想定外の利用方法によって未知の不具合が見付かったのであればまだしも、マイナンバーカードの基本的な機能と思われる部分で素人でも呆れるような不具合が次々と見付かっていますね。
マイナンバーカードを作ったときにマイナポイント欲しさに保険証としても使えるように申し込んでしまったのですが、自分の情報がどのように扱われるのかをきちんと確認していませんでした。試しにマイナポータルで自分の医療情報っぽいものを調べてみると、結構な情報が共有されていることに驚きます。保険証に記載されている記号・番号といった情報はもちろんのこと、診察を受けた医療機関や製剤薬局の診療内容や処方薬まで、さまざまな情報がマイナポータルで閲覧可能です。しかも、保険証の連携手続きをする以前に利用した病院や薬局の利用状況も確認することもできます。
まぁ、きちんと動作するプラットフォームなのであれば、ここまで自分の情報が一箇所に集まっていたら便利かも知れません。例えば薬局でよく勧められる「お薬手帳」なんて、マイナポータルがあればまったく不要だと思いました。
ただ、あくまで「自分の情報が一箇所に集まっている」というのが前提ですよね。基本機能で結構深刻な問題がすでに出てきている状態なので、プライバシーやセキュリティに関する考慮漏れは数え切れないほどあることでしょう。他人の情報が共有されていたり、自分の情報が他の人に紐付いてしまうといった余計な不安を抱え込むくらいなら、今まで通り紙のお薬手帳を使っていた方がよっぽど病気の治療に専念できるというものです。
う〜ん、たかだか2万円欲しさによく理解もせずマイナンバーカードに手を出した自分がバカだったのだろうかと思い始めてきました。
機能が豊富なマイナンバーカードですが、たくさんの情報を集約できるだけに、きちんとした運用がなされないと危険もたくさんもたらされる可能性がありますね。
メリットを重視するのか、リスク回避に重きを置くのかはまさに個人の選択だと思うので、適切なご判断をなさるのがよろしいかと思います。
今後ともよろしくお願いいたします!
自分の需要次第では紐付きにするかもしれませんが🤣物欲王さんの記事は私には勉強になります^_^
国が税金を使ってやる事業なので、経済の活性化や雇用の確保などいろいろ狙って[いる|いて欲しい]と思うのですが、そもそも基本的な機能が残念な感じなので、不安をいろいろあおるんですよね。
住基カードもいつの間にか話題にならなくなっていますので、普及フェーズにこういうことを言うのも何ですが、マイナンバーカードも大事に至らぬうちに次の規格に移行して欲しいと思ってしまいます。
これからも色々な問題が発生しそうな気がします。
詐欺に悪用されないことを祈るばかりです。