うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

靴箱完成を目指して

2021-01-27 09:29:00 | 大工 建具

冬籠り、COVID-19籠りでの工作の楽しみも、材料費の捻出には苦慮する。

DIYの主要な目的にはコストパフォーマンスがある。

今回のW130cm×D40cm×H90cmの靴箱の材料費は、200mm×2000mm×30mmの杉板980円を5枚、杉板合板1080円を1枚、レール用金物2本と滑車4個、4m×2.5cm×20cmの杉荒材1380円を1本、穴あき合板980円を1枚、木部用速乾ニス、ウレタンニス薄め液各一本 で合計10420円である。 接着剤や釘等は手持ちで間に合わすとして、出来栄えを間引くと約1/3のコストでの完成を得た。

本体は3日前に完成して、残工程で前引き違い戸の制作に取り組んだ。

レールは本体制作時に取り付けてあるから、実質引違戸2枚の制作である。

荒材から85cm× 8cm× 2.5cmを4本、70cm× 8cm× 2.5cmを4本切り出し、引き戸2枚分の枠材にする。要するに額縁制作の要領である。

建具や家具の制作には1mm以下の誤差、精度が必要である。大工のそれは1cm以下の精度で誤差はカバー出来るのだが、建具家具ではこの誤差は命取りである。

同じ長さの材木を切り出すのにテーブルソウーは無くてはならない。

ミリ単位の厚さ調整にはカンナが必須だ。

1枚 仮組み立てして本体サイズとの調整、下部に滑車を取り付けて、ウレタンニスで塗装

1日乾燥させた後、小木ネジと接着剤で完成である。

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独り山籠もりの日々

2021-01-20 23:24:04 | 冬篭り

covid-19を避けてと、格好の口実に独り山籠もりしている。

気温は2℃~-7℃の日々が続いて、農作業は完全に休止である。 畑仕事と云えば、埋めてある大根と里芋、植えたまま放置状態の人参と白菜、長葱を必要なだけ掘り出したり収穫したり・・・・

日々の暮らしは、自らの身体を快適に維持することに専念しているといってよい。 と言っても、なかなかこれが忙しい、衣食住 独りで全てをやらなきゃ誰もやってくれないのである。

まず、食である。山籠もりで唯一の楽しみは食の楽しみであろうか。

ジャガイモ、白菜、キャベツ、大根、人参、長ネギ、里芋、大蒜は自家栽培であるからいいとして、肉魚、調味料、牛乳、卵、酒、珈琲、パンは最低近隣のスーパーで調達となる。 これにしても、毎日20分もガソリン代掛けて買い出しするわけにもいかないので、1週間に1回と決めている。料理に関しては好きの部類に入るので苦にはならないが、作ったら片付けなきゃならない。これが結構大変なのである。

衣である。 洗濯である。これも誰もやらない自分でやるより他はない。これに怠けるとむさ苦しいだけの爺いになるだけなので、アイロン掛けまでやる。

住は日常的には掃除ということだろうか。これも単に掃除機をかければ良いというものでもない。一週間に一度は拭き掃除も必要である。快適に過ごすには・・・・お風呂は自前のシャワーは真冬の氷点下では少々覚悟がいるので、殆ど近隣の町営温泉でお世話になる。

しかし、これだけでは無い。夏の畑作業で手を付けられなかった懸案を片付ける絶好の時間なのである。

靴箱制作しかり、薪ストーブの薪の調達、庭木選定、玄関三和土のコンクリート補修や未着手の建具造作、浴室の断熱と内壁工事等、今冬作業だけでも目白押しである。



取敢えずは靴箱本体は出来た。後は引き違い戸の制作完成を目指す・・・・前に・・・・

好天の日よりに誘われて、庭木 桜の剪定伐採に取り掛かることにした。

2005年4月に直径15cm 8万円で購入植樹したソメイヨシノが3倍程度の太さに成長し、畑の日照を遮り不毛の場所になってきた。

シンボルツリーとして、なかなかの樹形になっているのだが背に腹は代えられぬ。南側大枝を剪定伐採することにした。

2005年植え付けの様子

15年前はこの程度の高さはヒョイヒョイだったのに、一番下の枝まで上がると怖いこと・・・・

体幹の衰えを実感・・・・・

へっぴり腰でのチェーンソウでは! !

