ＮＨＫ世論調査(16.03-2) 消費増税先送りでＷ選挙か

ＮＨＫは１５日放送の“くらし☆解説”で、解説委員・島田敏男に「深まる選挙モードと国民の視線」を３月１１日～１３日の世論調査結果に基づいて解説させた。　アシスタントは岩渕梢アナ。

島田は「政府与党には消費増税を先送りしてＷ選挙をしたい人が結構いる。　民進党（調査時期には民主と維新で、１４日党名決定で月末合流）は無党派層の７２％から期待されていないのが大問題」などと分析した。

●安倍首相が、憲法改正を「在任中に成し遂げたい」と考えていることの評価

支持政党・・・全体では・・与党支持・・野党支持・・無党派

評価する・・・４０％・・・６３％・・・２０％・・・２３％

評価せず・・・５４％・・・３５％・・・８０％・・・７４％

●原子力発電所運転再開の賛否

※与党支持者でも「反対」が多い（３２％）

賛成である・・・全体１５％・・与党支持１５％

反対である・・・全体４４％・・与党支持３２％・・野党支持者６２％・・無党派層５６％

どちらとも・・・・全体３５％・・与党支持３８％

●子育て支援取り組みへの評価

支持政党はどこ・・・全体で・・与党支持・・野党支持・・無党派

取り組みは十分・・・０９％・・・・１６％・・・・０５％・・・・０５％

取り組み不十分・・・４７％・・・・３３％・・・・６７％・・・・６２％

何とも言えない・・・３５％・・・・４６％・・・・２６％・・・・２８％

●消費税率１０％への引き上げは

調査時期は・・・１２月・・今月

賛成である・・・２８％・・２２％

反対である・・・４３％・・４５％

どちらとも・・・・２７％・・２９％

島田：安倍総理の周辺で衆院解散し、参院と同日選挙の可能性を支えている人たちは消費税率の先送りを念頭においています。

岩渕：どういうことですか？

島田：、おととし１２月の衆院選挙を思い出してください。　景気失速を避けようと安倍総理は増税の先送りを表明しました。　その追認をしてもらうための衆院解散総選挙で大勝利を収めたわけです。　「できることなら増税はイヤダ！、という国民の素朴な感情に訴えればまたまた勝利が転がり込んでくる」と考えている人たちが政府与党の中に結構いるということです。　でも、「それでいいのか？」ということも考えなくてはなりませんよね。

●民主と維新合流、新党への期待

支持政党・・・全体・・与党支持・・野党支持・・無党派

期待する・・・２５％・・・・１３％・・・・６２％・・・・２５％

期待せず・・・７０％・・・・８５％・・・・３７％・・・・７２％