みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

走る世界遺産

2017-11-29 | おきにいり

厳密に言うと、列車に乗って通過できる世界遺産です。


ユーゲントシュティル時代の画家コロマン・モーザーが描いています。



メルヘンタッチの幻想的な画面ですが、下の方に小さくゼンメリンク鉄道が描かれています。


実写版



これは、標準軌の軌条によるヨーロッパ最初の山岳鉄道で、設計したのはカール・リッター・フォン・ゲーガです。当時としては、極めて画期的なものでした。

私も乗ったことがありますが、とてもスペクタクルな路線で、周辺に広がる風景も見事です。


ゼンメリンク鉄道の区間グログニッツからミュルツツーシュラークまでの航空写真地図はこちら
オーストリアの中でのゼンメリンク鉄道の位置はこちら


ゼンメリンク鉄道について一番詳しいのは独語ウィキですが、英語ウィキも日本語より少し詳しいです。

ミュルツツーシュラークブラームスゆかりの地です。このサイトに写真が紹介されています。
ブラームス音楽祭などのイベントも開催されます。


 蛇足
ドイツ・ドイツ語発音ではゼンメリンクですが、オーストリア・ドイツ語ならセンメリンクの方が正確かもしれません。
尤も、最初のSも最後のGも、ズとスの間、グとクの間のような発音になるので、どっちでもいいかも・・・





アトス

2017-11-27 | かりいぬ

以前に住んでいたところの近所に、アトスという名前のジャーマンシェパードさんがいました。
知り合いでもなく、どっちみち犬さんとは言葉を交わすこともなかったのですが、密かなファンでした。
とても大柄で堂々としていて、おっとりした雰囲気・・・三銃士のアトスのようでした。


アトスさんそっくり


良く躾けられて性格の穏やかな大型犬は、とても頼もしい存在ですね。これは猫さんとは全く違う魅力です。



2001年9月11日に生存者を探す救助犬



今でこそ、警察犬、軍用犬、捜査犬、救助犬、盲導犬などとして、様々な犬種が活躍していますが、ひと昔前の使役犬のイメージはジャーマンシェパードでした。
シェパード(羊飼い)という名の通り、元々は牧羊犬なのですが、あらゆる分野の「職務」をこなす万能犬です。


写真はいずれもウィキ・フリー画像です。









猫の人

2017-11-25 | かりねこ

犬の人があったので、猫の人にも登場してもらいます。


イメージ画像



多くの猫好きさんがご存知と思いますが、イスラム教の開祖であるムハンマドさんは猫好きで、猫さんに関する本では、よく歴史上の猫好き人物として紹介されています。

ムハンマドさんは当時の合理主義者であり「猫は清潔だが犬は汚い」と言っています。猫さんは単独の待ち伏せ猟で食事を確保しますから、自分の臭いを消すため、セッセと毛繕いをします。今の家猫さんは「上げ膳据え膳」で暮らしているので、臭いを消す必要は無いわけですが、その習慣がDNAに刻み込まれているのでしょう。他方、集団で追いかけ猟をする犬さんは、現代のように犬用シャンプーその他色々な身繕い用製品が登場する以前、かなり臭かったのではないかと思います。

これと似たような意味から、イスラム教では豚肉を食べることが禁止されています。当時の衛生レベルでは豚肉は、他の肉類より寄生虫その他の感染の危険が高かったからだと思います。
だから、現代ではイスラム教徒も豚肉を食べて大丈夫だと思うのですが、伝統派は開祖の教えに従っているのでしょう。しかし、どの宗教でも信者の態度には厳格派からリベラル派まで大きな幅があるので、酒を飲んだり豚肉を食べたりするイスラム教徒も存在することでしょう。


ネットの猫サイトで見つけたイラストです(自分で描くのをサボりました)



ムハンマドさんがどんなに猫好きだったかを示すエピソードとして良く紹介される話です。
イスラム教徒は1日に5回お祈りをすることになっています。その刻限になるとムアッジンが「お祈りの時刻ですよ」と呼びかけます。
それで、ムハンマドさんがお祈りに行こうとしたところ、愛猫のムエザが上着の袖の上で寝ていたため、ムエザを起こさないよう袖を切り取って、片袖のない上着でお祈りに行ったということです。

しかし、時間割による団体行動のように思われるイスラム教ですが、色々特例があり、忙しい人などは、その人のスケジュールでお祈りすれば良いことになっています。


     







