52 Crescent Street

東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

見よ!このフカヒレを~♪

2008年01月31日 | 散歩・旅のこと
食い倒れの旅「台湾」の第一弾は、フカヒレ。

クーポンがあるんだと、友人の余さんに連れて行ってもらった台中のとあるホテル。

出てきたフカヒレ・スープはこんなんでしたよ~↓



ちなみに、これ1人前です。

食べ始めたら、心なしかお肌がツルツルになってきたような。
実際はそんなに即効性はないだろうけど
翌日は確実に朝からお肌がピカピカになっていました。

その他のお料理は、広東料理で自分の好物ばかり。

蘿蔔糕(大根餅)、叉焼饅(チャーシュー饅)、宮保鶏丁、蝦腸粉、海鮮炒麺。
なんかいっつもおんなじ物を食べている気がするけど、まあいっか。




トヨタ 愚直なる人づくり (井上久男)

2008年01月30日 | 本のこと
トヨタ 愚直なる人づくり―知られざる究極の「強み」を探るトヨタ 愚直なる人づくり―知られざる究極の「強み」を探る井上 久男 ダイヤモンド社 2007-09-07売り上げランキング : 2526おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

実家は大のトヨタ好き。

わたしが物心ついたときから、父親はクラウン一筋。
何回買い換えてもやっぱりクラウン。
母親の車もカローラでトヨタだし。

そんな環境で育ったら、娘のわたしもやっぱりトヨタ・ファンになるしかない。
ということで、やっぱりトヨタに乗っている。

命を預ける大事な足だけに、どんな人たちによって作られているのか
非常に気になるところ。

本書からは物づくりに対するトヨタの真摯な態度や情熱が伝わってくる。
印象的だったのは、トヨタ工業学園の先生の言葉。

学力も技能も大切だが一番大事なのは心。
安全も品質も小さな心の緩みから崩れていく。
仕事に取り組む意欲が低く、姿勢も悪かったら必ず問題が起こる。
モノづくりは心に始まって心に終わるもの。
だから、心の教育に力を入れることは大事。

また、徹底的な現場主義で、失敗に寛大な社風。
その代わり失敗については、必ずその原因を考えさせる。

もう一度同じことに取り組ませて、成功したら大いに誉める。
3年間こんな教育を続けたら、生徒は自分の足りない点を
努力して補っていけばいんだということがわかる。
卒業して職場に行っても同じことだぞと言って、生徒を送り出すそう。

確かに3年間もその哲学の中にドップリつかって
その通りに行動していたら、体で覚えるに違いない。

すぐに結果を求めがちな風潮の中、決して効率的とは思われない、
まさに愚直な取り組みを続けているトヨタ。しかしながら
ただでは起きないトヨタ。失敗から何かを掴み取ることで
次の成功へつなげていく。まさに「急がば回れ」の精神。
愚直になりたいのに軽躁気味のわたしとしては
腰の据わった態度には無条件に憧れてしまう

それにしても、トヨタは日本が誇る優良企業ですが
日本のメーカーにはまだまだすてきな優良企業は多いと思う。

わたしが翻訳の仕事でお世話になっている某メーカーも
物づくりの現場では、いい意味でオタクチックな人々が
熱い熱い闘いを繰り広げています。

長い目で見て何が必要かをじっくり検討しながら
果敢に挑戦を重ねる日本企業。

これからもがんばって、日本を盛り立ててほしい!

台湾食い倒れの旅―波乱の幕開け

2008年01月29日 | 散歩・旅のこと
台湾の友達に2人目の赤ちゃんが生まれたのでお祝いに駆けつけようと目論んでいるときに、アメリカで博士課程に在籍中の友人が一時帰国するというのを聞きつけて、それなら台湾で合流しようぜ♪と彼女の出身地であり、わたしの第二の故郷でもある高雄市を訪れる旅を計画。

マイレージを使うことにしたのですが、だんなさんはANA、わたしはUAとそれぞれ航空会社が違うため別々に出発、台中で落ち合うことに。だんなさんの乗るANAは、朝出の午後出。一番長く滞在できるスケジュール。一方、わたしの利用しているUAは夜出の朝出という一番いけていないスケジュールの上、当日はトラブル続きで2時間も出発が遅れる始末。空港で携帯を借りる予定でいたのに、レンタルも閉まっちゃうような時間に到着。忘れていたけど一応グローバル携帯を持っていたのでなんとかなったものの、UAにはが~っかり。今回でマイレージを使い切ったので、もう今後UAは使わないことに決めた。

初めから波乱含みの幕開けでしたが、超楽ちん高級長距離バス↓和欣巴士に無事乗り込み桃園空港から台中へ。



ちなみにこのバス、両側に1列しか席がない上に、フカフカのリクライニング可能な椅子はまるでファーストクラスのよう。それから、各座席にテレビがついていて映画は見たい放題だし、ゲームもできるし、ほんっと台湾人って便利且つ楽ちん且つ豪華なものを考えつく天才!日本にあったらぜったい受けるはず。(ただ、採算はとれないと思うけど)

夜中の1時半ごろ台中に到着。
おなか空いたでしょと、迎えに来てくれた友人の余さんとうちのだんなさん(←ちなみに、この方はとっくに台湾に着いていて、しかもちょうどよく台北にいた余さんにpick upしてもらっていたのです。UAめっ、もう絶対乗らない!)

