音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

I’ll Never Fall in Love Again

2007年10月22日 | 歌詞・訳詞
恋をしてなにが手に入るっていうの?
あなたの夢を破裂させる針を持った男
それが得ることのできるすべて
もう絶対に恋なんてしない
もう二度と恋なんてしないわ

男とキスしたからってなにかいいことあるの?
せいぜい肺炎の菌をもらうだけ 
そしてその後 彼は電話もしてこない
もう絶対に恋なんてしない
もう二度と恋なんてしないっていってるのよ

「それで話はおしまい?」なんていわないで
これまで恋をしてきたけど 今は抜け出せて嬉しいんだから
そう 自分を縛りつける鎖から抜け出せて
だから あなたにも忠告しておくのよ

恋をしたからってどうなるの?
手にはいるのは嘘や痛みや悲しみだけ
もう絶対恋なんてしないわ
少なくとも明日まではね
いいえ もう二度と恋なんてしない

- Dionne Warwick「I'll Never Fall in Love Again」(1970)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 前回紹介したヨンジンのバカラック・アルバムでもカヴァーされていた曲。
 もともとは、ミュージカル「Promises,Promises」(1968)のために書かれた曲だが、1970年に全米ヒットチャート6位にランクインしたディオンヌ・ワーウィックのヴァージョンが(たぶん)最も有名。
 多数のカヴァー・ヴァージョンがあって、エルヴィス・コステロなど男性シンガーが歌ったものもあるんだけど、ここでは女性ヴァージョンで訳してみた。

 「男とキスなんかしたって 肺炎の菌をもらうだけ」っていう歌詞はいつ聴いてもすごいなあと思う。(「he'll never phone ya」と韻を踏ませるために「pneumonia(肺炎)」って単語を持ってきただけかもしれないけど。)
 で、「もう恋なんて絶対しない」といっておきながら「少なくとも明日までは」と留保すると。さすがハル・デヴィッド。

 原詞はここを参照。

 ディオンヌの歌唱に静止画を載せた映像