52 Crescent Street

東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

威風堂々(エルガー)

2008年07月31日 | 音楽オペラ
「威風堂々」は、ときどきどうしても聴きたくなる曲のひとつ。

英語名は「Pomp and Circumstance」 です。
「pomp」は「壮麗」とか「壮観」、「circumstance」は「儀式張ったもの、ものものしさ」という意味。

日本語名の「威風堂々」はちょっとした意訳ですが、でもわたしは英名より好き。
なんせかっこいい。いつも作曲者のエルガーの髭を連想しちゃうんだ。

エルガー:威風堂々/フォールスタッフ

楊令伝6 (北方謙三)

2008年07月30日 | 本のこと
楊令伝 六楊令伝 六
北方 謙三

集英社 2008-07-24
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おすすめ平均

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待ちに待った楊令伝の6巻が出ました。
発売日に購入して、1晩で読み終えちゃった。

アマゾンでなかなか画像が入らないから、ブログに書くのも遅れちゃった。
アマゾンさん、新刊の画像ですけど、もっと早く入れるようにしてくださいね。

楊令伝ですが、相変わらずの北方節です。
呉用がなんとなくおじいさんっぽくなってしまったけど
広さとか奥深さを身につけたような。今後の活躍が楽しみ。

童貫とあの人が対面するとは思いもよらず。

全体的には、いつもよりセンテンスが短め・・・に感じるのは気のせい?
事件らしい事件は扈三娘がらみしかなかったので、そんなもんか。

次回7巻の発売が楽しみです。

西の魔女が死んだ (梨木香歩)

2008年07月26日 | 本のこと
先日会社で席替えをした。
デスクやキャビネットの配置は変わらず、人間だけが自分の荷物とともに入れ替わっただけ。
なのに、なんでこんなにすっきりと気持ちが入れ替わるんだろう。
オフィスに新鮮な空気が漂うような感じで心なしか明るくなった気もする。

引っ越しっていうか、引っ越しに伴って各自で行った身辺整理の効果だと思う。
引き出しの中に知らず知らずにたまっていた不要な書類や文具やほこりなどを
ここぞとばかりに掃き出して、物理的なスペースができたことで、心のスペースにも余裕ができた感じ。

うちも最近いらないものがたまり気味で空気の流れがよくない気がする。
思い切って夏休みにいろいろ捨てちゃおうかな。

ところで、今日の読書は「西の魔女が死んだ」です。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
梨木 香歩

新潮社 2001-07
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なんだかメルヘンチックなタイトルですが
本書の内容そのものはメルヘンではまったくない。

それどころか、思春期によくある問題に苦しむ主人公まいと、
まいを温かく見守り、必要なときには手を差し伸べる「西の魔女」こと
おばあちゃんとの交流を通して、幸せに生きる秘訣が話題の中心という
わりと実践的な書だと言える。

幸せに生きる秘訣は、「シンプルに生きること」で、そのために、
「自分で決める」「早寝早起きをする」など具体的なステップが紹介されている。

物が溢れ、人が溢れ、情報が溢れる今のような社会中では
知らないうちに体も心も窮屈になってきて、突然何もかも
面倒くさくなって放り出したくなることもある。

自分に必要なもの不必要なもの、受け入れるべきこと、
受け流すべきことを選り分けるだけでも大変なエネルギーの消耗だし。

自分の立ち位置を測るのがとても難しい時代に
「シンプルに生きる」というのは言うほど簡単ではないが、
「自分で決める」「早寝早起きする」というのは実践可能。

でも、これって、小学生の時に家でも学校でも言われていたこと。
誰でも知っていることなのに、ちょっとずつ大人になるにつれて
ないがしろにしちゃったり、忘れちゃったりしていた。反省。

最近休みの日でも、8時前に起きるようにしています。
自慢できることではないですが、はじめの一歩として。

暑いときには熱いもの

2008年07月25日 | 食べ物のこと
毎日相も変わらず暑い日が続きバテバテですが、元気を回復すべく薬膳の教えに従い、
「暑いときには熱いものを」式に荻窪の丸長に行ってきました。

ダラダラに汗をかきながらお店に着くと、ラッキーなことに席が空いている。
さっそくいつものシューマイと、以前から気になっていたワンタン麺を注文。





もちもちの麺とスープの下に隠れてしまっていますが、
食べ始めると小さめのワンタンが次から次へと出てきます。
こんなに入っていていいの~?っていうくらい、たくさん入っています。
スープはしっかりだしが出ていて最後まで飲み干したくなるお味。

猛暑の中、しっかり体温が上がっちゃって、涼しくなるまで丸長は控えようと
少し後悔しつつ帰りも汗をダラダラかきながら帰りました。

野球観戦と花火@神宮球場

2008年07月24日 | 徒然のこと
夏の野外ナイトゲームは最高!

