■30日の5大紙社説
朝日新聞は「失業率5%―雇用創出に官民の知恵を」
読売新聞は「失業率5% 悪化に歯止めをかけねば」
とのタイトルで、危機を訴えている。
産経新聞は「分割案見送り 緩みと劣化が恥ずかしい」
毎日新聞は「厚労省分割迷走 軽過ぎる首相の言動」
と、政府与党の厚労省分割構想とん挫を批判している。
日本経済新聞は第3面で「雇用 補正で下支え」と解説している。
■厚労省分割は喫緊の . . . 本文を読む
麻生太郎首相と、民主党・鳩山由紀夫代表の初めての党首討論、28日付5大紙が社説で取り上げたが、朝日が「政権交代に込める理念を訴える鳩山氏と、政権担当能力を強調する麻生氏。力点の違いが見えてきた」としているなど、噛み合わなかった。
自民党・鳩山邦夫総務相が「圧倒的に麻生首相の勝ち」と言い、あの毎日新聞でさえ力不足を書かざるを得ないほどに、鳩山代表の劣勢が顕わになり、民主党・渡部恒三最高顧問は「6: . . . 本文を読む
北朝鮮の二回目の核実験という暴挙を、26日付の5大紙は一斉に非難した。
各紙に共通するのは、中露の責任と中国の不甲斐なさである。
特に産経と読売は、国防についても訴えた。
また、同日販売の夕刊フジによれば、中国共産党機関紙・人民日報の傘下紙「環球時報」でさえ社説で、「北朝鮮は再び危険な遊びをするな」との社説を掲げ「お遊びにずっと付き合ってはいられない」と非難したという。
「敵基地攻撃 麻生首相「 . . . 本文を読む
韓国では盧武鉉前大統領が、自分と身内の金銭疑惑に気を病んで、投身自殺した。
李明博大統領も現地を弔問し、国民葬で送るのだという。
盧武鉉氏は日韓関係をフリーズさせた大統領であったが、日本以上に政治とカネの癒着が問われていた韓国の歴代大統領にあって、唯一、一命で汚名を清算した。
転じて、わが国には往生際の悪い政治家がいて、国民世論が「西松建設による献金疑惑についてきちんと説明せよ!」と訴えているに . . . 本文を読む
盧武鉉氏は死亡したが、大統領時代に氷結させた日韓関係は李明博大統領によって解凍されつつあり、盧武鉉氏が、来世で思い悩むことはあまり多くないはずだ。
小欄からも心安らかなご冥福をお祈り申し上げる。
また韓国野党が、盧武鉉氏の自殺を政局にしようとしていることについて、世論の冷静な判断を併せて祈る。
盧武鉉氏は、次のような遺書をパソコンに残し自宅の裏山から投身した。
千の風ではなく、「たとえ小さくても . . . 本文を読む
政治は「技芸だ」と言う、櫻田淳・東洋学園大准教授↑↑
民主党が世襲議員の規制を具体的に主張すると、自民党も21日、党改革実行本部が、「世襲」候補の立候補制限を次の衆院選から導入する方針を決めた、という。
小泉純一郎元首相の次男、進次郎氏と臼井日出男・元法相の長男、正一氏が公認の対象外となるようだ。
そんな中、麻生太郎首相も鳩山由紀夫・民主党代表も、あまりにも有名な政治家の孫であることは偶然にし . . . 本文を読む
内閣府は20日、今年1~3月期のGDP統計について、「実質成長率(年率換算)をマイナス15.2%とし、昨年10~12月期分も同14.4%に下方修正した」と発表した。 これに対して、21日付5大紙は一様に社説で論評した。
朝日と読売は、4月米国で、90年代の日本経済について『偽りの夜明け』と講演した白川方明・日銀総裁の言葉を引用した。
また、「短期的ではあるが、現在参院で審議中の09年度補正予算案の . . . 本文を読む
新生民主党は、小沢一郎前代表を筆頭代表代行とし、選挙対策を任せる処遇をしたが、この決断は鳩山由紀夫新代表の「友愛」というスローガンが口先だけのものであることを語っている。
