みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

うまんぜー

2017-09-30 | おきにいり

ちょっと急ゴタで間があきました


ウマンゼーは「uman See」で、「湖の周辺では」といった意味のケルンテン方言です(他の方言と共通かも知れませんが)。
ラジオで放送され、美しいメロディーだったので早速YouTubeで見つけました






タイトルは・・・「湖水の静寂」といったところでしょうか。

湖水の周辺は既に静かで オールの音だけがする
葦の茂みで鳥が鳴き   暗さを嘆いている
鳥の心のうちは     改めて問うまでもない
私もまた湖面を     同じ哀しみとともに進む
湖底に見える指輪を   取り出すことはできない・・・



ケルンテン州では極めて人気の高い歌で、非公式の州歌とも言われます。
ケルンテンの人々の多くが、伝統的な古い民謡と思っていますが
実は60年前に作曲された「新しいケルンテン民謡」なのです。

ケルンテン方言の詩を創作していたプロテスタントの牧師ゲルハルト・グラヴィシュニクが1956年にファーカー湖畔で、故郷のレング湖に思いをはせ、この詩を書きました。翌年1957年にギュンター・ミッターグラートネッガーが作曲、60周年を記念して、この曲の原曲と多種多様なアレンジを集めたCDが制作されたということです。(ラジオ放送での説明)

上の詩は、ネット検索で、ケルンテン方言からドイツ語訳したものを見て訳しました。
こういう方言の場合、方言だけ見ると何だかわからない発音してみると標準語との関連が少し分かる標準語が分かった後で方言を見ると良く分かる、という感じです。






猫顔の天使

2017-09-23 | おきにいり

仕事の関係で調べ物をしていたときに発見した天使(と言うかキューピッドと言うかプット)





別に頭が猫さん、と言うわけではありませんが、愛らしい猫さんの顔の輪郭(横長楕円形)をしていて、お茶目な仔猫そっくり

原題は「射返すアモール」で、スウェーデンの画家Julius Kronbergの作品です。ドイツ語発音なら、ユリウス・クロンベルクですが、スウェーデン語では多分ユリウス・クロンバリだろうと思います。英語ウィキの記事


アモール、キューピッドなどのまとめ情報はウィキ記事エロースにあります
プットはバリエーションとも考えられます。








長屋噺

2017-09-21 | おきにいり

古典落語風に書いてみます


相変わらず超下手なラクガキですみません

上の文字はディマシュク・ル・カディーマ(旧市街)


えー毎度、馬鹿馬鹿しい噺でございます。

その昔、テレビというものが初めて市販されるようになった頃のことでございます。もちろん白黒でカラーはまだありません。
ダマスカス旧市街の一角で、あるお金持ちが近隣で初めてのテレビを買ったのでございます。
ここは近所の人たちの集会所のようになりましてな。

イスラムのしきたりを重んじる人たちなので、週に一度、映画の時間に近所の女性たちが集まるようになりました。このときは男子禁制です。
映画を見に集まっているのは皆女性なので、スカーフをする必要はありません。ところが、この家の主婦は常にスカーフをはずしません。画面に知らない男が現れるから油断はならない、というわけでございます。
集まる女性の中で特に隣の奥さんはテレビに夢中になりました。

そのうち、反対側の隣の家でもテレビを買いました。
まんなかの家の奥さんはテレビが欲しくてたまりません。ところがご亭主は貧乏でテレビが買えません。
すったもんだの挙句、テレビの無い家の奥さんは家出しまして・・・最初にテレビを買った隣家に居候してしまいました。
テレビの買えないご亭主と家出女房のゴタゴタは続き、近所の男たちも困りました。

遂に近所の男たちが、この町内の長老のところへ相談に行きました。
長老が「それでは、お前たち金を出し合ってテレビを買ってやりなさい」と言うので、男たちは仕方なく金を出し合ってテレビを買い、家出女房も家へ戻り、やっと全て元通りになったということでございます。めでたし、めでたし。



このエピソードは「人間的状況」で紹介した短編集の中のひとつです。本当にあった話が多いので、これも実話ではないかと思います。
ダマスカスの旧市街は長屋のようなところもあり、八っあん熊さんが出てきそうな雰囲気です。

ダマスカス旧市街のバーブ・シャルキ通り
もっと狭い路地裏的なところも沢山あります。リンクした写真は2010年撮影。シリア内戦が始まる直前の写真ですね。
戦乱が始まる前は、趣き深く美しい旧市街でしたが、今はどうなっていることか・・・
アメリカ、ロシア、サウジアラビア、トルコ、イラン、イスラエルなどの利害・思惑が交錯して、最終的な解決はいつになることやら。
果たしてシリアという国が存続するのかという不安も感じますが、なんとか明るい道が開けることを祈っています。





陽窓

2017-09-18 | ことば

直訳すると「太陽の窓」になるドイツ語があります。
Sonnenfenster(ゾンネンフェンスター)です
タイトルは「ひまど」と読んでください


下手な落書きで、こんなのです



天気予報で使われます。殆ど曇りだけどチラッと太陽が覗く、あるいは多少日照時間があるという天気を表現する言葉です。
もちろん「太陽光の差し込む窓」という意味でも使われます。