犬猫展

2017-11-23 | おきにいり

以前「猫ちぐらと獅子の穴」を展示していた自然史博物館で、犬猫展が開催されています。
前回は剥製と彫刻が多かったのですが、今回はビデオ中心の展示でした。


1)特別展の会場への案内


2)その隣は常設展示の案内図


3)入り口


4)猫さんの様々な個性紹介


5)犬さん猫さんの能力が実感できる展示


6)これも、そのひとつ


7)色々なビデオが見られます


8)犬さん猫さんと暮らす1日アニメ版


9)犬さん猫さんと暮らす1日ビデオ版

暖炉の上に猫さんがいます


ビデオ全部は見られなかったので、また行って他のビデオも見ようと思います


帰りに通った恐竜の部屋で・・・

10)翼竜骨格


11)飛ぶ翼竜の想像ビデオ


12)マンモスの毛皮と骨や牙を使った住居

通路に展示してあり、子供たちは中に入って遊んだりします



以前の記事:恐竜の部屋






満面の笑み

2017-11-21 | かりねこ

幸せそうな猫さんは、見るだけで、こちらも幸せな気持ちになりますね





まだキトンブルーの仔猫ちゃん、まさしく「満面の笑み」です



画像検索で見つけた仔猫ちゃん、出所はこのサイトのようですが、ほかにも色々なサイトにアップされているようで、多くの人が仔猫ちゃんの「満面の笑み」に魅了されているのでしょう







辻今昔

2017-11-19 | 旧市街

ウィーンの旧市街を囲むリンク大通りから旧市街中心のシュテファン寺院へ続くケルントナー通りの交差点です。


以前にアップしたサイコロ時計のある1929年の写真(市のHPの写真)

写っていませんが左側にオペラ座があります


同じ場所の現代(Wikipediaの写真)

左にオペラ座が見えます

いずれの写真でも奥にシュテファン寺院の尖塔が見えます。

よく行く場所なのに、この交差点に今もサイコロ時計があるかどうか記憶にありません
今度行って確かめてきます


以前のサイコロ時計記事
診察中






華の集い

2017-11-17 | おきにいり

前々回前回に続き華道展、最終回です


手前に前衛門松みたいな作品


作品の撮影


花器の青が美しい・・・


黒チューブの踊り


会場の区役所前


区役所前に用意されたツリー

飾りつけはまだ

落し物ボックス

何か拾ったら、この箱に入れると遺失物係にまわされるらしい



以前の華道展
華色々
連花
その他略





工夫の数々

2017-11-15 | おきにいり

前回の続きです


上品で落ち着いた雰囲気


薄い紙による演出


団扇による演出

日本人だと、この季節に団扇を使うことは思いつかないかも・・・

電球花瓶

電球の「中身」を抜き取った自作花器

くるくる巻いた蔓(枝?)が躍動的


白木と枯れ木のコントラスト


細い木の皮?が軽快


白木に金箔と苔を添えたトルソーのような作品


輪切りの木が主役


どこかで見つけた板切れ?



他の作品も面白いものばかりでした

すみません、もう1回続きます






ちびでか

2017-11-13 | おきにいり

これまでにも紹介しているウィーンの華道展

先ずはミニとジャンボです。相変わらずピンボケ写真ですみません







次の2点は上の作品を2つの角度から撮ったもの








共同制作のジャンボ



続きます


以前の華道展
久々の花々
表情豊か
その他略



 今日の蛇足

友達のひとりは、何年も前にボランティアでホームレスさんのための「炊き出し」に参加したことがあります。しかし調理して、目的地へ出掛けて食事を給仕して・・・というのは、結構長時間で、かなりの重労働だったため短期間で諦めました。
しかし、彼女は最近、難民支援のボランティアを始め、少しでもアラビア語で会話をしたいと、遂にアラビア語を勉強し始めました。
ムムターズ(素晴らしい)





狼の帰還

2017-11-11 | かりいぬ

歴史の中で何世紀も悪者として扱われ、絶滅したオオカミさん
実は、地球上の全ての生活圏で絶滅したわけではありませんでした。
そうしたオオカミさんに移住してもらい「オオカミの存在する自然」を復活させる努力が進められています。
長らく犬さんはオオカミさんが家畜化したものと考えられていましたが、現在は、オオカミさんの1亜種が犬さんとなったという見方のようです。
オオカミさんは知能も高く群れを作り秩序だった社会生活を送ります。
彼らが仕留めるのは、たいてい病気の固体や老いた固体なので、生態系の衛生係と考えられています。


オーストリアのWWF機関紙


オオカミさんの顔、いいですね

オーストリアにオオカミさんが帰ってきたことが特集されています。目下11頭が確認されているそうです。調査機関によるアンケート調査でも、回答した人たちの四分の三がオオカミさんのカムバック賛成だったそうです。

オオカミさんが登場すると、すぐ問題になるのが家畜の被害ですが、スイスでは放牧家畜保護システムが効果をあげており、オーストリアにも導入すべきだと紹介されています。
オオカミさんは集団生活者です(ドイツ語でルーデル、英語でパック、その他色々)。
スイスでは4ルーデル、ドイツでは70ルーデルが生活しているそうです。

ドイツ語ですが、ヨーロッパ諸国のオオカミさんの状況も紹介しているオオカミさん保護グループのサイト


ドイツのルーデルのひとつ



狼という漢字を偏と旁に分けると「良い獣」と読めますね。しかし熟語を見ると、狼藉、狼狽その他、悪いものばかり
動物行動学が確立する以前の偏見というべきでしょう。