また、挙党体制を理由にして幹事長職を請けた岡田克也氏の判断も、多分に国民の期待を裏切るものである。
その理由は、危惧した「小沢院政」が如実であることを示すからである。
鳩山代表は「選挙担当小沢氏に、丸投げせず」と言うが、党 . . . 本文を読む
17日付5大紙社説は、鳩山由紀夫・民主党新代表に対して、小沢一郎前代表との決別、消費税論議を封印した財源の曖昧さ、包括的な外交・安全保障策定など、箴言を書いた。
代表選の世論調査では岡田克也氏が圧倒的支持を受けていた。また、投票前の公開スピーチでも岡田氏の発言のほうが具体的で分かり易かった。
それでも鳩山氏を代表にしてしまう小沢前代表の呪縛から、鳩山氏が抜け出さなければ、民主党の政権はあり得ないと . . . 本文を読む
民主党代表選挙は16日午後2時半頃までに投開票が行なわれたが、小沢一郎前代表の傀儡を嫌う議員・世論の後押しを受けた岡田克也氏の追い上げは及ばず、鳩山由紀夫氏が新代表に選ばれた。
得票率は、鳩山新代表が57%(124票)、岡田氏が43%(95票)だった。
勝敗の帰趨は、昨夏参院選で議員バッジを付けた「小沢チルドレン」の投票で決した。
岡田氏の敗因は、チルドレンの切り崩しが不十分だった事であり、鳩山 . . . 本文を読む
12日付5大紙は「民主党・小沢一郎代表辞任」を第一面で報じるとともに社説にした。
主張に共通するのは、辞任は遅すぎた、開かれた代表選挙とせよ、ということである。
毎日のタイトルは、「やっと政治が動き出す」だった。
■朝日新聞(社説)小沢代表辞任―政権選択に向け再起動を
民主党の小沢代表がようやく辞意を表明した。妥当な判断だ。もっと早く踏み切っていれば、民主党が被った損失は小さくて済んだろう。
. . . 本文を読む
NHKは11日のニュース7などで、平成21年5月8日~10日の世論調査結果を報じた。
しかし、ニュースウオッチ9に山岡賢治国対委員長を生出演させるなどしたため、アンケートの詳細は割愛して報道されたようである。
TV番組表によれば、NHK23時台の「時論公論」は新型インフルの解説予定だったが急遽「小沢代表 辞任表明 今後の政局は」に変更となった。
Q1-1、麻生内閣の支持率(前回比:4月)
支持す . . . 本文を読む
11日、二進も三進(にっちもさっち)も行かなくなった小沢一郎氏は、民主党代表辞任を表明した。
世論に見放され、民主党内でさえ「辞任すべきと」考えるものが過半数を超え、まさに進退極まったのであろう。
小欄は「小沢は日本を潰す」と公言する者だが、小沢氏の辞任には人としての「美」を求めていた。
思えば一昨年11月、大連立構想とん挫の折、代表辞任会見記事のインクが乾かないうちに辞任撤回したが、この撤回がな . . . 本文を読む
朝日新聞によれば、妖艶なエコノミスト・浜矩子が3日の憲法記念日、「九条の会・おおさか」という護憲集会に招かれ、「外国人より日本人の雇用を優先する「愛国雇用」の兆候があると指摘し、「差別や排除から平和が脅かされる」と危機感を示し、また、戦争を体験した母親が日ごろ、「二度と戦争してはいけない」と話していたことを紹介し、「戦争放棄を前面に出した平和憲法は何物にも代え難い」と語ったという。
小欄は、如何 . . . 本文を読む
こいのぼりの里(kanra town)090504 ↑↑
5大紙は5日、それぞれの「こどもの日」を社説にした。
全体の論調は毎日の「大人が問われる日」である。
産経は「親業もプロを目指せ」と、「読売は子どもたちが持っている『心のノート』を親子で開け」という。
日経は、子育てや少子化に対して行政の改革を訴え、朝日は子供の視点から「世代間負担を見直せ」と書いた。
■朝日新聞(社説)こどもの日に―世 . . . 本文を読む