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「どうする日本!」

右と左の真ん中で日本と世界を眺める

黛信彦の時事ブログ

5大紙社説:混合診療判決、裁判長・大谷剛彦

2011年10月30日 | 5大紙社説
25日、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は「混合診療で保険適用が認められないのは不当だ」として保険適用の確認を求めた男性がん患者の敗訴を確定させた。 しかし大谷裁判長をはじめ、裁判官の4人が個別意見を付け、5大紙社説の論調を導いた。 この裁判は、「法は峻烈に遵守されるべきだが、その不備は勇気をもって正さなければならない」ことを思わされた。   国民生活には大きな意味を持つ判決だ . . . 本文を読む
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浜矩子語録(132) 円売りドル買い介入は非国益

2011年10月29日 | 浜矩子語録
  日銀が8月、10兆円の増額で50兆円にした国債・社債の買取り基金を27日、更に5兆円増やして55兆円とすることを発表したが、「日銀の決断、不発(読売)」だった。 白川方明総裁をはじめとする日銀の思惑は外れ、円相場は3日連続で戦後の最高値を更新した。   「政府・日銀が円売り市場介入を見送ったことで、円高の流れは変わらなかった」という見方をするものもあるが、見立てが違 . . . 本文を読む
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浜矩子語録(131)君富論、バチカンも提唱

2011年10月26日 | 浜矩子語録
 バチカンも君富論を提唱した。 君富論は僕富論と同じく妖艶なエコノミスト・浜矩子の造語で、極論すれば「トヨタの社員は日産の車に乗る」というようなことであり、「自分さえよければ」という僕富論で陥ったグローバルな経済・財政恐慌からの脱却の一つの方法論である。 ただし、浜矩子は「情けは人のためならず」として「人のグラスに注いでこそ自分のグラスも酒が満たされる」とも言う。   . . . 本文を読む
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浜矩子語録(130)円最高値「輸出立国では限界」

2011年10月22日 | 浜矩子語録
●21日22:30頃、ラジオ第1 NHKジャーナルは臨時ニュースとして「外国為替市場で、円相場が一時1ドル=75円78銭に急騰、8月19日に付けた過去最高値(75円95銭)更新した」などと伝えた。   また日経Webも同22:46に『円相場が最高値を更新したことで、外為市場では介入警戒感も高まっている。安住淳財務相は「必要な場合には断固たる措置をとる」と強調しており、政府・日銀が . . . 本文を読む
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日韓首脳会談は、Won Win

2011年10月21日 | 5大紙社説
20日付の5大紙が一斉に、野田佳彦首相の訪韓を論評した。 朝日新聞が「かけがえのない隣人同士であり、日本は韓国を重く見ている。そんなメッセージを送ることができたのはよかった」と書いた、そのとおりだ。   しかし、「カツどん食ってウマ勝った」と言うが、食ってこそ勝つことができるというのに、野田首相は19日韓国で「どじょうスープ」を飲まされた。共食いで勝てるわけがない。 外交は戦 . . . 本文を読む
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浜矩子語録(129)政府を、海外から募る

2011年10月15日 | 浜矩子語録
NHKは15日のニュース深読みで、『“ギリシャ危機”が暮らしを直撃?』をリポート・解説した。 出演者は以下の方々 ゲスト:桂文珍、島崎和歌子 司会:小野文恵、井上二郎。リポーター:稲塚貴一 解説:同支社大学大学院教授:浜矩子、信州大学教授:長壁昭夫、NHK国際部記者:神子田幸博   前半、ギリシャ危機とそのメカニズムが語られ、9月24日のWISDO . . . 本文を読む
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NHK世論調査(11.10)どじょう、コンバインに乗る

2011年10月11日 | NHK世論調査
  11日、NHKはニュースウオッチ9などで、2011年10月8~10日の世論調査結果を報じた。 表記のグラフのように、発足直後の野田佳彦内閣の支持率は60%で、昨年6月の菅直人内閣発足時の支持率61%に迫った。 そして両内閣の発足翌月の調査結果を比較すると、管内閣が-20%だったのに対し、野田内閣は-8%の53%であった。 これについて、キャスター・大越健介が「踏み止まっている . . . 本文を読む
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