四苦八苦、何とか目的達成 ・・・・あと15年後は無理だろうな~・・・

独り田舎暮らしは忙しい・・・・

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2021 事始めと珍客来訪

2021-01-19 01:27:00 | 日記

COVID-19に明けた2021年である。

家人と過ごした3が日を過ぎたら、早々に山籠もりへ

好きな時に好きなものを食す…COVID-19感染者が記録的に2000人超えを他所眼に

と、ばかりで過ごす訳にも往かず 懸案に取り組んだ

我が山荘の雑然とした玄関の生活空間改善の為に、傘立て兼用靴箱制作に取り組んだ

ホームセンターコメリで、200mm×2000mm×30mmの杉板980円を5枚、杉板合板1080円を1枚、レール用金物2本と滑車4個を購入

高さ90cm×奥行40cm×横幅130cmの靴箱を作ろうと

ここまで作って一段落  下馬評は靴棚だね・・だって

 

と、ここで珍客来訪・・・

体長40cmの白黒の柴犬くんか゛、夕食の買い出し帰りの僕に纏わりついて来るのである。

首輪をしているし人なっこいし誰ぞや散歩の途上だろうと、一撫ですると離れない。

迫る夕刻と降雪に 「 ほらお帰り!! 」と追い立てるも帰るどころか、玄関先に雪を避けるように張り付いているではないか。

困ったな~ 正直!!  

氷点下降雪の夜に無理やり追い立てる訳にもイカズ、家人の反対を退け一宿一飯の提供を決めた

段ボール箱に合板と湿気除けのビニールシートと使い古しの毛布を敷くと、チャッカリ一宿の態である

我が家にドックフードがある筈もなく、牛乳で豚肉を煮て冷凍煮大豆を加えたものを提供

旨そうに食したら姿を消した・・・・やれやれ現金な・・・とホッとするやら、拍子抜けするやら

とりあえず落着かと思いきや、10分も経つと段ボール寝床に居るではないか??…どうやら食後の用足しだったらしく、なかなかの躾られた犬くんらしい

夜中に薪取りに出ると、其の度毎に起き出し鼻を鳴らすのである。 情が移らない訳はない

翌朝、牛乳を提供後、散歩を兼ねて飼い主探しで村内を巡った。 引綱無しで素直に離れず附いてくるのである。

姿が見えなくなると急いで駆け寄ってくるし、【 ボチ 行くぞ ! 】 【 こっちだゾ ! 】の呼びかけにポチでもないのにキチンと反応するのである。

村内を1時間位、訪ね歩いても飼い主の見当もつかない。

いよいよ困ったと思いながら我が家へ帰ると、迎えの飼い主が現れていた。

訪ね歩いた村人の人づてに伝わったらしく、飼い主が判明したらしい。

充分に可愛がられていた様子なのだが、飼い主に呼ばれても サクラ (この時に判明したのだが) は喜ぶ様子もなく、逆に僕に纏わりつく様子に申し訳ないやら、嬉しいやら・・・・

 

迷い犬サクラの顛末で 松の内も開けた2021年の正月であった。

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co2削減施策

2021-01-05 20:00:51 | ニュース

デジタルトランスフォーメーション (DX) 聞きなれぬキーワードが、行き交っている。

日経の1月3日の記事に、NTTの戦略的経営方針転換と云える記事が見えた

日本の指導的企業が本気だろう姿勢で脱炭素施策へ舵を切ったとある。

前回のブログに悲観的論旨で記事掲載したが、一方でこのような動きを見聞すると嬉しくなる。

 

デジタルトランスフォーメーション(DX)