台中でも評判の屋台で、大好物の塩酥鶏を買っておなかを満たし、ちょっと気分がよくなったところで初日終了。

Manneken Waffle @ Ginza

2008年01月24日 | 食べ物のこと
今月もしばし銀座オフィスに来ています。

銀座のオフィスはビル最上階のガラス張り。

大きなガラス張りの窓から下をのぞくと
晴海通りの交通と、アルマーニのショーウィンドウと
Mannekenの行列が目に入ってきます。

いっつも長蛇の列のMannekenですが、オフィスからチェックしておいて
行列が短くなった隙に階下に降りて買ってきました。



プレーン、アーモンド、チョコレート、メープルの4種類を購入。
ホクホクでうちに持って帰ったら、だんなさんも大興奮!

2個ずつに分けることを考えていたのに、
ちょっと目を離した隙に、結局3つ食べられちゃったよ。
ブーッ

まとめて変身譚

2008年01月22日 | 本のこと
さて、ここのところなぜか立て続けに読んでいる変身譚。

西代表はフランツ・カフカの「変身」。

変身 (新潮文庫)変身 (新潮文庫)カフカ 新潮社 1952-07-30売り上げランキング : 9148おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

この本の装丁はちょっと怖いんですけどね。
話自体も朝起きたら巨大な虫になっていたという感じで
恐ろしいから合っているか。

つい昨日まで一家を支える大黒柱的存在だったのに
巨大な虫になってからは、家族から疎まれるばかりの主人公。
だんだん人間らしさがなくなっていくことを
本人が怖がっていないところは、人間として寂しいとも感じるけど
そのほうが楽だよねとも思う。

深刻な認知症についてあまり知識はないけど
「変身」の主人公ザムザの状況と彼に対する家族の対応は
認知症のお年寄りを抱えたおうちの問題のようだわ。

李陵・山月記 (新潮文庫)李陵・山月記 (新潮文庫)中島 敦 新潮社 1969-05売り上げランキング : 79959おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

東の変身譚代表は中島敦「山月記」。

進士にまでなってしまった超優秀な李徴(リ・チョウ)。
官を辞してからは詩人を目指したものの、芽が出ないまま
なぜか最後は虎になってしまうというお話。

「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」のせいで虎になってしまったと
反省しているにもかかわらず、虎になってもこの点は健在だった。

さんざん反省しているけどしきれていない李徴は
虎になってしまったけれど、実はとっても人間臭い虎でした。

築地で失敗しないコツ おしえます

2008年01月21日 | 本のこと
築地に行くときは事前調査が必要不可欠。
でないと、観光客相手のトンでも店に入ってしまって
築地ってたいしたことないね~で終わってしまう。

うちのだんなさんが事前調査で愛用しているのは
TVチャンピオン築地王の著書「築地で食べる」。

築地に行く前には、必ず読んでね。役立つよ~♪

築地で食べる 場内・場外・”裏”築地 (光文社新書)築地で食べる 場内・場外・”裏”築地 (光文社新書)
小関 敦之

光文社 2004-12-14
売り上げランキング : 138366
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


寿司大@築地市場

2008年01月20日 | 食べ物のこと
お友達夫婦が築地に行くというので
無理やりくっついて行ってきました。

築地市場に行くなら、やっぱり「寿司大」でしょう。
ということで、今回も「大和寿司」の行列を横目に
「寿司大」の行列に並ぶ。

朝5時45分でこの状態↓です。



待つこと2時間、やっと順番が回ってきた。

「お待たせしてごめんね。寒かったでしょう。」

カウンター内の板さんが温かく迎えてくれます。
このお店のすごいところは、お客のことをけっこう覚えていること。

「前も来たよね」

だんなさんを見てすかさず声かけ。
ちょっとうれしかったので、予定になかったビールを注文。

ちょっと落ち着いたところで、旬魚おまかせコースを注文。
おまかせの中身は、握り10貫と巻物1本とお好みで1貫。
握りのほかにお味噌汁と卵焼きもついて3,670円。

↓まずは、トロ。文字通りトロけます。



↓鯛です。塩が軽くまぶしてあるだけなので、魚の新鮮さを堪能できます。
めちゃめちゃおいしい!