編み物の模様にも使われます。太陽が真ん中にある窓のような模様です。





ドイツ語から逐語訳した英語、フランス語、イタリア語では、専ら「太陽光の差し込む窓」という意味だけのようです



 台風が来ていますね。こちらでも報道されています。名前はタリムです。
大きな被害が出ないことを祈っています。






ハリネズミ救出

2017-09-15 | おきにいり

いつものHPに掲載されたニュースです


ハリネズミさんが、食べ物を探して歩いているとき、小学校の鉄柵を通り抜けようとしました。



ツィーゼルさんやリスさんなら簡単に通り抜けられるところですが、ハリが引っ掛かって動けなくなりました。
発見されなければ、そのまま飢え死にするか、ヘビやイタチに襲われるところでしたが、幸運にも、その学校の小学生が発見したのです。
その後の経過は詳しく書かれていませんが、きっと子供たちが先生に知らせ、先生が消防署に連絡したのでしょう。

消防署の救助隊が駆けつけ、ハリネズミさんの負担にならないよう水圧式拡張器で鉄柵を広げました。



救助隊の中には、動物救助の訓練を受けた署員もいて、ショックを鎮めるアフタケアをして放してあげたそうです。



写真は消防署提供で上記HPにアップされたものです。


コメント欄には、子供たちと署員に感謝、拍手、賞賛などの書き込みが沢山ありました
世界中あちこちで武力紛争やら、武力衝突を引き起こそうとしているかの脅迫、ハリケーンや洪水、地震などのニュースが続く中で、本当に心暖まるニュースです


以前のハリネズミ記事
ハリネズミ
ハリネズミSOS






まったりベンチ

2017-09-13 | 旧市街

再びお久しぶりでございます
再びMAK(応用美術館)・・・
いままで「そこらへん」カテゴリーにしていたかも知れませんが、市街地図で確かめたら旧市街でした

博物館とか美術館には途中休憩のため必ず椅子やベンチが置いてあります。
大抵は、その博物館/美術館の内装に合わせて「公共的」雰囲気の椅子やベンチが置かれています。
それがMAKの入り口ホールのは、ちょっと「素人の手作り」的雰囲気を狙ったような「まったりベンチ」です。

無造作に布を掛け、「尻枕」が置かれています。ぴんぼけ写真を無造作に並べました。


















布が全部違うのも面白いです




これは、入り口ホールを囲む柱廊の入り口部分です。
右下に並んでいる人たちはチケットを買うために窓口で待っているところですが、私は1年券を持っているので並ぶ必要はありません


以前のMAK記事少し
値段より機能
逃げるサボテン
MAKあれこれ
はるかく
その他略





チュッ

2017-09-07 | おきにいり

仔猫さんが仔犬さんにチュッしています





ええと・・・それだけのお話です

時々ちょびっとカンパしているウィーン市運営の動物保護施設のグリーティングカードのひとつ。
猫さんと犬さんが仲良くしているのって嬉しいんですよね

その施設TierQualTierのHP(ドイツ語ですが色々な写真があります)



ちょっと又まばら更新になりますが、たまに覗いてくださいませ でも乞無期待






野兎覗き

2017-09-05 | ことば

名前こそありませんが恐らく歴史上最も著名な野兎さん・・・
それはアルブレヒト・デューラーの名作でしょう。
ウィーンのアルベルティーナに所蔵されていますが、保存上の理由から特別の機会にのみ展示されます。





しかし、これはデューラーの話ではありません。すみません

前回のカニンホップで、前々回に言及したドイツ人の友達のことを改めて思い出したのです。

私がまだ日本に住んでいた頃、彼女が1ヵ月ほど泊まりました。
彼女はトイレへ行くとき「Hasen gucken:ハーゼン・グッケン=野兎を覗く」(ハーゼンはハーゼの複数形、動詞のグッケンは原形)と言っていました。
一度、なぜウサギ覗きなのか尋ねたところ「野外でトイレが無ければ草むらに行くしかない、そうすると野兎と出くわすかもしれないから」とのこと
これは、決して慣用句ではなく、彼女の創作なのでした


彼女は猫さんが好きで、外出自由にするため、近所に猫嫌いの人がいないところを選んで住んでいました。大都会ではなく緑の多い地方都市だったので、これが可能だったのです。猫さんはいつでも「ニャン」といってドアを開けてもらって外出し、また「ニャン」といってドアを開けてもらって帰宅していました。しかも出入りは24時間OK。猫さんの名前はジャンゴとゴンゾでした。意味は無かったようです。






ウサギなら

2017-09-03 | おきにいり

ウサギさんのジャンプ競技があります また例のHPに記事がありました。


これは「競技の宣伝」です。右のウサギさんが左のウサギさんに出場を勧めています




「あんた跳べるでしょ。ウサギなら誰だって跳べるんだよ。」


この競技はカニンホップと呼ばれています。カニンの語源には幾つか説があるようですが、要するに、ウサギを意味する古いラテン系の言葉が起源。
日本語ウィキではラビット・アジリティですが、英語ウィキではラビット・ショージャンピングです。

もちろん、首輪のリードを飼い主が持って、一緒に走りながら誘導するのですが、ウサギさんも楽しんでいるだろうと思います。
本当にいやなら跳ばないでしょうし、私が昔飼っていたミニウサギの「トン助」は私と一緒に走るのが大好きでした。


大分前の記事「うさぎとび」で、幾つかYouTube動画(ドイツ語)をアップしてあります。
トン助のことも書いてあります。

普通のウサギは英語でラビット、ノウサギがヘアですね。ドイツ語の場合もウサギがカニンヒェンKaninchen、ノウサギがハーゼHaseです。

上の写真は、カニンホップのHPから借用


大抵の草食動物は肉食動物に追われて逃げるので、走るのは得意のはず。
だから、敵に追われて逃げるのでなく、遊びで走るのは好きだろうと思います