「佐藤栄作を持ちあげる人の気持ちが分からない」と言われたが、佐藤栄作氏を傑人、鳩山由紀夫首相を凡人と見立てて本稿を掲載する。
元外務次官の村田良平氏が、1960年の日米安保改定の際、「核兵器の持ち込みについて日米間に密約があった」と発言したことの有識者委員会の検証を受けて岡田克也外務相が密約の存在を断定した。
7日付産経新聞の特集『社説検証』のタイトルは、
「核密約」核抑止力直視の産・読 国は嘘 . . . 本文を読む
発足100日、鳩山由紀夫政権がようやく来年度予算を閣議決定した。
一般会計規模92・3兆円は過去最大であるが、税収見込みは37・4兆円であり、不足分は44・3兆円に上る記録的な国債発行依存と、10・6兆円の『埋蔵金』というお宝探しで凌ぐ考えだ。
未来図のない無策のばら撒き予算を日経は『配る政策』と形容するが、その結果は、国民を物乞い体質に変えると同時に、借金の無限階段に陥れる可能性を十二分に秘め . . . 本文を読む
政権発足100日目のクリスマスイブ、鳩山由紀夫首相の元秘書起訴が起訴された。
鳩山首相はこれを受けた会見で、「鳩山やめろという声が圧倒的になった場合、やはり国民の声は尊重しなければならない」と約束した。
『決断できない首相』は、ここでも自らの進退を決めることができなかった。
国民は、声高に「鳩山やめろ!」と叫ぶべきである。
25日付5大紙社説は一斉に論評した。
社説のタイトルを見れば、そこに国民 . . . 本文を読む
天皇陛下と中国の習近平国家副主席との特例会見問題は、『民主党の小沢一郎幹事長が、実は鳩山由紀夫首相に直接、罵声を浴びせながら会見実現を要求していたことが16日、分かった』という。
まさに、小沢氏は首相気取り、天皇気取りだ。
一ケ月前ルールは別として民主党は『国事行為だ』と主張するが『公的行事だ』とする政治利用反対派の異論の声は高く、世論調査による鳩山政権支持率急降下の主たる要因になっている。
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18日付で時事通信社の12月(11~14日)実施の世論調査結果が発表された。
鳩山内閣の内閣支持率は48・8%、不支持率は30・3%で、政権発足3カ月で5割を割り込んだ。
時事通信は『不支持の理由に鳩山由紀夫首相の指導力不足を挙げた人が急増しており、米軍普天間飛行場移設問題や2010年度予算編成での新規国債発行額をめぐり、首相自身や閣僚の発言が迷走したことなどが響いたとみられる』と解説している。
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12月8日発行の夕刊フジと文藝春秋1月号に鳩山由紀夫政権の主な大臣の通信簿が載った。鳩山首相の得点を抜き出すと次のとおりである。(採点者の肩書きと敬称略)
■夕刊フジ(100点満点平均:41・7点)
屋山太郎・・・・10点
有馬晴海・・・・65点
若林亜紀・・・・50点・
■文藝春秋(15点満点平均:6・2点)
御厨貴・・・・・6点
片山善博・・・・7点
田崎史郎・・・・6点
文藝春秋の点数を1 . . . 本文を読む
ワイドショーと言われた事業仕分けの削減額は6900億円と、しょぼい結果に終わり、鳩山内閣は国債発行額を44兆円と決めた。
NHKは14日放送のニュース7などで、平成21年12月11~13日の世論調査結果を報じたが、国民は、その口先内閣に気付き始め、内閣支持率は急下降した。
国家にとって気掛かりなのは、内閣不支持の理由で『鳩山首相に実行力がないから』と答えた人が32%となり、前月の2倍に上ったことだ . . . 本文を読む