52 Crescent Street

東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

おかめ@有楽町イトシア

2008年08月29日 | 食べ物のこと
ダイエットしなくちゃいけないのに、どうしてもどうしても「白玉クリームぜんざい」が食べたくなって
甘味おかめに行っちゃった。

「白玉クリームぜんざい」に心を決めて入ったはずなのに、このお店の人気メニュー
「蔵王あんみつ」とか大きな「おはぎ」とか、その他諸々魅力的な甘味のあれこれに
ついつい気持ちが揺れてしまって、なかなか決められない。

表ではいつの間にか雷が轟き、土砂降りの雨が降り出した。
ダイエット中なのに、甘味処にいるなんて、
意志の弱いあたしに天がお怒りか?

でもでも、人間って不思議ですね。
「やってはいけないこと」は、やりたくなっちゃうんです。
雷雨がなんだ!やっぱり食べちゃう!



当初の予定通り「白玉クリームぜんざい」を注文。
ここの「白玉クリームぜんざい」、なんといっても、クリームが単なるアイスクリームじゃなくて
ソフトクリームだっていうのがミソなのよ。ツボなのよ。

しかも、この餡子。
ちょっと水分少なめでボソボソしているところが、なんかおばあちゃん家の味がするじゃない。
懐かしい味なのよ。

斑鳩宮始末記(黒岩重吾)

2008年08月28日 | 本のこと
ある本では脇役に徹していた人物が、別の本で主人公で取り上げられると何やら知り合いが大出世したような喜びに包まれる。

斑鳩宮始末記 (文春文庫)斑鳩宮始末記 (文春文庫)
黒岩 重吾

文藝春秋 2003-01
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本書の主人公は「斑鳩王の慟哭」で聖徳太子の舎人として登場していた調首子麻呂(つぎのおびとねまろ)。子麻呂の仕事は、今で言うなら刑事のようなもの。部下の魚足(うおたり)といっしょに、斑鳩の都で起こる様々な事件を調べて解決していきます。政敵の多い聖徳太子の寵臣である子麻呂は、ときに暗殺者に狙われることもあるけれど、危機一髪でいつも勝利を収めるのです。

途中に変な歴史的講釈が入らないので、小説的な話の流れが損なわれることもないし、登場人物のキャラクター描写が濃いのが本書の魅力です。例えば、主人公の調首子麻呂(つぎのおびとねまろ)は「学識者でもあるが熱血漢」。ときに理想と現実の狭間で揺れ動き自身を戒める姿は十代の少年のようです。調氏の家訓は「腹を満たすほど食ってはならぬ、それは獣になること」らしいが、これはわたしも耳が痛い。部下の魚足(うおたり)は子麻呂よりも農民や奴(やっこ)や(ぬひ)の生活に詳しく、彼らにも親しい言葉を自然にかけることができるので、事情聴取には最適。でも、魚足の洟汁をすする癖に子麻呂は「気勢を削がれる」らしい。

生きている人間のキャラクター描写だけではなく、著者の死人の描写もなかなか。ある死人は「屁を放ったら糞も出た、という顔」をしているし、男性の一物に玉をしこんだ死体は薄目を開けて「この世を窺うというより未練のありそうな顔」をしていたり。

こういうところがやけにツボにはまるのよね~♪

斑鳩王の慟哭(黒岩重吾)

2008年08月27日 | 本のこと
斑鳩王の慟哭 (中公文庫)斑鳩王の慟哭 (中公文庫)
黒岩 重吾

中央公論社 1998-09
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斑鳩王というのは、厩戸王子(聖徳太子)のことです。

聖徳太子は、ご存じの通り、推古天皇の皇太子として蘇我馬子と一緒に外交をはじめとする政務に当たった人物で、遣隋使の派遣や官位十二階を定め天皇の中央集権を高めることに尽力したことで有名です。

