52 Crescent Street

東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

English Journal 10月号

2013年09月03日 | 本のこと


アルクから届きました

たいちゃんが書いた記事が掲載されてます

English Journal 10月号



「いろいろ聞くけど本当はどうなのTOEIC & TOEFL誌上体験」

TOEICやTOEFLの特徴や、こうした試験をどういう人がどう利用すれば

「使える英語」を身に着けるのに役立つのかなど詳しく説明されています

ご興味のある方はぜひご一読を

9月6日(金)に発売予定です

CD・別冊付録付 ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2013年 10月号





神去なあなあ日常(三浦しをん)

2013年02月01日 | 本のこと


神田伯剌西爾にて

コロンビア・エスメラルダ・スプレモをいただきました

喫煙席の方はとても混んでいてにぎやかでしたが

禁煙席はひとりで読書する客ばかりでひっそり



初めて外観を撮ってみました


***

神去なあなあ日常 (徳間文庫)


夜寝る前に読もうと思って枕元に置いていたのですが

読み始めたら面白くて眠気と闘いながら

1週間かけて読み終えました



本書の舞台は三重県の山奥ですが

なんだか熊野古道を思い出しちゃって

また行きたいなあと懐かしく熊野の山を思い出しています





オタクの息子に悩んでます(岡田斗司夫)

2012年12月09日 | 本のこと
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)


職業柄、人の悩みを聞くことが多い上に、自分でも

ほとんど趣味のように普段からいろいろ悩んでいます



相談内容の種類にもよると思いますが

本当に悩んでいる人は他人に何を言われても

自分で心底納得しない限り

同じところをぐるぐるぐるぐる

堂々巡りは止まらないような気がします



納得いく決定が自らできるようになるためにも

あるいは周囲に転がっているかもしれない

問題解決の糸口となるヒントをきちんと拾えるようになるためにも

どうやって考えたらいいのか?という

思考過程を知ることはとても大事なことだと実感しています



老子の教えに「魚を授ければ一日の糧 竿を授ければ一生の糧」とありますが

本書はまさにそんな感じです


朝日新聞の人生相談コーナー「悩みのるつぼ」では

紙面の関係上、相談者の気持ちを少しでも楽にしてあげることを

最優先した回答が与えられているのですが

本書ではその回答に至った思考過程が

実例とともに紹介されています



「相談を受ける側」だけでなくて

「相談したい側」の人にもお勧めの本です






弱くても勝てます(高橋秀実)

2012年11月20日 | 本のこと
「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー


高校野球にあまり興味はないのだけれど、黄色地の目立つ表紙に描かれた、

まちがいなく空振りしますよと言わんばかりのへなちょこバッターと

「弱くても勝てます」という詐欺師の文句のようなタイトルに惹かれて

適当にパラリとページを開いてみたらそこには

ある開成高校野球部員のインタビューがあって

その受け答えが本当にこれが運動選手かと疑ってしまうほど

運動に対して後ろ向きで、しかも理屈っぽく、

なのになぜかとてつもなくのんびりとした風情であったために

思わず笑いが込み上げてきて、つい最後まで読んでしまいました。






三四郎(夏目漱石)

2012年06月23日 | 本のこと


コナコーヒー

神保町のMuu Muu Diner & 100% Kona Coffeeにて



***


夏目漱石「門」の直筆原稿が発見されたそうです。

ちょうど3部作の第1作目「三四郎」を読み始めたところだったので

アンテナにひっかかってきました。


三四郎 (新潮文庫)


明治の時代と、平成の今の時代、上向き、下向きの違いはあっても

首都東京ではめまぐるしく社会が活動している点は同じようです。

夏目漱石が登場人物に語らせる世界観や人生観には、現代を生きる自分でも

はっとさせられることがあります。



ところで、「三四郎」によると、帝大は9月に新年度が始まっていたのですねぇ。

今年初めに東大が9月入学への移行計画を発表しましたが

元に戻るということだったんですねぇ。



昔からの慣習って言われていることでも、歴史的には案外つい最近始まったばかりってこと

けっこうあるんですよね。






大往生したけりゃ医療とかかわるな

2012年05月13日 | 本のこと


お土産でいただいたスリランカの紅茶です。

香りが良くて、美味しいです。



***



元気に「二人+3匹暮らし」している実家の両親ですが

先日帰ったときに、改めてこんなことを言っていました。


    
    65歳を過ぎたら、いつ死んでもおかしくないと思って

    心の準備をしておくことも大事だし、お葬式や家のことなど

    話し合っておく必要がある

    お父さんが先に逝った場合は・・・

    お母さんが先に逝った場合は・・・



こういう話が出るときは、きちんと聞いて覚えておくようにしています。

両親のこの手の話には不思議とブレがなく、年々具体的になっているようなので

なおさら、ちゃんと覚えておかなくてはいけないと思います。

本当は文書を残すのがよいのでしょうが、それはおいおい。



そう言えば、少し出遅れたかもしれませんが、話題の一冊を読みました。

大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)


   死ぬのは「がん」に限る。
   ただし、治療はせずに。


帯の言葉に引かれて手にした本書。

がんは痛くない、自然死の状態は脳内にモルヒネ様物質が出て苦しまない、

などの著者の考えに対してはいろんなところで疑問の声があがっているみたいですけど

(モルヒネ様物質云々の部分は、むしろ本当であってほしい、そうすれば死ぬことが少しは怖くなくなりますから)

この本の特筆すべき点は、読者に自分自身の生き方を考えさせる点だと思います。

「逝き方」すなわち「生き方」と著者は説きます。

どのように死にたいかを考えることは、日々の生き方を考えること、

いずれはみんなとお別れする日が来るのだから、

あとで後悔するような接し方はやめようと改めて思うのでした。













最近の井の頭公園

2012年03月15日 | 本のこと


井の頭公園では、エチゼンスイセンが、見ごろを迎えつつあります。

てんでの方向を向いて、何を見ているのでしょうか。




美形猫、発見。

どうやらパトロール中のようです。

辺りを見回し、異常がなければ、次のポイントへ移動。

ご苦労様です。







ブラフマンの埋葬(小川洋子)

2012年01月22日 | 本のこと


ゴロ~ン、ゴロ~ンと

大きくゆっくり響く鐘の音

御茶ノ水ニコライ堂の鐘の音です。


今もまだ日常的に人々の祈りがささげられ

結婚、聖体儀礼、埋葬式などが執り行われている、

そういう場所です。



***


ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)



本のタイトルから、主人公「僕」とブラフマンには

近い未来につらい別れが待っているのだろうことは

容易に想像がつくのですが、どのようにしてその「時」がくるのか

どのようにして「僕」がそれを受け入れるのか、それが知りたかったのです。


ブラフマンの愛らしさに、胸が軽く痛みましたが、二人の交流は淡々としていて

泣かせてやろうみたいないやらしい空気はまったく流れず、したがって、号泣せずに済みました。