スタンドの上の方に座って球場を見下ろすと、緑の人工芝とオレンジのマウンドが鮮やか。



ちょっと目線を上に上げれば、目に飛び込んでくるのは夕焼けを背負ったドコモタワー。
その方向から涼しい風がさあっと吹いて、紙コップのビールがようく冷えていて
ヤクルトが点を入れれば、小さなビニール傘が一斉に開いて宙を舞う。

全然知らない人たちと共有する一体感。

連休の最終日に友人と一緒に神宮球場で観戦したヤクルト-横浜戦。
結局ヤクルトは負けちゃったけど、十分楽しませてくれる試合だったよ。

5回裏の花火が格別だったね。


デイモスの花嫁

2008年07月23日 | 本のこと
最近は夫の使いで近所の区民図書館に行くことがある。
借りていた本を返却しがてら予約していた別の本を借りてくるのですが
この前図書館に行ったときにちらっと目に入ったのがこちら↓。

悪魔の花嫁 1 (1) (プリンセスコミックス)悪魔(デイモス)の花嫁 (2) (プリンセス・コミックス)悪魔の花嫁 3 (3) (プリンセスコミックス)

「王家の紋章」と並ぶ、わたしの小学生時代の愛読書。
思わず1~17巻まで大人買いならぬ、大人借りしてきました♪

人間の醜い部分が赤裸々に描かれたマンガです。
昔は怖すぎて夜には絶対読めなかったものが、さすが大人になったもので
夜一人っきりのときにもスラスラ~。

お気に入りのエピソードがいくつかあって、ギリシャ神話ベースのもの、
日本の怪談ベースのもの、ミイラがらみのもの、砂漠の民なんかが印象深い。

子供のときに読んだマンガを大人になってから読み直すと
実はけっこう奥が深かったことに気づいたりする。

たとえば、キャンディキャンディなんて、アニメを全部観たわけではなかったので
孤児のキャンディが明るくたくましく生きているお話、としか印象がなかったけど
ちょっと大きくなってマンガを一度読んだら「あしながおじさん」の主人公同様
女性としての魅力に溢れたキャンディの姿に感動してしまった。
恋愛事件も入ってくるのでドキドキも楽しめたし。

それにしても、もう一度読み直したいマンガがけっこうあるんです。
「王家の紋章」「あさきゆめみし」「パタリロ」「日出処の天子」、
絶版になってしまった「マスターキートン」などなど
もう一度読みたくなってきた~!!

王家の紋章 (50) (プリンセスコミックス)キャンディ・キャンディ (1)  講談社コミックスなかよし (222巻)あさきゆめみし―源氏物語 (13) (講談社コミックスミミ (422巻))パタリロ 81 (81) (花とゆめCOMICS)
MASTERキートン (1) (ビッグコミックス)パイナップルARMY (Operation 1) (小学館文庫)MONSTER 1 完全版 (1) (ビッグコミックススペシャル)

ふつうがえらい (佐野洋子)

2008年07月22日 | 本のこと
ジャングルのような実家の庭は、父に言わせると、計算し尽くされた作品なのだそうです。
何の脈絡も根拠もなさそうに、桜や椋の木や金木犀や金柑や松の木などが
で~んと植えられているのも、紫陽花だの朝顔だの水仙だの薔薇だの何だのって
ところかまわず咲いているのも、芝の厚みの違いも何もかも計算ずくなんだって。

いいかげんの代表のような父の作品らしく、無秩序この上ない庭ですが、
ボ~っとするのにも、イヌと遊ぶのにも、甥っ子と水遊びするのにも欠かせない場所。

久しぶりに実家に帰ったついでに、父の庭の一部をもらって東京に帰り、
今は東京のうちのベランダに無秩序な空間が出現している。

ところで、連休中に実家の庭でも読んでいたのは、この作品。

ふつうがえらい (新潮文庫)

「100万回生きたねこ」の著者である佐野洋子さんのエッセイ。

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))

絵本作家とは思えないほどの毒舌と独自の視点で物事をバッサバッサ切りまくる。
お年を召してからもこの調子なら、若いときはさぞかし台風のような人だったろう。
遠目に見ている分には楽しいけど、近くにいたら毒にあたっちゃうかも。

biosweets@下北沢

2008年07月18日 | 食べ物のこと
同窓会みたいなことが続いている。極めてこぢんまりとしたものですけどね。

先日は2年振りぐらいに友達と再会。下北沢でご飯を食べてきた。
実は近況報告し出すまで、2人して2年振りの再会ってことに気がつかなかった。
外見はまったく変わらないし、まとっている雰囲気も相変わらずだし
食べ物の好みも同じだったから、すぐに昔に戻れちゃったのかも。

