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トカゲの尻尾切り?

2009年03月28日 12時05分26秒 | インポート

 今日は、久々に早朝から気持ちの良い天候で、早起きして50分間も歩きました。

 さて、「私は何も聞いていませんでした」と、この間、何度耳にした言葉でしょう。聞く側は「それって、責任のがれですよネ」と私に聞いてきます。そして、決めせりふは「最終的には管理責任者の(私の)責任です」と謝罪です。今回の第2給食センターでのダイオキシン問題で公表の遅れをすべて「場長の責任」のように聞こえてきます。事実は判りませんが?「それって、トガゲの尻尾切り」と考えるのは私だけでしょうか?確かに2年前(アスベスト含有断熱材の堆積量700㎏)の同様な事故と比較して、今回の事故による堆積量は1/1060㎏)だったとは言え、アスベストの飛散が問題であり堆積量ではありません。2年前の事故の際、事故処理に携わった業者から「改善提案書」(H18.5.8)が市に提出。改善策として3通り示されました。①煙突内部アスベスト含有物の全撤去工事②煙突内部剥離堆積物のみの除去工事③煙突の新設です。市は、財政難を理由に②を選択しました。問題は、除去工事が公表されていませんし、その処分はどのように行ったのか「謎」です。アスベストの除去・処分には、道への報告、処分の方法も決められているはずですが、未だに事故の経過、対応は議会に報告されていません。「市民の健康などに関わる問題は、優先課題として取り組みます」とは理事者の一貫した答弁であったはず。なのに、何故対応してこなかったのか?偶然、その事故時の担当責任者であつた「場長」にすべての責任を投げかけるのであれば、組織は必要ありません。問題は、情報伝達の糸が途切れている「組織」体制に問題があると思います。

 先の会派代表者会議での私の質問に「多分、『内部告発』でマスコミに・・・」と情報が漏れた?ような答弁でしたが、「犯人探し」より、事実を隠していた、という行政の危機管理意識の欠如こそが問われる重大な問題であり、こうした「なれ合い」は絶対に許せるものではありません。

 話は変わりますが、民主党の小沢代表の記者会見を聞いて疑問に感じました。「企業献金、今回それこそ問題になっている団体献金、これを全面的に禁止するということだと思う」、「企業献金はよくないとして規制を強化するのなら、企業や団体からの献金を全面的に禁止しないと効果がない」と述べました。言っていることには同感です。でも、過去からの自分の姿勢はどうだったのか国民の前に明らかにする(説明責任)必要があるし、企業献金は法律で禁止しなくても、まず党首が先頭にたって受け取らない、と意思を表明し、党としても受け取らなければ良いのでは、と思います。日本共産党は一貫して企業・団体からの政治献金は受け取っていません。(政党助成金も)法律がなくても実行出来るのです。

 今の悪政は医療・介護・教育も含め「自己責任論」で国民負担を求め、一方で政党・政治家が「濡れ手で粟」、「税金のムダ使い」が行われています。こうしたことが「政治改革」の名で地方行政までに影響が出ています。今回の事例は、そのことを警鐘する意味からもしっかりした究明が必要と考えています。