山頂は富士の白さが際立っていた。
2012年から数えて、八回目の高尾山頂でのおでんパーティ兼新年会だ
毎回、6人～9人 極寒の中ではあるが、よくも飽きもせず・・・・
ただ、メンバーの高齢化が進んで、高尾山頂での催しは今年が最終回となりそうである。
次回からは、平地へ場所を代えて、この集いは続けていこうと、互いの健康と併せて確認し合ったものである。
今年は材料、機材を分散分担して持ち寄ったので、各家庭の味が相乗効果を生んだ。
お新香有り、ポテトサラダ有り、ホットワイン有り、お隣さんからの差し入れホットサンド有りでメニューも盛り沢山。
大成功の味である。
戒めの十戒に心して、午後3時過ぎには散会した。
帰りに出会った可愛いらしい女の子と家族をパチリ!!
あの日、街は騒然としていた。
明日は決戦の日だと‼
僕らは、その熱気に浮かされていた。
成田 三里塚 強制代執行前夜。
極左党派の前衛メンバーだった彼と3時間語り合った後だった。
腹を空かせた若者に腹一杯食べさせたいと先代店主が始めた、ヒマラヤを型取った山盛りのカレーは、僕を一度で虜にした！
スパイスの辛味と香りの底に苦味を感じる独特のルーと甘いチャツネ。
コクと異国の香りのギーが後味を残す。
辛口ムルギーカレーに汗だくの僕らに、「大丈夫ですか？」と厨房からわざわざ顔を出して気遣う老店主が居た。
あの時はまさしく人生の大転機だったのかも知れない、激しく緊張の3時間だった。
結局のところ、三里塚への彼の誘いを拒絶したのだ。
もう彼とは二度と会えない気がした僕は、そのまま別れ難く此処に誘ったのだ。
激しく、今は戦うべき時だと説いた彼とは、この夜のムルギーカレーが最後の時だった。
完黙を貫いたと聞いた。 その後彼の消息は途絶えた。
老境にあり、再び訪れたムルギーカレーには、あの親父さんの笑顔も今はなく、心なしか柔らかな味に変わっていたが、あのヒリヒリした時代を呼び起こす味として確かに在った。
我が山荘の暖房は薪ストーブ頼みである。
室内でもコップの水が凍るほどの冬である。12月～3月迄は、終日薪ストーブの火は絶やせない。
毎シーズンの薪集めは、山暮らし最優先の作業だ‼️
今シーズンは、村人の購入した林木の雑木を譲り受けた。彼も薪材の楢の木を欲しくて購入したそうで、その他の栗の木その他は譲ってもとのこと。楢木は薪材としては最良ではあるが、僕の暖房はそんな贅沢は言ってられない。燃やせるものは何でも???ではないのだが・・・
栗の木はそれでも上等の薪材なのである。硬くて火持ちよく燃え、割り易さも楢木に劣らないし、香りも良い。
早速、伐採、切り出しが大きな仕事になった。
3日で5本の栗の木伐採と玉切り、薪割りした。
薪小屋は粗満杯になったが、此れではまだまだである。目標は後10本位の切り出しが・・・・
ホッとして・・・・
今年は簡略でと!! ・・・・??
まあ、それなりの料理ができた!!
お酒は、新潟 小出の 緑川純米吟醸で!!