ITを生活に浸透させることであらゆる事柄をより良く変化させるという概念』と、ある。

この概念をより拡大して具体化した論旨に、以下がある。

例えば今、世界を席巻しているGAFA(グーグル、アップル、フェースブック、アマゾン)はITの力でビッグデータを使ったビジネスモデルで大成功している。 これは今だビックデータ利用で流通購買分野或いは人間行動分野に限定したビジネスモデルだと!   今後は大容量高速な通信と精細高度なセンサー技術が融合して生産製造、具体的な物、商品分野へのIT制御が進むことで、新しいビジネスモデルが生まれてくる。

この製造、製品分野では他国に類を見ない優秀な日本の製造技術が、上記のIT技術と結びつくことで強力な次代の勢力になるとのことである。

これの、一環と云えないだろうか?

少々、長いが転載する。

 

「蓄電所」になるNTT 企業価値決するGX

4の革命 カーボンゼロ(2

カーボンゼロ

2021年1月3日 0:10 [有料会員限定]

岩手県宮古市は震災を教訓に、太陽光など再生エネの発電量を増やしている

通信インフラで大量の電気を使い、使用電力が国内発電量の1%を占めるNTT。脱炭素のプレッシャーをバネに変貌を遂げようとしている。

戦略の一端が見えたのが2020年11月、東日本大震災でエネル見ないギー供給網を寸断された岩手県宮古市との提携だ。震災を教訓に消費エネルギーの約3割を太陽光発電など市内の再生可能エネルギーでまかなうが、連携することで50年に100%へ高める。

NTTの強みは全国に展開する約7300の通信ビル。再生エネ発電は自然環境に左右され需給調整が難しい。ビル内に大容量の蓄電池を置いて「蓄電所」となれば、地域の再生エネ発電の受け皿となれる。全国に1万台強ある社有車は電気自動車(EV)に切り替え、災害時は病院などの施設をバックアップする。

「自らの手で再生エネを増やし、各地のエネルギー需給の調整役も目指す」とNTTの澤田純社長は話す。分散する再生エネ発電所をITの力でつなぐ次世代の電力インフラ、仮想発電所(VPP)事業に三菱商事と組んで参入。30年度までに大手電力に匹敵する規模の再生エネを開発し、企業や自治体に供給していく。

NTTに限らず、大企業がこぞってデジタルトランスフォーメーション(DX)ならぬ「グリーントランスフォーメーション(GX)」に動き始めた。日経平均株価の構成銘柄(225社)のうち少なくとも39社が温暖化ガス排出ゼロの目標を設定した。39社合計の時価総額は225社全体の約2割にのぼる。引き金を引いたのは、菅義偉首相だ。

「発想の転換が必要だな」。首相は20年9月の就任まもなく、50年までに温暖化ガス排出を実質ゼロにする目標を掲げた。官房長官時代に小泉進次郎環境相から、120を超える国・地域が「50年までの排出量ゼロ」を掲げていると聞き、胸に秘めた政策だった。

ガス排出量の多い製鉄業界は自民党に近く、政治資金団体への献金も自動車や電機などに次いで多い。ゼロ目標は製造業から反発も予想されたが、国民の支持を得ながら産業構造の転換を促し、経済対策にもなるという読みもあった。

菅政権の決断にせかされ、カーボンゼロに走り出す産業界。世界ではすでにGXが企業価値を決し始めている。

「世界的な再生可能エネルギー企業への事業転換を完了した」。20年10月、デンマークの電力大手オーステッドのヘンリク・ポールセン最高経営責任者(CEO、当時)はこう宣言した。国内の電力・ガス小売部門などの売却を終え、今後は洋上風力を中心とした再生エネで収益を稼ぐことになる。

化石燃料による発電が主力だった同社は、デンマークの温暖化ガスの3分の1を排出する「黒い企業」(ポールセン氏)の代表だった。09年ごろから掲げ始めた脱化石燃料戦略を「黒から緑への転換」というスローガンで推し進めたのが、12年にCEOに就任したポールセン氏だった。

ポールセン氏は20年末に退任したが、19~25年の7年間で再生エネに2千億クローネ(約3兆4千億円)を投資する計画は残る。再生エネの総出力は30年までに原発30基分の3千万キロワット以上に増え、二酸化炭素(CO2)の排出量は06年から25年にかけて98%削減する。

