20日の米国議会公聴会では、「中国は北朝鮮、イラン、パキスタンの核武装を直接、間接に支援し、米国とその同盟国の日本を同時にいらだたせ、日米両国を離反させようと意図している」との証言があった。
●「米中経済安保調査委員会」公聴会の証言
ブッシュ政権のマクナーニー次官補代理は、「中国の企業や個人が地域の安定を崩すミャンマー、キューバ、イラン、スーダン、シリアの各国に通常兵器を輸出しており、中国政府にはそれを取り締まる輸出管理の機能がない」と証言した。
又、米国政府の拡散防止部門に長年所属し、現在「不拡散政策教育センター」の所長を務めるヘンリー・ソコルスキー氏は、「中国は以前よりも巧妙な方法で大量破壊兵器を選別的に拡散し、自国の外交戦略に利用するようになった」と証言した。
同氏はさらに「中国は北朝鮮、イラン、パキスタンの核武装を直接、間接に支援し、米国とその同盟国の日本を同時にいらだたせ、日米両国を離反させようと意図している」とも述べた。
●中国の妄想
小欄は、例えば6カ国協議における中国は、北朝鮮と日米韓露の間を取り持つ中心的な役割を果たしているように見せているが、「北朝鮮の核の脅威を温存し、万一の場合には、自国に代わってボタンをプッシュさせる妄想を排除していない。ターゲットは日米韓である。」と見る。
前述両氏の指摘した国家群と中国の妄想を関連付ければ、地球規模の軍事外交戦略が見えてくる。
中国がイランやテロ組織に兵器輸出―ブッシュ政権高官証言(産経新聞)
●「米中経済安保調査委員会」公聴会の証言
ブッシュ政権のマクナーニー次官補代理は、「中国の企業や個人が地域の安定を崩すミャンマー、キューバ、イラン、スーダン、シリアの各国に通常兵器を輸出しており、中国政府にはそれを取り締まる輸出管理の機能がない」と証言した。
又、米国政府の拡散防止部門に長年所属し、現在「不拡散政策教育センター」の所長を務めるヘンリー・ソコルスキー氏は、「中国は以前よりも巧妙な方法で大量破壊兵器を選別的に拡散し、自国の外交戦略に利用するようになった」と証言した。
同氏はさらに「中国は北朝鮮、イラン、パキスタンの核武装を直接、間接に支援し、米国とその同盟国の日本を同時にいらだたせ、日米両国を離反させようと意図している」とも述べた。
●中国の妄想
小欄は、例えば6カ国協議における中国は、北朝鮮と日米韓露の間を取り持つ中心的な役割を果たしているように見せているが、「北朝鮮の核の脅威を温存し、万一の場合には、自国に代わってボタンをプッシュさせる妄想を排除していない。ターゲットは日米韓である。」と見る。
前述両氏の指摘した国家群と中国の妄想を関連付ければ、地球規模の軍事外交戦略が見えてくる。
中国がイランやテロ組織に兵器輸出―ブッシュ政権高官証言(産経新聞)