(数日前には日本語Wiki記事の無かった「新人」)
ラブロフ
ペスコフ


隣国の「迷惑連」
カディロフ
ルカシェンコ

英語Wiki
Dyumin(プーチンのボディガードの親玉)
Patrushev(諜報機関の親玉で反西欧のタカ派)



ロシア内の混乱がウクライナにとって有利になるとは限りません。

とにかく上にリンクした「迷惑連」が早く引っ込んでくれるといいのですが、まだまだ「世にはばかる」でしょう