こうした戦略を投資家も好感する。時価総額は16年の上場時の約5倍の約9兆1千億円に増え、かつて仰ぎ見た英石油・ガス大手のBPを追い抜いた。米国でも再生エネルギー大手のネクステラ・エナジーが一時、時価総額でエクソンモービルを逆転。カーボンゼロを制する者が世界を制す時代は、もう来ている。

先進国の大手企業がGXを急ぐのを尻目に、日本のスタートアップはアフリカを目指す。20年12月、電力の普及も遅れるガーナで、太陽光パネルやスマートメーターの設置が進められていた。ブロックチェーン(BC)で技術力のあるインディテール(札幌市)が、ドイツの大学やスタートアップと共同でプロジェクトを主導している。

インディテールはガーナで小規模送電網を構築する

小規模な送電網でつながれた各施設は、太陽光パネルと蓄電池により自前で発電しエネルギーを自給。電力の過不足は建物どうしで電力を売買し、取引をBC技術で記録する。BCで取引の信頼性を高め、再エネの導入や売買を促す。5月までに人工知能(AI)が需要や電気機器の負荷に応じて取引価格を柔軟に算定する仕組みも作る。

ガーナは石油の商業生産を開始し電力需要が急拡大する一方、電力インフラを支える設備が老朽化しており停電が頻発している。インディテールの欧州拠点のトップを務めるオレグ・パンコフ氏は「技術を確立して22年夏ごろをめどにパッケージで他地域に売る。まずはアフリカ市場、さらに他の国へと展開したい」と意気込んでいる。

「電力の地産地消で不足に備え」澤田純・NTT社長

エネルギー自給率向上の重要性を語る澤田氏

新型コロナウイルスの感染拡大や保護主義の高まりで、グローバリズムに歯止めがかかった。貿易や人の移動に制限がかかると、自立がより重要になる。日本のエネルギー自給率を高めないと、電気通信の自立もできない。経済安全保障の問題だ。2019年は千葉県で大雨災害の停電が続き、携帯3社のサービスが止まった。通信の自立、災害対応力を強め、環境負荷を下げるため、再生可能エネルギーを活用したい。
NTTは2030年にグループ全体の消費電力の3割を再生エネにする。現在は全体の約1割だが、風力と太陽光を中心にした自前の発電にも力を入れていく。洋上風力発電はNTTとして経験がないが、提携している三菱商事と共同参入の議論を進めている。
30年度にグループで現在の25倍の最大750万キロワットの再生エネの発電を考えていたが、地元との連携や収益も重視して、発電容量の計画は下げる方向で検討する。自治体と連携して環境影響評価(アセスメント)を丁寧にすすめ、再生エネ事業でも投資の収益性を判断する目安として内部収益率(IRR)5%以上を指標にしていきたい。
赤字で投資を回収できないと、健全に事業を続けることができなくなる。送配電は既存の電力会社のインフラをできるだけ活用していく。まず自らの消費電力で再生エネを増やしつつ、地産地消のエネルギー需給の調整役を目指す。
NTTは全国に7300の通信ビルと1500のオフィスビルを保有している。それを強みに各地で電力をためる役割を担っていきたい。電話交換機のある通信ビルの空いたスペースに大きな蓄電池を置けば「蓄電所」になり、他社のグリーン電力の受け皿にもなる。各地域のバックアップ電源として、災害や電力不足のときに公共施設や病院などに電力を供給する仕組みを増やす。
これから高速通信規格「5G」が普及すると、スマートフォン、多様なウェアラブル端末が増える。ありとあらゆるモノにセンサーが付き、膨大なデータを処理するサーバーの電力も急激に増える可能性がある。世界共通の大きな課題として通信インフラの消費電力を圧倒的に下げる省エネルギーの新技術が求められている。
NTTはデータの伝送手段を電気信号から光信号に変え、通信や情報処理にかかる消費電力を100分の1に抑える次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」の研究を進めている。光半導体は電気信号よりエネルギー効率が高く、熱を冷やすコストがいらない。5年から10年の期間で、米インテルなどと共同で実用化を進める。コンピュータや通信ネットワークで、圧倒的な低消費電力を実現していく。
長期的には太陽と同じ「核融合」と呼ばれる反応を地上で再現し、巨大なエネルギーを取り出す国際プロジェクトの革新的な技術に期待したい。20年に日本の民間企業として初めて、日米欧ロに中国、インド、韓国を加えた世界7極が共同で進める国際熱核融合実験炉(ITER)の計画に参画した。核融合炉とコントロールセンターをつなぐ超高速大容量の通信などを提供して、実現を支援する。


