“民主を見放した? 古賀連合会長、協力見直しの可能性に言及 自民党で講演”、とのタイトルで28日のmsn産経ニュースが報じたところによれば、
~・~ 連合の古賀伸明会長は28日午前、自民党本部の会合で講演し「政党そのものが流動化することもありうる。今は民主党の応援団だが、どういうスタンスで応援していくか議論しないといけない時期も来る」と述べ、将来の政界再編を念頭に民主党との協力関係見直しの可能性に言及した。 社会保障と税の一体改革関連法案の衆院採決をめぐって事実上の分裂状態に陥った民主党に対し、連合は批判を強めている。 自民党との接触を図ることで、民主党に早期の混乱収拾を促した形だ。 一方の自民党は、民主党最大の支持組織に接近し揺さぶる思惑がある。 自民党の「国土強靱化総合調査会」(二階俊博会長)の招きで講演した。 連合のトップが自民党本部で講演したことについて、党関係者は「初めてではないか」としている。~・~ のだそうだ。 尚、朱書部分は朝日など他紙も同様に捉えている。
連合が支持政党を見放すと言えば、09年のことを思い出す。 原発推進に連合がどう対応するかという話である。
連合ではそれまで原子力利用について、反原発姿勢の総評系と推進派の旧同盟系が対立し、双方に配慮した中央執行部が「現状の原発は維持する」と曖昧にしてきたけれども、民主と社民両党を支持する自治労が「安全確保と住民の合意は譲れないという考えに立った上で、新設を推進する」と大きく民主党にシフト、中央執行委員会で了承された経緯がある。
これは、連合傘下に対しては電力総連の職場を守るという名目だが、中央では政権党と強く結び付く目的の決定だったと思われる。 昨今は電力総連組合員の職場は「原発以外にもある」としているようで紆余曲折だ。
3年前社民を見切り、今度は民主党を見放すか? 連合はどこへ向かうのか? さ迷っているようだ。
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