NHKは2日放送の“くらし☆解説”で、解説委員・島田敏男に「国会冒頭解散と国民の視線」を9月29日~10月1日の世論調査結果に基づいて解説させた。 アシスタントは岩渕梢アナ。
●内閣支持率
・岩渕:まずは内閣支持率。
Q、安倍内閣を支持するか
固定電話に対する調査結果・・・支持(44%) 不支持(37%)
固定携帯合わせた調査結果・・・支持(51%) 不支持(31%)
・岩渕:安倍総理の解散の判断に厳しい見方が出ているという事でしょうか?
・島田:野党支持や無党派層は8割が評価しないと答え、与党支持者でも割れています
●衆院解散と総選挙への関心
Q、今回の衆院解散への評価?
支持政党は・・・全体では・・与党支持・・野党支持・・無党派
評価します・・・(27%)・・(48%)・・(17%)・・(15%)
評価しない・・・(66%)・・(49%)・・(80%)・・(79%)
・岩渕:有権者の関心は如何でしょうか?
・島田:以下は、直近2回の衆院選の3週間前調査の結果と今回の比較です
関心と投票・・・関心ある・・必ず投票・・実際の投票率
2012衆院選・・・(81%)・・(61%)・・(59・32%)
2014衆院選・・・(72%)・・(57%)・・(52・66%)
今回衆院選・・・・(75%)・・(53%)・・(?????%)
・島田:2つの質問に肯定的な答えが多いほど実際の投票率が高くなる傾向です
・岩渕:関心が高いのに必ず投票に行くという人が少ないのはなぜでしょう?
・島田:新政党の姿が具体的に見えるまで関心を持って見続け、その決河次第でということしょうか
●政党支持率
・島田:希望の党、初めて出た政党支持率は5・4%。 これを高いと見るか低いと見るかは様々ですが、これから政党の形が定まって来れば変化するでしょう
●希望の党
・岩渕:希望の党、どうなんでしょうか?
9月調査・・若狭氏らの新党結成の動き・・期待する(37%)期待しない(55%)
今回調査・・小池「希望の党」立ち上げ・・期待する(46%)期待しない(47%)
・島田:希望の党にはわからないことが多いので期待度は割れています。
例えば、小池さんは「今度の総選挙で政権交代を目指すんだ」と言うんですが若狭さんは「無理して候補者数を揃えるよりも一つ先の衆院選で政権交代を目指す道もあるんではないか」と言うんですね。 基本戦略も手探りの状況が続いているようです。
●民進党
・岩渕:民進党が希望の党に合流することを国民はどう見ているんでしょう?
・島田:国民の目は厳しいですね。 合流を評価するは24%、評価しないは68%です
希望の党に合流するという事は、近い将来民進党を解党する判断だと受け止められていました
・岩渕:解党前提でも合流を了承したのはなぜなんでしょう?
・島田:党の名前を守ることよりも自分の議席を守ることのほうが大事だと考える議員とそれを支える支持者がいたということです
・島田:合流の評価を民進党支持者と無党派層に聞いてみると
民進党支持者・・・評価する(48%)評価しない(47%)
無党派の人々・・・評価する(26%)評価しない(68%)
となりました。 無党派層では7割が評価しないのです
民主党の時代から頼みの綱は無党派層だったのですが、そっぽを向かれてしまいました。 前原代表の誤算だったようです
●総選挙
・岩渕:有権者の目指す方向は見えてきたのでしょうか
・島田:一つの手がかりは、与野党の議席に関する次の調査結果です
支持政党別の期待・・・全体では・・与党支持・・野党支持・・無党派
与党議席増がよい・・・20%・・・48%・・・04%・・・05%
野党議席増がよい・・・33%・・・12%・・・69%・・・42%
どちらとも言えず・・・42%・・・38%・・・25%・・・49%
無党派層で「野党の議席が増えたほうが良い」と答えた人が4割を超え目立っています。 これがどの野党に向かっていくのか、ここがポイントになります。
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