河合奈保子さんのセカンドシングル曲ですが、ファーストアルバム「LOVE」の6曲目にも収録されています。
作詞:竜真智子
作曲:水谷公生
編曲:船山基紀
写真はLOVEの歌詞カードからの抜粋です。
昨日紹介した「フォーエバー・マイ・ラブ」と全く同じ楽曲提供陣です。ということは、もしかして「ヤングボーイ」、「フォーエバー・マイ・ラブ」はともにセカンドシングル曲の候補だったのではないかと深読みしてしまいます。
NAOKO PREMIUMのブックレット解説によると、セカンドシングルの候補曲は「スマイル・フォー・ミー」だったことが述べられています。ただし、この時点では船山基紀アレンジバージョン(ベストアルバム・Angelに収録されています)です。
デビュー曲でのシングルと「LOVE」での収録曲で奈保子さんの歌唱力の成長が大きいと先日書いてますが、このことに関してもNAOKO PREMIUMのブックレット解説では、「シングルA/B面合計4曲のうち、3曲を新たに差し替え」とあります。
大きな森の小さなお家、ハリケーンキッドの2曲は明確にわかりますが、ヤングボーイ、青い視線は奈保子さんの歌を聴く限りでは、どちらが差し替えられたか判断が難しいくらいの成長が見られます。
「青い視線」はアレンジが明らかに異なり、奈保子さん自身のコーラスも加えられているので、おそらく差し替えられたのは「青い視線」なのでしょう。
でも、奈保子さんの歌声だけを聴いた印象では、実は「ヤングボーイ」が再レコーディング(奈保子さんのトラックだけ)されたのではないかと思えてしまいます。(歌声に微妙な相違を感じてしまいます。)
奈保子さんの曲にはマイナー調メロディが多いように思うのですが、これは奈保子さんの清純さと歌唱力があればこそ歌いこなせたのだと、今では思うようになりました。
「ヤングボーイ」の曲調はセンチメンタルな雰囲気で、ポップス歌謡的なものを感じます。オリジナルの「ヤングボーイ」もいいのですが、私個人としては、ライブ、特に84年春のコンサート「愛・ひとり・イマージュ」(この中では、ヤングボーイはメドレーで歌われています)での、リードギターでサビを奏でるイントロで始まるバージョンが好きです。レコードとは異なった、パワフルでかっこいい曲になってます。
余談ですが、JEWEL BOXブックレットにも「ヤングボーイ」の解説がありますが、そこで紹介されているシングルジャケットはなぜかオリジナルジャケットではなく「NAOKO22」の特典ジャケット写真です。コロムビアにジャケットがストックされていなかったのでしょうか。と、気になっています。
---------
■掲示板
Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます