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黛信彦の時事ブログ

浜矩子語録(213) GDP600兆円の魂胆

2015年11月15日 | 浜矩子語録

15日のTBS・時事放談は、同志社大学大学院教授&異色タレント・浜矩子(浜)と元総務大臣・片山善博を招き、「1日限定の予算委員会」、「高木復興大臣を巡る疑惑」、「GDP600兆円」を目標にした「新3本の矢」、「行政事業レビュー」などをテーマに語られた。 司会・御厨貢(御)、アシスタントアナ・出水麻衣(出)。

以下、番組の一部の、妖艶なエコノミスト・浜矩子語録抄録である。

●文化祭

(御)一週間前が早稲田際、一週間後が慶応三田祭と学園祭のシーズンが続いていますね。 浜さん学園祭の思い出は?

(浜)高校の時の学園祭で、いみじくも70年安保を控えていた時で、「いかに安保体制というものがけしからんか」ということをしっかり勉強して、そういう展示をやったんですね。 時が経ってその話題がここで出るというのは時宜を得ている感じがいたします。

●お茶請け

(出)今朝は本日のゲスト・片山さんお気に入りの一品をご用意しました。

鳥取の幻のたくあんと呼ばれる『板井原ごうこ』です。 この『ごうこ』いうのは地元でたくあんの意味で、こちらは鳥取の山間部『板井原(いたいばら』という小さな集落で栽培されている小形の板井原大根を使ったご当地たくあんです。

一度、生産が途絶えてしまっていたのですけれども「郷土の味を次世代に残そう」と、このほど生産が復活し、ふる里の味を今に伝える貴重な一品となっております。 どうぞお召し上がりください。 幻のたくあんということですけれども、片山さん。

(片)私、これ大好きです。 板井原(いたいばら)は、鳥取県東南の智頭町(ちずちょう)というところにある集落なんですけれども、日本の農山村の原風景のような、私の率直なイメージは桃源郷。 過疎で大変なところですけれども、そこで昔から作っている大根です。

(出)浜さん、お味も香りもお酒にぴったりだと思いますけれども。

(浜)まあ、そうですね。 そうおっしゃっていただくとどんどん辛くなってきて、ここにあるべものがないと拷問状態と感じておりまして、はい。

(御)今度からご持参いただいてもよろしいかと思いますが。

(浜)画策したいと思います。

●GDP600兆円

(御)浜さんに伺いたいんですが、「一億総活躍社会を掲げて目指すGDP600兆円」、達成可能なのでしょうか?

(浜)数字に関して、絵に描いた餅もいいとこだ、という感じがいたします。 しかし、数字の問題もさりながら、安倍総理が4月にアメリカに行った時に、講演の中で「GDPを増やすことができると国防費を増やすことが出来るようになります」と明言しているんですね。

そう言った総理の下で後に出て来た対策が「GDPを600兆円に増やす」ということになると、ここに私は背筋が寒くなるようなおぞましさを感じます。

そこが最大のポイントだと思いまして、数字の積み上げは荒唐無稽ですが、その魂胆のほうが大問題だと思いますね。

以下、省略


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1 コメント

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Unknown (小鉄)
2015-11-26 13:57:17
毎年、あんたの日経予想信じてたら、何回、破産させられたかわからない。マスコミに出るなら少しは、まともな予想するべきでは。所詮、教員は評論家で税金泥棒だから責任感が無さ過ぎる。
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