音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

ポリリズム

2007年09月17日 | CDの感想
  
◆Perfume「ポリリズム」(初回限定盤)(CD+DVD)(2007)
 オリコンデイリーランキング4位だそうで。まずはめでたい。

 でも、正直言って「ポリリズム」って曲、あまり好きになれないのです。最初にあったサビを強引にふくらませた感じの楽曲で。そのふくらませ方は、かなり野心的なものだとは思うけど。

 これでブレイクしちゃって、代表曲がこの曲になっちゃったりするのはちょっと勘弁してほしいなあ、というのが個人的感想。PVもいまいち地味でおもしろみに欠けるし。「エレクトロ・ワールド」や「チョコレイト・ディスコ」でブレイク!っていうのなら、諸手を挙げて喝采を送るんだが。

 しかしその不満をおぎなってあまりあるのが、カップリング曲「SEVENTH HEAVEN」。これはいい。ほんとにいい。意表をついたピアノによるイントロ、最初の声が入ってくるときのインパクト、全体にただよう透明なせつなさ。ただただ素晴らしい。

 こういう驚きがあるかぎり、僕はまだPerfumeを聴き続けると思う。
 
「どれだけ キミのこと 想い続けたら/やわらかい 言葉じゃなくて キミに届く/もしもね この願いがちゃんと叶うなら/はじけて 消えてもいいよ」("SEVENTH HEAVEN")

 ちなみに「Seventh Heaven」ってのは、もともとユダヤ教とかキリスト教とかでいう「最上天」(神と天使がいる場所)のことですね。転じて「至福」「最高の幸せ」という意味で使われるようになったと。(参考資料