(聞き手は工藤正晃)
さわだ・じゅん 1978年に日本電信電話公社(現NTT)入社。技術畑でグローバル事業をけん引。18年に社長に就き、グループの再編を加速。19年にはエネルギー事業の統括会社を新設し、再生可能エネルギーの利用に力を入れている。

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2021年頭に当たって

2021-01-01 12:12:03 | 日記・エッセイ・コラム

2020年はコロナに振り回されたような一年だった。

しかし現象面からは見ればコロナが最大の災禍のように感じるのだが、本質的にはコロナも地球気候変動の一現象に過ぎないことに想いを致すべきなのだと思う。

 数十年前から気候変動、地球温暖化による災禍として、暴風、洪水、干ばつ、パンデミックは必然的に起り得る現象として挙げられていた項目である。

初めて聞いたような顔をして、WTOの対応や震源地の武漢への怒りなどを表出すること自体が、取りも直さず今まで気候変動地球温暖化に対して無関心だったのだと表明するのと同義なのだ。

16年前、職場の月一回の安全講話の中で地球温暖化について資料を作って話したことが有る。

この時、60名ほどの構成員の中でこれに関心を示したのは記憶に残る限り皆無であった。

16年前でも既に対策は遅きに失したと訴えたに関わらず、多くの人が無関心を決め込んでいた結果が、2020年のコロナパンデミックなのだ。

正直、新年の慶賀や来福を願う挨拶を交わしてはいるのだが、今年も来年もその次も災禍は増え続けるのだろう。

大型台風、熱波熱暑、洪水、乾燥、飢餓、イナゴ等の農業被害、そして疫病等の温暖化による災害は増えこそすれ減じる事は無いだろうし、加えて地震や戦争、紛争、分断差別、貧困が引き起こす災禍は、文字通り人類の危機と云えるものだろう。

そして何より心が折れてしまうのが、もう既に間に合わないと言われるのに、対策に歩み出さないどころか背を向ける世界のリーダー達や眠れる愚鈍な大衆を目の当たりにする現実だ。

 

一方、より個人的な事柄でも、コロナに因するとは云え最後であろうと思い計画したイタリア彷徨旅の頓挫があり、良かれと思い始めた独居老人介護に有らぬ疑義や裏切りを得た事、喜寿になった途端の体力減退限界を実感した事、そして何より50数年来の親友の死別が年の瀬に惹起した事等、ここ数年来無かった災厄の一年だった。

 

この現実には、もう本当にゴマメの歯軋りしか為す術は無いのだろうか・・

数年前から始めた高齢者生活ボランティアで訪問した、独居高齢者からの指名依頼と感謝の便りやプレゼント・・

コロナ禍で帰国の儘ならない外国の友人や、高三で母を亡くした独居の青年へ振舞った手作りお節料理に応える溢れるような笑顔・・

と、云ったような身近な人や個別具体的な人の笑顔や細やかな幸福こそが光明だし、災厄から人をそして何より自分を掬い上げる営みだと思い始めた年初でもある。

70年何事も成し得なかったと語った友も逝ったし、もうその時は今更埋めようもないのだから・・・・遣れることを楽しみながら一つ一つ重ねようと・・・

4家族分のお節重を手作りした(黒豆、田作り、昆布巻き、数の子はお取り寄せです)

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