本書では、聖徳太子の晩年と、太子没後の上宮王家の滅亡までが描かれています。仏教に造詣が深く、博識で、一度に10人の話を聞くことができたなど人間離れした伝説が有名な聖徳太子ですが、本書の中では、博愛主義で理想家で悩み多い凡夫(仏教用語で普通の人の意味)として描かれています。理想的な人間像・国家観を持ちつつも現実はそうは行かないことから厭世感を募らせ、政治から距離を置くようになるまでの心境や、年老いて太子を頼り切る母親を疎ましく思いつつも突き放せないところや、息子の山背大兄王を天皇にするために蘇我馬子や推古天皇を相手に政治的な駆け引きを繰り広げるところは、歴史の教科書には絶対にない面白さです。

だいたい歴史の教科書では、推古天皇は中継天皇として聖徳太子を全面的に信頼して政治を任せていた云々とあったのに、本書の推古天皇はしっかりと権力を握り、複雑な血縁関係の中で自分の血統に執着する凄まじい人物として描かれていて、推古天皇の権力を改めて見直した作品ということらしいです。

この当時の血縁関係は本当に複雑で、表を手元に置きながら読み進めないとすぐにこんがらがっちゃうのですが、こういうときはマンガもけっこう頼りになります。

今回は、いっしょに「暁の回廊」を読んで何とか混乱を防ぎました。

暁の回廊 【コミックセット】長岡 良子B00007CEM4

古代ロマンシリーズで有名な長岡良子の作品で、聖徳太子や推古天皇没後の中大兄皇子の少年時代(葛城王子時代)の物語です。本筋からはずれたところで、聖徳太子の長男である山背大兄王子率いる上宮王家の滅亡に関する記述がありますが、上宮王家の評価や山背大兄王と舂米女王の関係に関する解釈は少し独特です。

楽天VS西武@仙台

2008年08月26日 | 散歩・旅のこと
仙台最後の夜は、クリネックススタジアム宮城(通称Kスタ)で楽天の試合観戦。
心配していた雨も午後にはしっかり上がり、野球観戦日和と相成りました。



Kスタは小さいと聞いていたけれど、なるほど言われているとおり。
これではチケットがすぐ完売になるのも頷けます。

わたしたちは普通の座席だったけれど、テーブルとベンチのグループ席もあって
大勢で来るときはワイワイと食べたり飲んだりおしゃべりに花を咲かせながら観戦できる席もある。
神宮もああいう席を作ってくれたら、もっと頻繁に通うのに。なんちゃって。



それにしても、このフェンスの「低さ」を見てください。メジャーリーグみたい(夫曰く)。
前から4列目でこれでは、万が一ホームランが飛んできたらあたるぞ~♪
なんて冗談で言っていたら、本当にわたしをめがけてホームランボールが飛んできたァ!

残念ながら、わたしの頭上をビュンっと飛び越えたホームランボールは
後ろの板にあたって、夫の隣に座っていた女子に奪われてしまいましたけどね。

この日は他に3本ホームランが出たけど、わたしたちのところには、この1本しかこなくて残念。
それでも、ホームランボールにあたりそうになるなんて、スリル満点。
他の球場ではあり得ない経験よね。

