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「Friday's Child」
河合奈保子さんの３rdアルバム「DIARY」、７曲目（Ｂ面２曲目）に収録されている曲です。
作詞：小林和子
作曲：川口真
編曲：船山基紀
ワンコーラス目をスローテンポ＆アコースティックギターと電子ピアノのシンプルな伴奏で歌っている、それまでの奈保子さんの曲にはないタイプの楽曲です。
そのアレンジはこの曲に込められている淋しさの胸の内を表現しているようで、しんみりと響いてきます。
この曲のタイトルFriday's Childですが、なぜFridayなのかよくわからないということは以前にも書きました。
マザーグースの詩の一節に「Friday's child is loving and giving」というのがありますが、もしかしたら関連があるのかもと最近は考えるようになりました。
訳が適切かどうかはわかりませんが、「金曜生まれの子は愛情深い」とても解釈するのでしょうか。
そう考えると、「心の中には深い愛情を持っているのに今まではその心を伝えられるひとがいなかった」という事を表現した歌詞ということになるのかも知れません。
歌詞の要約
*****
あなたに会えなければ私はずっと
ひとりぼっちの寂しいままだった
誰にも愛情が降り注ぐ季節なのに
私だけが寂しさの雨に打たれる中で
心に語りかけてくるあなたの声
「心のままにみつめてごらん、その微笑みに溢れる愛で」
あなた心は私を熱くさせる
あなたに会いたくて家の前に行くけれど
もう一歩踏み出したい自分がいるのに
気持ちを津会える勇気がない私
誰にも愛情が降り注ぐ季節なのに
私だけが寂しさの雨に打たれる中で
ずっと前からあなたの声が優しく語りかけてくれていた
「自分を信じて、まっすぐに心を開いてごらん」
あなた心は私を熱くさせる
*****
歌詞が難しく、曲も難しく、何度もコピーに挑戦しては挫折のくり返しでした。間奏のエレクトリックギターは芳野藤丸さんでしたね。間奏終わりでのギターとオーケストラのアンサンブルには、いま聴いても鳥肌が立ちます。船山基紀さん恐るべし・・・です。
「天使のらくがき」という曲名は私は知らなかったのですが、曲は何度も聴いたことがありました。確かに、雰囲気は通じるものがありますね。
＞間奏のエレクトリックギターは芳野藤丸さんでしたね。間奏終わりでのギターとオーケストラのアンサンブルには、いま聴いても鳥肌が立ちます。船山基紀さん恐るべし・・・です。
スタジオミュージシャンには詳しくないのですが、歌詞カードのエレキギターのクレジットには Ken Yajima とあるのですが、他にも芳野藤丸さんが参加されてたのでしょうか。
そうですね、間奏のサウンドについては歌謡曲、ポップスとは異なる独特のものがありますね。確かブログのどこかで書いたことがあると思うのですが、ストリングスを使ったアレンジは私個人的には好みです。奈保子さんの歌声とストリングスの響きはとても合うように思います。
話は変わるのですが、この曲に限らず歌詞はある程度奈保子さんを意識して書かれているのかなと以前思っていたことがあるのですが、奈保子さんは水曜日生まれでした。
（ちなみに私は金曜日生まれです）
ちなみに「Twilight Dream」のエレクトリックギターも矢島さんでした。
Twilight Dreamの夕凪を思わせるスローで温かみのある演奏といい、「Friday's Child」のオーケストラに対して単身ギターで攻撃しまくる演奏といい、スタジオミュージシャンは本当に凄いと思います。
以上訂正いたします。