昨日、2010年原水爆禁止世界大会代表団による苫小牧報告集会がアイビープラ ザで開催。いつもすべての演出を担当している苫小牧原水協常任理事の○○先生が不在のため、私が代行して仕切役となりました。
その前に、理事長が体調不良のために療養中ですが、日中に電話があり「今回が最後(の出席)になるかナ、こんな老いぼれでも役立つことがあるかナ」と寂しさそうに語ります。「私が車で迎えに行きます」と約束しましたが、奥さんは大変心配そうな顔をしていました。長い期間、苫小牧の平和運動を支えてきた理事長だけに、その存在は大きなものがあります。主催を代表してあいさつをした理事長は「ご覧の通り、(車イスに)座ったままでのお話をお許し下さい。・・・何とか(報告集会に)たどり着きましたが、私の顔を見るのが初めてという人がいたなら、それだけ平和運動が前進(広がって)している証です」としっかり後継者が育っていることに確信したようです。
報告集会には、代表団7人を含め33人が参加してくれました。 一人一人がレポート提出し、4泊5日の強行スケージュールのなかで開かれた原水爆禁止世界大会の様子が冊子に上手にまとめられています。
今回の報告集会(私の記憶では22年間参加している)が過去にない“確信に満ちた内容”が伝わってきました。それは、「核兵器廃絶」が世界の流れになったことです。被爆国日本が「核兵器の恐ろしさ」を世界に広げ、世界から「核兵器廃絶」を決めたのです。と当時に、「戦争と平和」について歴史的に実相を明らかにすべき時期に来ていると感じました。
私の母の妹(叔母)は樺太からの引揚船(小笠原丸)に乗船していて、ロシアの潜水艦に撃沈されました。日本で言う戦後の9月1日です。しかし、ロシアは「9月2日が“終戦である”」と主張し、戦時中のことであり補償問題は関係ないし、「日本の地図には北方4島はロシア領土となっていない」と出張していることが報道されました。確かに、加害者。被害者意識の違いはあるとは言え真実を知ることは必要です。北東・東南アジアを侵略した加害者は日本であることはもう明らか。一方で、真珠湾攻撃を事前に(米国側が)察知していたとのこと。戦争は絶対に繰り返してはならない。“平和ぼけ”にならないように、日々考え・行動し、同時に歴史を学ぶことが大切だと思います。
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