↓ウニも新鮮!



↓何ガイだったかな。新鮮どころか、まだ生きて動いていました。感動♪



↓富山産白海老です。ちっちゃな海老がたくさんのっていてあま~い。



↓漬けマグロ。

実はこれ以外のお寿司も特製のタレが塗られているものがほとんどなので
しょう油はあまり使いません。



↓気をつけて持ち上げないと崩れそうなほどホクホクのあなご。
口の中で溶けてしまいましたあああ。



↓最後にお好みでたのんだのは、金目鯛の昆布締め。
このように生の魚に一仕事加えているのがこの店の特徴らしい。



おなかがいっぱいになったら、寿司大のとなりの「喫茶愛養」で
コーヒーを1杯飲んで、わたしたちの築地ツアーは終了です。



朝起きるのは辛かったけど、行ってみたらやっぱり満喫!
今度はもっと早起きしていこう、という気になるのが不思議。
堪能しました!!

武王の門 (北方謙三)

2008年01月13日 | 本のこと
武王の門〈上〉 (新潮文庫)武王の門〈下〉 (新潮文庫)
九州をひとつの国家として独立させる!

大きな夢にかけた男たちの物語。

舞台は足利幕府の時代。幕府に対抗する勢力として父親の後醍醐天皇に
九州に送られた征西大将軍宮懐良親王。九州に入るまでに年月を要し
また九州の地を踏んでからも、さまざまな困難に往く手を塞がれる一向。
菊池武光が家督をついで一族の長となり、征西代将軍宮のもとに参じてからは
小気味良い勝利が続く。

北方謙三の世界では、独立国家を作るという夢にかけた2人の稀代の武将
懐良親王と菊池武光が、うらやましいくらいの固い絆と友情でつながれている。

ちょっと恥ずかしいのですが、わたしは九州の地を踏んだことが未だありません。
九州の人々がどのような気質をしているとか、どのような生活をしているとか
あまり興味もなく過ごしていたけど、よくよく考えたら九州という地は
歴史的な有名人物を多く排出している地だったよ。

それにしても、足利幕府の時代、海の向こうの高麗と九州とをまとめて
ひとつの国家を成立させちゃおうなんてスケールの大きい話。

幕末の九州に雄藩が多かったのもうなずける。

大人の見識 (阿川弘之)

2008年01月12日 | 本のこと
大人の見識 (新潮新書 237)大人の見識 (新潮新書 237)阿川 弘之 新潮社 2007-11売り上げランキング : 23おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

******************************
軽躁なる日本人へ

急ぎの用はゆっくりと
理詰めで人を責めるな
静かに過ごすことを習え
*******************************

帯に書かれていたこれらの言葉に引かれて購入。

海軍時代のエピソードや愛読書からの引用などを盛り込みながら
著者は古今東西の大人の見識を紹介している。

いろいろ書かれている中でも強調されていたのは「ユーモア」。
ここで言われるユーモアとは、ジョーダンを飛ばすということではなく
自己を突き放して物事を客観的に見る能力のこと。
筆者の言葉で言い換えれば「余裕」だそうです。

この世の出来事は、いつも白黒できっぱり分けられるわけではなく
見方によっては白にも黒にもグレイにも紫にもなるかもしれない。
こういう判断の難しいところを切り抜けるには客観性が必要で
英国式ユーモアというのは、この客観性の表れということらしい。
英国式ユーモアは、「究極的には無常感にもつながる」そうです。
「無常感」かあ。日本人とイギリス人には共通する部分があったのね。

この箇所、自己投影して読むと、ちょっと反省点がある。

だんなさんによく言われるのだけど、わたしはすぐ悲劇のヒロインになりたがる。
これって視野が狭いことだし、自分ひとりが気持ちよくなっておしまいで
自分でも常々とっても子どもっぽいことをしているなあとは思っていた。

本書で言うように、自分にのめりこまず、距離を置いてみてみれば
こんなのよくあることだと、笑ってやり過ごすこともできるはず。
自分の行為だけではなく、他人の行為、社会的現象なんかについても同じ。
パーソナルにとらず、距離を置くことでバカみたいな過剰反応はしなくなる。
それが大人の余裕、大人の見識っていうことか。

最後に、この本の中で一番印象に残っている一言を紹介して終わり。

日本人は十分な知識はあるんだから、あとは知恵を使うことを覚えることだ。

(どこに書いてあったか覚えていないので、だいたいこんなことが書いてあったなという印象です。)

知恵を使うか・・・大きな課題だ。