52 Crescent Street

東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

熊野古道・中辺路の旅最終日

2013年07月23日 | 散歩・旅のこと


熊野本宮にお参りした後

すぐに南紀白浜に向かって出発

白浜の崎の湯(さきのゆ)温泉で汗を流すことに

ここは万葉時代の湯治場のひとつ



海に面した露天風呂で開放的なのですが

屋根がありません

日焼け予防のために帽子をかぶったり

日傘をさしたりしないといけない

ユニークな温泉です



さて、お昼を食べていなかったので

和歌山ラーメンを食べることに

崎の湯温泉のおじさんに教えてもらったお店に行ってみました

和歌山ラーメン八両(千畳敷店)です



わたしは和歌山醤油とんこつラーメン



たいちゃんは煮込みラーメン

初めて食べた和歌山ラーメン

おいしかったです

食後はせっかく近くに来たので

千畳敷と三段壁を見学





夕方の便で東京に戻り8時には無事うちに到着

盛り沢山な旅行でしっかりリフレッシュできました♪




熊野古道・伏拝王子~本宮大社

2013年07月22日 | 散歩・旅のこと


本宮大社を目指して出発



トカゲ発見

さきほどからガサゴソと物音だけは聞こえていたのですが

姿を見せてくれたのはこの子だけ

逃げずに写真を撮らせてくれてありがとう



ここまでの道では写真を撮るために

立ち止まることが多くて

時間がかかりすぎているようです

帰りの飛行機の時間もあるので

ここからは写真撮影は控え気味に



三軒茶屋の手前で





登り道













ついに祓戸王子に到着しました!

ここで埃を落として

本宮大社の敷地に足を踏み入れます



立派なしめ縄です



残念ながらこのとき屋根を葺き替え中



新しくなった茅葺屋根をみに

また訪れたいものです



熊野古道・水呑王子~伏拝王子

2013年07月21日 | 散歩・旅のこと


ここからは古道らしい道を歩きます



熊野は黄泉の国とつながりの深い地

熊野に参るということは、黄泉の国にふれ

また生まれ変わって現世へ戻っていくという

よみがえりの意味があるのだそうです

実際に熊野古道を歩いたあとは

心身ともに非常にリフレッシュできて

まるで生まれ変わったような気になります



いたるところに木漏れ日と美しい緑

おいしい空気

こういうものが体にも精神にも

効果があるのでしょうね



きれいに整えられた古道は

大変歩きやすいです



今回はこの辺で1匹の蜂に遭遇

最初は怖かったのですが

手で払いのけたりせずに

旅の道連れに



ときどきこうした石畳の道が現れます



こういうのを見ると癒されます



切り株でさえ美しい



まっすぐ上に向かって伸びる木

こういう木に囲まれるのは気持ちが良いです



ササユリ

清楚なピンク色が愛らしい





目の前が開けてきました

いよいよ伏拝集落に到着です





ここは語り部ひろ子さんのお住まいがあるところ



去年ひろ子さんに教えてもらった

便利バス





毎週木曜日だけの運行



遠くに見える山の稜線が美しい



なだらかに蛇行した道はとてものどか



熊野古道で舗装道路?

最初は思いましたけど

のんびりした風景を眺めながら歩いていると

違和感もなくなりむしろこれが当然と思えてきます

だって、熊野古道は生活道路でもあるのですから



お茶畑

これから収穫するのでしょうか





トウモロコシ畑

密集しすぎているような気もしなくもないですが

こうしてみるときれい



集落の家々のよく手入れされた

お庭や畑を眺めながら歩いていって

伏拝王子に続く小道にたどり着きました



ここをのぼればその先に

伏拝茶屋があり

伏拝王子があります



茶屋に到着

伏拝茶屋は通常週末に開いています

この日はウィークディでしたのでお休みでした

集落のみなさんの手作り紫蘇ジュースが飲みたかったなあ



茶屋の向かい側にある

石段を登って行くと伏拝王子があります



伏拝王子からの眺め



ここでちょっと休憩



前日に語り部のひろ子さんにいただいた

おまんじゅうでエネルギー補給

うんまいです




熊野古道・発心門王子~水呑王子

2013年07月20日 | 散歩・旅のこと


最終日、帰りの飛行機は夕方なので

もう一度熊野古道を歩くことにしました

昨年語り部のひろ子さんに案内してもらった

発心門王子~熊野本宮大社コースを

自分たちだけで歩いてみたのです!



格式高い五体王子のひとつ



発心門王子にて出発のあいさつ



ここからしばらく舗装道を下っていって

初めの角を右に曲がるとこちら↓の指標があります



熊野古道にはこのような指標が500メートルごとにあります

出発地からどれぐらい来たのか

到着地まであとどれぐらいか

すぐにわかるので便利です

それに何かあったときには

この番号を言えばどこにいるか

すぐわかるシステムになっています



ローマの水道のような水路と

並行して歩いて行きます





棚田が見えてきました

田植えは終わっているようです



熊野古道は巡礼の道でありながら

生活道でもあります



集落の中を通るこんな道がしばらく続きます



沿道には様々な花



ときにはこんな↓ユニークなものも



地元の方の作品です


分かれ道にはちゃんと道案内があります

地元の方たちの配慮に感謝です



日陰はとても涼しいです



それにしても誰にも会いません

車も通りません

でも誰もいない通りを歩いていても

少しも心細くありません

とにかくあちらこちらから

ゴソゴソという生き物の動く音や

鳥の鳴き声が聞こえてきて

静かながらにぎやか





あっと言う間に1キロ歩いて



さらに0.5キロ歩いて



水呑王子に到着♪



今年もまた来ましたよ

ご挨拶したあとは

伏拝王子を目指します




熊野古道・瀞峡クルーズ

2013年07月19日 | 散歩・旅のこと


山道を歩いた後は熊野川へ

瀞峡(どろきょう)ウォータージェット船に乗り込み

川の熊野古道、熊野川をさかのぼっていきます

ちなみに、瀞峡(どろきょう)とは以下の通り

和歌山県・三重県・奈良県を流れる熊野川水系北山川上流にある峡谷。吉野熊野国立公園の一部。上流から、奥瀞、上瀞、下瀞と呼ばれ、下瀞は瀞八丁の名で特に著名で、巨岩、奇岩、断崖が続く圧倒的な渓谷美は、古くから名勝と讃えられている。(ウィキペディアより)



ずいぶん浅いところをゆきます



6月1日に鮎釣りが解禁になったそうで

鮎釣りをする人を何人も見かけました



しばらく行くと深い緑の水

静かにそびえたつ険しい岸壁



その岸壁にへばりつくようにして

咲いている花々が見えてきました



非常に流れの速い箇所に差し掛かりました

ぐわんぐわん水の抵抗を乗り越えて

船は力強く前進していきます



下瀞に到着

奇岩などがよく見えるように船の天井が開きました

とても開放的



大変静かなところです

ジェット船のエンジンを切って

5分くらい止まってくれたら

本当の静けさを堪能できたのに・・・



奥瀞の手前で休憩



歓迎してくれているようです



水の透明度がとても高い

晴れていたらどんなふうに見えたでしょう



帰り道はまた違った表情の瀞峡

次に来るときは、カヌーで瀞峡を回ってみたいです





熊野古道の宿霧の郷高原

2013年07月19日 | 散歩・旅のこと


熊野古道を歩いた後は

霧の郷高原で天空ランチ


急な山道を車でのぼってたどり着いた先に

こんなに素敵な景色があるなんて!

夜には満天の星が楽しめるそうです



テラス席もあります

清々しい風が通り過ぎます



ひろ子さんのお勧め

日替わりランチ

聞いたことのない名前の山菜が

たくさん使われています

ひろ子さんと同じ語り部の女性が

つくっているのだそう

どのお料理もとてもおいしいです

食後のコーヒーをいただいて

ほっとした後は

ひろ子さんとお別れして

わたしたちは瀞峡観光へ向かったのです



熊野古道・牛馬童子~近露王子

2013年07月18日 | 散歩・旅のこと


お天気に恵まれました!



この日は熊野古道のお姫様コース

牛馬童子~近露王子の1.5Km(?)を歩きました



国道311号沿いにある熊野古道道の駅の脇から出発します



昨年はじめて熊野古道を歩いたときに

お世話になった語り部のひろ子さん

うれしい再会を果たし、またもお世話になってきました♪



歩き始める前に入り口のところで

和歌山県の観光に関するアンケートに答えました

そのときいただいたバンドエイド

さて、参詣ルールを守って歩きましょう



美しい緑に目が洗われます




歩きながら熊野古道の植物たちを

ひろ子さんが見せてくれます

名前も教えてもらったのに

忘れてしまった・・・





熊野古道にはこうした道しるべがあちこちに立っているので

とてもありがたいです

0.5Kmなんてあっという間ですね

車で移動しているときはなんて暑いのかしらと思っていましたが

森や林のおかげで熊野古道はちょうどよい気温です





ひろ子さんは私たちが歩き慣れていないことをよく御存じなので

とてもゆっくり進んでくれるのですが



写真を撮るため道草していると

どんどんおいて行かれてしまいます



上を眺めれば、まっすぐに育った樹木

足元に目を落とせば、なんとカニが!



水のないところにもカニがいるそうで

岩のところで休んでいたカニを発見

杖でちょっとつついてみたら怒ってしまいました



ピースサインのようにもみえる

カニのかわいらしい怒った姿なのでした



松の林を通りぬけ



孟宗竹の脇を通り過ぎ

ついに牛馬童子と対面です!



昨今とても人気のある牛馬童子だそうですが

ここで本当に貴重なものはこちら↓



宝篋印塔(ほうきょういんとう)だそうです

鎌倉時代に作られたものだそうで

雨露にさらされ風化している部分に

歴史を感じます

うっすらと苔におおわれており

緑色に見えるのがまた美しい

この塔には悲しい物語があるそうで

ひろ子さんのしてくれたそのお話を

和歌山観光情報で見つけました

これは花山法皇の熊野御幸のおり、経典をこの地に埋納したとの伝説にもとづいて立てられたものです。藤原氏の策略にあって出家とともに皇位を失い、呆然とした心境のまま都を離れ熊野御幸に旅立った花山法皇は、この峠で萓の茎を折って箸にして食事をとろうとしたところ、茎から露がしたたり落ちました。法皇は「これは血か、露か」と物哀しげに側近にたずねたといいます。以来、麓の里は近露、この峠は箸折峠と呼ばれるようになったといいます。(和歌山観光情報より)

牛馬童子を後にし、近露王子を目指します

ここからは0.8Kmの道のりです



すぐに坂道が見えてきて

下り始めると



のどかな風景が見えてきました!

坂道の途中にあずまやがあり

そこで一服休憩



ひろ子さんが道の駅で買ってくれた

おまんじゅうを頬張ります



うんまい



あの向かい側の集落には

南北朝の頃、大塔宮が高野山に落ちる際に

大塔宮の危機を救った一族がいたのだそうです

わたしは大塔宮が好きなので

鎌倉の大塔宮のお墓にも行ったことがあるのですが

今回ここで大塔宮の名前を聞くなんて大感激!



それにしても、梅雨の合間になんてよいお天気



後鳥羽上皇や藤原定家が水垢離した川を渡り



近露王子に到着!

道草しながら、2時間以上もかけて歩いたお姫様コースでした♪


湯の峰温泉&つぼ湯

2013年07月17日 | 散歩・旅のこと


世界遺産に登録された神秘の湯「つぼ湯」

前回ここに来たときに

入りそびれて大変後悔したお風呂です

30分ずつ貸切できるつぼ湯は大人気なので

昼間はかなり待たなければならないようですが

さすが秘境の温泉、夜にはほとんど観光客がいなくなり

待たずに入れました♪



夜のつぼ湯入り口はこんな感じです



1日に7回色が変化するという「つぼ湯」

青っぽい色のお湯です



湯船は一度に2人が入れる広さです

90度を超える源泉が足元から沸いているので

入るときには水を入れて冷まさなければいけません



夏はなかなか温度が下がらず大変です

貸切時間30分のところ、3分の1は

お湯を冷ます時間に使われてしまいます

ちょっと熱めかなと思われる状態で

待ちきれずにじゃぼん!

とても力強い温泉です

あずまやの源泉100%のさまし湯よりも

効果がありそう

1000年を超える歴史のお湯と

小栗半官の蘇生物語をじっくり楽しもうと思ったのですが

足元からどんどん沸いてくる源泉の熱さに耐えられず

5分でギブアップ




つぼ湯に入った人は

公衆浴場のお風呂も無料で利用できるということなので

2つあるお風呂のうち薬湯につかることにしました



誰もいません

たった一人で貸切状態です

ここも源泉掛け流し

なんてすばらしい温泉街なのでしょう

もうそこらの温泉に行く気がしない

これってもしかして不幸なことでは・・・?




湯の峰温泉&あづまやの夕食

2013年07月17日 | 散歩・旅のこと


待ちに待った夕食です

山の宿らしい素朴な品の数々

そのほとんどが温泉で料理されています



食前酒 キハダリキュール温泉割り



前菜の7種盛り 山菜がうれしいです

甘めの味付けが祖母の手料理のようで懐かしいです



さわら射込み 味噌ダレが好み



お造りは鯛です 山の宿とはいえ

那智勝浦港から近いので

海の幸も楽しめます



日替わり地野菜 ここら辺で少々苦しくなってきました



鰻寿司 もったいないけれど、一切れにしよう



南瓜の茶碗蒸し ここの自慢の一品

葛を使っているのかな

とろっとして

南瓜のポタージュのようでもあります




酢の物にもずくとサーモン 



鮎 今年初です 頭としっぽだけ残して骨まで全部食べました♪



美熊野牛の温泉しゃぶしゃぶ 

温泉を使っているとはいっても

匂いは全く気にならない

余計な脂はしゃぶしゃぶして落として

柔らかいお肉を堪能しました♪



ご飯と香の物とお吸い物



少し黄色っぽいのは温泉で炊いたご飯だから

とてもモチモチしておいしいです



最後に、パイナップルをいただいて

あ~、おなかいっぱい

幸せです♪