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黛信彦の時事ブログ

鳩山氏  国防は米国に頼らず !?

2008年02月12日 | 政治・政局
米国海兵隊員による忌まわしい暴行事件は許し難い。
事件への怒りと再発への不安は、沖縄をはじめとする基地を抱える自治体・住民にとどまらず、日本国民全体が憂える事態だ。
外務省北米局長はドノバン在日米国大使館次席公使に、沖縄担当大使は在日海兵隊基地司令官に、それぞれ即刻電話連絡で遺憾の意と再発防止を要求し、捜査への協力や綱紀粛正を徹底するとの回答を得ている。

さて、民主党の鳩山幹事長は11日の記者会見で、「早く米軍基地が、日本の領土の中に存在しないような環境ができるような準備を何年かけても行うべきでないか。もっと日本と米国とが対等な関係でなければならない」と指摘した。が、この発言は難解だ。

2004年11月、中国「漢級原潜」が石垣島周辺海域を領海侵犯し、先週は八丈島付近をロシアの爆撃機「Tu-95」1機が領空侵犯した。
こういう国防環境からすれば、日本領土内に米軍(外国軍)基地を持たないということは、現時点では困難である。
しかし、鳩山氏が述べるように、時間を掛けて、将来的には果たさなければならない理想の課題であることは言える。
その為には、憲法問題のクリアと、デフェンス専門からオフェンス能力を高める装備と組織を構築しなければ、鳩山発言は夢物語である。その前提として、集団的自衛権論議は重要だ。

民主・鳩山幹事長「政府は基地縮小を」…沖縄の米兵暴行事件(読売新聞) - goo ニュース
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