うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

ネパール トレッキング報告7

2009-12-08 21:43:48 | 旅行記

7日目  Kinglema Danda (4230m)  ⇒ Thuptenchhiling Gompa (2830m)

今日は一気に1400m下る。  歩き出し2時間程度は、雲上稜線漫歩だ。  爽快 !  !      4000m辺りでは、這松のように線香の木が群落している。 半枯れの状態でバリバリしている葉っぱを手でしごき採ると、あたり一面に線香の香りが漂うのである。

2009nepal_222_2 2009nepal_224_2

 森林限界は日本と違い3800m辺りだろうか・?  此処を過ぎると一気に潅木帯の急坂を下る道になる。 途中出会う家畜もヤクから牛に変わってくる。 昼食時の食卓マットの横に、立派なヤクの糞が鎮座しているのを、滅多に無いシュチエーションとばかりに、記念撮影・・・!!   

2009nepal_228_2

昼食を済ませて、急坂の潅木帯を抜けると、ラマ寺院を中心に修道院、医療機関を併設したチベット ラマ教の村に飛び出した。 尼僧約500~600人を含む700~800人の僧侶が暮らす大きな村である。NEPAL国内に3箇所在る内の一つだそうだ。 殆どがチベットからの亡命僧侶であるが、NEPAL人も100人位は占めているそうだ。   ここで、年老いた尼僧に挨拶すると、この尼僧が私達一人一人に、飴玉とビスケットを自分の懐から取り出し恵んでくれたのである。遠来の客を労う意味であったのだろうが、決して豊かな訳ではなく、ただ他を労わる仏徳のなせる業なのだろうと感じた。 徒に世欲に追い回される肥った文明人を厳しく射すような、刺されるような気持ちがした。 ナマステ ・・ ナマステ・・・

2009nepal_230 2009nepal_237 2009nepal_238

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネパール トレッキング報告6

2009-12-07 22:17:05 | 旅行記

6日目  SAHARSBENI (3965m) ⇒ KONGLAMA DANDA (4230m)

DANDA = 峠の意   昨日のキャンプ地より265m高度でキャンプする。   行程は短くのんびり歩く。    峠には、幾つかのケルンに白い絹布が祈りの印で巻きつけてある。これはNEPAL高地のあちらこちらで見かけるものである。ヒンズーなのか? チベット仏教なのか?

2009nepal_212_2

峠の為か風が強く吹く。  KONGLAMA DANDA の東側のピークに独り登る。 北東の嶺峰と夕陽に輝いていたKaryolungが全方位一望だ。       11:30にはキャンプ地到着。  風を避けテントに潜り込み、読書で過ごす。日差しの暖かさにウトウト・・・・。      ゆっくり過ごした一日だったが、夜になって強風に悩まされ、また、薄い空気を実感した。     眠ってしまうと自律呼吸になることで、下界と同じでは呼吸量低下し酸素不足を起こすのだろう、息苦しくて目が覚めるのである。 空気が薄いのだー!! と、実感した4200mのキャンプであった。

2009nepal_216_2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネパール トレッキング報告5

2009-12-07 21:31:09 | 旅行記

5日目  SAHARSBENI ⇒ DUDH KUND LAKE ⇒ SAHARSBENI

今日は本設営地をベースに日帰りで、神秘の湖(DUDH KUND LAKE)まで往復。  今次トレッキングで最標高4515mを体験。  DUDH KUND=ヒンズー教の女神   氷河が削ったこの湖の辺で年一回バザールが開かれるらしい。 これに遠くはカトマンズや周辺地域から10日間位の歩程で人々が集まり祭事が行われると聞く。日常的には人っ子一人居ない場所なのだ。だから神秘なのだが・・ なんせ、JIRIの町からは馬か歩くかでしか此処には来れない。バザールの商品を担いで、一週間もかけて登ってくるのだとか・・・買った人も又担いで持って帰るしかないなんて・・・・時間が有り余っているのだと実感する。

8:00出発 さすがに標高4000m超である。10数歩歩くたびに息を整えて、歩を重ねていく。  幾年の時を経ているのだろうか、崖崩れに見紛う大氷河が歩を進めるたびに姿を露にする。  馬やヤクの踏み跡の歩きづらい道を辿り、幾つかのピークを超えると目の前に青く神秘に染まった湖が現れた。11:00 3時間の行程である。 最標高で万歳して、昼食のお弁当を頂き、お土産の石を拾って下山したのが、14:00であった。

2009nepal_195 2009nepal_198 2009nepal_206 2009nepal_190

夕日に輝く "Karyolung  6511m "にウイスキーとロキシーで乾杯

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネパール トレッキング報告4

2009-12-06 18:21:51 | 旅行記

4日目  SARKARIPATI(3504m)~SAHARSBENI(3965m)  6:30発~13:53着

4:27起床 下着全部取り替えた。 5:30血中酸素計測 90~95 良好  6:00朝食     6:30出発 今日は出だしから急登である。と、云うのも今回のトレッキングでメインイベントの一つである唯一のビュウ エベレスト ポイントがあるのだ。 KAMO LA(3820m)  日本最高峰3770mを難なく通過して、エベレストを観望したのが8:00  感激の涙腺が緩む。  エベレストは常に雲を沸かせ従えていた。彼こそは世界一なのである。  此処までのルートは40数年前、エベレスト発登頂したヒラリー卿とテンジン シェルパが辿った街道た゜そうな!!

2009nepal_135 2009nepal_139 2009nepal_145

感激のエベレスト対面を過ごした後は、広大な稜線歩きとヤクとの遭遇、ヤクの番屋でヤクチーズを味見して、本日のキャンプ地に13:53到着   チャーとビスケットの後、初  体験のメンバーは高度順応の為に4200mまでトレック往復(サンゲ シェルパ同行) 

2009nepal_159 2009nepal_161 2009nepal_182_2 2009nepal_187_2

今日はここで連泊になるのと、旅行日程の短い2名が明日朝から帰路に着くのもあり、夕食を挟んで、シェルパダンスと竹笛の饗宴で愉しんだ。 ポーターやガイドとの交流が楽しい。

2009nepal_192

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネパール トレッキング報告3

2009-12-06 17:08:44 | 旅行記

3日目   PHERA(2615m)~SAEKARIPATI(3504m) 7:00発 14:30着

2009nepal_100 2009nepal_114 2009nepal_115_2 2009nepal_127

2009nepal_129

  朝4:00過ぎには枕元をロバが鈴を鳴らして通過していく音で目覚めた。 朝食を済ませポーター達がテントを収納して先行出発。 後をアップダウンを繰り返しながら約900mの高度を歩く。 途中RINMU村の小学校に立ち寄り朝礼の様子を見学、ボールペンと鉛筆をプレゼント(1年生~7年生60名程度)。  キャンプ場には2:30到着 全員で枯れ木を集めてキャンプファイヤ、ウイスキーとジャコ山椒、チョコレートを愉しんだ。6:00には食事、7:00には就寝。   今日は一人用のテントを割り当てて貰った。2人用3張、1人用1張を7人で使用する。女性2人は常時2人用、男性が交代で1人用を使用するのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする