遅ればせながら、2月21日放送のTBS・時事放談は、同志社大学大学院教授・浜矩子(浜)と元総務大臣・増田寛也(増)を招き「自民党議員の失態」「軽減税率」「マイナス金利」などをテーマに語られた。 司会・御厨貢(御)、アシスタントアナ・出水麻衣(出)。
以下、番組の一部の、妖艶なエコノミスト・浜矩子語録抄録である。
■春休み
(御)もうすぐ春休みです。 春休みのご予定は?
(浜)(春休みという意味では)わたくし最近、メリハリのない生活をしているので春休みというのがピンと来ない感じですが、増田さんから話が出てまいりました桜を参考に申し上げれば、せいぜい花見酒に力をいれるという感じでございましょうか。
■スズメ蜂ウォーター
(出)さあ今朝は、増田さんも大好きという珍しいドリンクを用意しました。 こちらです。 岩手県藤原養蜂場の『スズメ蜂ウォーター』です。 岩手で100年以上続く老舗養蜂場で販売されている健康飲料で、スズメバチの蜂蜜漬けエキスにローヤルゼリーなどを配合したご当地スーパードリンクです。 浜さん、如何でしょう?
(浜)そうですね・・・、これ、ちなみにアルコール度数は?
(増)たぶん、無しですね。 だからご自由に入れていただいて
(出)二日酔い予防にもたぶん効くかと
(浜)あぁ、二日酔い予防は心配ないので・・・・・(スーパードリンクとはいえノンアルコール。 喉を通らない浜矩子であった)
■黒田バズーカ第三弾、マイナス金利
(御)黒田バズーカ第三弾は株式市場などでも期待されていましたが、日経平均は下落、円高が進行しています。
(浜)まともな神経を持った政策責任者であれば今の姿を見て「こんなはずじゃなかった」と狼狽し、慌てて対策をとってくるはずです。
マイナス金利という政策は、人がカネを使わなくなった時に使うやり方の一つですから「理屈は通っている」と言えば言えます。
けれども今の日本で、ここまで人々の生活が追い込まれ貧困率もどんどん上がる中、貯金にもそれこそミミズの涙ほどしか金利がつかない状態になっているようなことに耐えることを強いられてきた人々が、更に預金金利が下がるから急にカネを使い出すことになるかといえば、そんなことは有り得ないに決まっているではないですか。
「もっと貯金しなくっちゃ」という自己防衛的な反応が出てきますよね。
そういう人間の状況とか、置かれている状況に対するレスポンスがわからない。
これはやっぱり(政策責任者の)想像力と共感性の欠如ということですから、キーワードは無教養・無神経という事になる感じが致しますが、それが集約的にマイナス金利騒動に現れていると思います。
今の状況の中でマイナス金利政策をやるという事は人々を痛めつけるだけです。 あとは、国債の金利がマイナスになるという事を狙っているのだとすれば、確信犯罪的な対応だと思います。 いずれにしても大問題です。
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