音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

Walls and Bridges

2007年09月15日 | 音楽関連ニュース
     
◆ジョン・レノン紙ジャケ・コレクション(HMV Japan)
 紙ジャケ化されるのはとりあえず嬉しいんだけどさ、「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」はオリジナルのままの音源で出してくれないと意味ないよ。
 現行CDのどこがどう駄目なのかについては、旧日記過去ログをどうぞ。

◆ファースト・バーバリアンズ『ライヴ・フロム・キルバーン』DVDについてのお知らせ
 9/12のエントリで取り上げたバーバリアンズCD+DVDについて、日本発売元のMSIから以下のメールが届いた。
お世話になっております。

弊社11月10日発売予定のファースト・バーバリアンズ『ライヴ・フロム・キルバーン』(MSIG 0421/2)のDVDのサンプルをチェックしましたところ、非常に画質が悪いことが判明いたしました。
具体的には
1)途中で映像が乱れる部分が多数存在する。
2)画像が白黒になったりカラーになったりして安定していない。
3)マスターの劣化による色の滲みが顕著である。
などの点があります。
発売元であるロニー・ウッド自身の会社、ウッデン・レコーズに問い合わせたところ、ロニー・ウッドの息子、ジェシー・ウッドから、この映像のマスターが見つからないためロニー・ウッド自身が所有していたビデオ・テープをマスターとして使用しているので画質が悪いのだが、映像の歴史的価値を考えてこのリリースを決定したとの回答がありました。
弊社としても日本での発売を断念も考えましたが、彼らの意思を尊重して発売することにいたしました。
したがいまして、ご購入に際しては以上のことを念頭に入れてご検討をされる事と、画質が悪い旨、予め御了承していただきたく思います。

今後とも宜しくお願いいたします。

MSI/ミュージック・シーン株式会社
〒161-0034 東京都新宿区上落合 1-29-13 NBEビル3F
tel: 03-3360-3061 fax: 03-5330-6593 e-mail: info@musicscene.co.jp
発信者:MSI(Music Scene Inc.)
    ミュージック・シーン株式会社

ブートビデオ並か…。

The Last Ride

2007年09月15日 | 歌詞・訳詞
これが最後のドライヴ
僕らの小さなゲームはおしまい
これが最後のドライヴ
君を家に送っていく時間だ
僕たちは泣きはしない こうなることはわかっていたから
でも急ぐ必要はない ゆっくりとクルマを走らせよう

これは危険なドライヴ
目的地に着くのが怖いんだ
でもなんとか生き残らなくては
死ぬことは生きるより愚かなこと
ぜんぶわかっていたはず
うまくやっていけると思っていた
でも僕は いちばん必要な時に 愛を拒んでしまった

これが最後のドライヴ
僕の小さなゲームはおしまい
これが最後のドライヴ
僕も家に帰る時間だ
僕は泣きはしない こうなることはわかっていたから
でも急ぐ必要はない ゆっくりとクルマを走らせよう

道は曲がりくねって 町へと続いている
陰鬱な雨が落ちてきて 地面を光らせる
水平線は東に 地平線は西に
月 太陽 すべての風景
かわいい息子と 貞節な妻
哀れな男の破滅
父と 子と 聖霊
すべてが いちばん必要なときに 愛を拒んだ

これが最後のドライヴ
ふたりの小さなゲームはおしまい
これが最後のドライヴ
ふたりとも家に帰る時間だ
ふたりは泣きはしない こうなることはわかっていたから
でも急ぐ必要はない ゆっくりとクルマを走らせよう

- Todd Rundgren「The Last Ride」(1974)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 邦題「惜別のドライヴ」。以前のエントリでちょっと触れたトッド・ラングレン傷心ソング。
 それぞれ別に家庭を持つ(と思われる)二人の短い情事の終焉を歌った曲だ。
 「これが最後のドライヴ」の部分の代名詞が、「僕ら(our) 」→「僕(my)」→「ふたり(their)」に変化していくのがなかなかに味わい深いね。
 
 しかし、このせつない曲も、「Ride」という言葉を違う意味でとらえると別の解釈が………人格疑われるのでやめとこ。
 
 原詞はここ

 1978年のライヴ。名演。