他の球場にはない魅力といえば、この日の夕焼けはそれはそれはきれいでしたの。



この日は5回裏が終わったところで花火の打ち上げまであって、ボルテージが上がりまくりです!
今年2回目の花火。それもまたもや球場で。ラッキー♪

マーくんのいない楽天は結局西武に負けちゃったけれど、
地元のファンの熱い声援は風船とともに仙台の夜空に舞い上がり
いつまでもいつまでも熱冷めやらず続くのでした。


甘味処彦いち@仙台

2008年08月25日 | 散歩・旅のこと
牛タンでお腹を満たした後は、にぎやかな一番町にある甘味処で食後のデザートを所望。

訪れたのは「甘味処彦いち」というお店。
人気店らしいので行列を覚悟していたのですがこの日はラッキーにもすぐに入れました。



甘味処はかなり久しぶり。メニューはどれも魅力的。
あれもこれも食べたくてなかなか決まらない。
結局注文は2つともわたしが食べたいものになりました。

さて、上品なたたずまいのこちら↓は、「クリーム白玉ぜんざい」。見かけ同様しっとりと上品なお味です。



迫力の「彦いち特製パフェ」は、わたしが大好きな白玉・あんこ・抹茶アイスに、フルーツと夢のコラボ実現です。



プリプリの白玉のせいで、思わずおかわりするところだった・・・

ああ~おいちかったぁ

牛タン一福@仙台

2008年08月24日 | 散歩・旅のこと
仙台に来たらやっぱり牛タン!
事前に仕入れた情報によると、「仙台の歌舞伎町」と呼ばれる国分町に
おいしい牛タン屋さんが集まっているらしい。

わたしたちが今回入ったのは、「牛タン一福」というお店。
わ~い、念願の牛タンだァ♪



これ↓は味噌味の牛タン。柔らかくて肉厚の牛タンに甘辛の味噌だれが絶妙!



こちら↓は、お決まりのタン塩と、牛タンサラダ。
東京で食べるタン塩よりももちろん肉厚で、これもおいし~い♪



牛タンサラダのお肉は薄切りですが、燻製ハムのような食感で、これまたホッペタが落ちそう。

こちら↓は、テールスープです。お腹にやさしい味で締めに最適♪



思い出したらまた仙台の牛タンが食べたくなってきたぁぁぁぁぁ

瑞巌寺@松島

2008年08月23日 | 散歩・旅のこと
土砂降りの中、伊達正宗の菩提寺「瑞巌寺」へ。

重要文化財の中門は雨に濡れそぼっているけれど、やはり迫力ある姿です。



入母屋作造の本堂は国宝で、外から見る限りは質実剛健な建物です。



内部は、撮影禁止で写真が撮れなかったのが本当に残念ですが、
桃山様式の唐戸・欄干・天井・床の間・襖などなどきらびやかな内装が
薄暗い建物の内部に浮かび上がって別世界にいるみたい。

回廊からのぞむ庭の緑も、建物内部の暗さに目が慣れたせいか
土砂降りの中なのに妙に緑が明るく映えて癒される。




旅行中に雨なんていうとマイナス気分になりそうだけど、
今回は雨とお寺がベストマッチであることを発見してかなり満足♪

雨の松島

2008年08月22日 | 散歩・旅のこと
「松島や ああ松島や 松島や」

松島の美しさに圧倒された芭蕉が詠んだ有名な句ですが、
リアス海岸の湾内に存在するいくつもの奇岩は必見もの。

あいにくの悪天候の中、松島島巡り観光船「仁王丸」に乗って松島湾へ。



波が穏やかな湾内を観光船がスルスル進んでいきます。
観光船の船尾からは観光客がカモメに餌をばらまくため、
たくさんのカモメが必死の形相で観光船を追いかけます。

有名な島の近くでは観光船はスピードを落としてくれるので、
観光客は島の姿をじっくりと観察できます。



松島はカキの養殖でも有名なところ。
カキってこんなふうに養殖するんだ、ふうん。



だんだん雨が激しくなっちゃって、せっかくの景観もこんなふうにぼやけてしまったけど、
雨の松島もいいものです。




船を降りた後は、松島の海の幸でご機嫌直し。




三陸海岸ドライブ

2008年08月20日 | 散歩・旅のこと
三陸海岸沿いに国道45号が走っている。
海岸線に沿って走っているかと思うと、森や小さな集落の中を走ったり、
常に刺激があって運転に飽きない道です。

森を抜けるときは、ちょっと高台の木々の間から、リアス式海岸の岩と海が
ちらりと見えて大興奮しっぱなしのドライブとなる。

でも、やっぱり一番すごいのは国道45号をはずれて海岸線まで出たとき。
迫力のリアス式海岸の景色が目に飛び込んでくる。






地元の人しか知らない、すばらしい海岸がまだまだたくさんあるんだろうな。