前回最後の画像の門を出ると「美しいランタン通り」という名前の小路。
旧市街で最も趣き深い小路のひとつです。
少し歩いて振り返ったところ
鍵が下がっているのは昔の鍛冶屋さん
今は展覧会や朗読会の会場となっています
この建物には面白い伝説があります
1212年のこと、パン屋の召使いが中庭の井戸で水を汲もうとしたところ、恐ろしい怪物がいて、ひどい悪臭を放っていました。勇気のある若者が井戸に入りましたが、やはり驚いて逃げ出してきました。その話によれば、怪物は鶏の姿をし、鱗のある尻尾と太い足があり、目がギラギラ光っているということです。賢者に相談しすると、それはバジリスクという化け物で、ヒキガエルが暖めた鶏の卵から生まれ、吐く息は有毒。退治するには鏡を見せればよいとのこと。賢者の教え通り鏡を向けると、自分の醜い姿を見たバジリスクは怒りと驚きのあまり破裂してしまいました。人々は、そのまま井戸を埋め、めでたしめでたし。
鏡を向けているのが良く分かる大きい画像は
こちら
ちょっと、日本のガマの油(四六のガマ)の話に似ているような
通り抜け門のところにあるレストラン「バジリスク」
大きい画像は
こちら
通り抜け門をもう一度
左側はレストラン「バジリスク」
Wikipedia:
バジリスク(色々なバージョンがあるようです)
Wikipedia:
四六のガマ
Wikipedia:
ガマの油
さて、向こう暫く引越し騒動のためブログをお休みいたします。10月末には再開の予定。
一段落したら、皆様のブログにも又お邪魔させていただきます。
こんなオンボロ・ブログですが、これからも、どうぞ宜しく