とはいえ、2年の空白はやっぱりお互いにミステリアスで、
この間に彼女はなんと独立して、今はフリーランスでがんばっているそうです。

独立するタイプだとは思っていなかったので非常にびっくりしたのですが、
生き生きと話す彼女をみてたら、今の仕事が大好きなんだなというのが伝わってきた。
よかったよかった。

昔はあんなに大酒飲みだったのに、ある日突然お酒が飲めなくなったとかで、
今回はカフェで定食とお茶。



biosweetsは、今は下北に住んでいる彼女が気になっているお店ということで連れて行ってくれたお店。

けっこうガッツリ系で定食には梅干しやおぼろ豆腐などもついてくる。



二人してショウガ焼き定食。
トッピングはマヨネーズ、大根おろし、キムチなんとかの3種類から選べました。
さっぱり系を狙って大根おろしで。



ごはんは五穀米だよ。






通りに面した側は一面ガラス張りで、辺りが暗くなってくると
なんとも暖かい雰囲気でついつい入りたくなってしまうお店でした。


青汁豆乳ダイエット

2008年07月17日 | 徒然のこと
さすがに、外食続きでお腹やおしりや腕や足など、
からだのあちこちが目も当てられない状態になってきた。

夫曰く、わたしが暇になると、友達と出かける予定を作って
外でお酒を飲む回数が増えて、脂肪は貯蓄されるが貯金はなくなるので
暇を作ってはいけない=1週間に7日働いてもらわないといけないんだそうです。

休みなしじゃん

とは、反論したものの、密かにやっぱりそうするしかないよね
と同意する自分もいる。

そうはいっても、仕事が忙しくなるまで、この切迫した事態を放っておくこともできず、
本当に久しぶりで本格ダイエットをすることに。

目標は2ヶ月で3キロ落とすこと。
膨らんでたるんだ部分は引き締めること。

やることは単純で簡単ですけどね。
夕食だけ青汁豆乳に切り替え、今まで全然運動していなかったので
階段を利用して上り下り運動とストレッチをやり始めた。

青汁豆乳は、ファンケルの冷凍青汁を買ってきて、調整豆乳と混ぜて、
臭み消しにすり黒ごまを入れて飲んでます。



野菜不足になりがちな夫も青汁豆乳が気に入ったらしく、朝飲むようになりました。
わたし以上に健康に気を遣わない人だし、わたしも夫の健康状態を管理できていなかったので、
青汁を飲んでくれるだけで、うれしい。

まだまだダイエットを開始したばかりですが、外食もしつつ、
ちょっと変化が出ている。うしし。
このまま8月下旬までがんばるぞう。

コスモロジーな日

2008年07月17日 | 徒然のこと
こんなこと堂々と言うのもなんだけど、愛されているなあ、と思う。

夫に、っていうのはもちろんですが、今わたしが実感しているのは
夫君の愛とかいうのではなくて、なんていうのか、人の言葉を借りるなら
宇宙に、とでも言いましょうか。

ここ最近は割と平気な感じになっていたけど、それでもここ数ヶ月、
心の奥底で大変怒って、いっぱい傷ついて、嵐が吹き荒れて、
真っ黒になってしまって、どうにもできなくて疲れ切ってしまって
さすがにもういい加減何とかしたい、もういい加減どうにかしたいと
密かに困り切っていたときに、やっぱりきちんと助けが用意されていた。

今になれば、それは夫のちょっとした一言であったり、たまたま本屋で
手に取った本の一節だったり、友達の面白話の中のひと欠片の真実だったり
母親の小言だったり、本当にいろいろな形でいつもそこに用意されていた。
そのことに気がついてはいたのに、ぜ~んぜん腹に落ちていなかった。

でも、今日やっと落ちた。それこそ、すとん、と腹に落ちました。

そして、先日読んだアルケミストに書いてあったあの一節が、
本当に実感できた。

「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」

これまでは自分一人で何もかもやってきたつもりでいたけど、完全な間違いでした。
もちろん自分の努力もあるけど、いつも協力してもらっていた結果なのに。
そして、今回も助けてもらって、ああ、ずいぶん楽になった。

いつもよく寝ているけど、今夜は本当によく眠れるはず。

本日の教訓。

素直に助けを乞おう。
予感に従おう。
勇気を持とう。

おやすみなさい。