Round Rock日記

テキサスの田舎でのんびり暮らし。
カロリー消費を目指して、オースティン近郊を今日も走る!

真ん中から東へ進む旅(鍵をかける博物館編)

2023-05-09 00:21:00 | 旅行

ロードトリップ8日目は、

Atlanta(GA)からJackson(MS)へ移動します、

380マイル(=611km)

途中、Buc-eesで給油をしたら、

ものすごーい混雑&喧噪にビックリ

この辺りでは、まだBuc-eesが珍しいようで、

給油ポンプは空いているのに、店内が大混雑している、

というテキサスとは真逆な状況。

 

ジャクソン(ミシシッピ州都)に到着し、

Smith Robertson Museum & Cultual Centerへ 。

州議事堂すぐ裏なんだけど、数ブロックだけで、寂れ具合がスゴい

ミュージアムの周辺も、ボロ屋か廃屋か空き家か、寂れまくってる。

扉を開けようとしたら、ん閉まってる開館日なのに何故

彼がドアベルを押すと、奥から人が出てきて、ドアを開けてくれました

で、私たちが入ると、即、鍵をかけてました防犯の為だった・・・。

 

 

ミュージアムの建物は、ジャクソン市の公立小学校で初めての黒人が通う学校として、

1894~1971年まで使われていました。

1984年からは、ミシシッピ州&南部における黒人の歴史、

奴隷としての黒人の歴史、公民権運動についてのミュージアムとして、利用されています。

 

黒人が30~50日かけて、船でアフリカからアメリカに連れてこられた状況は、

真っ暗で、動けない位の、すし詰め状態の船の模型で体感できます。

とても詳しい説明があります、内容としては、かなり重い、でも事実。

 

昔は、黒人のMidwife(助産婦さん)が多かったんですね。

 

公民権運動、

白人と黒人で分かれていた水飲み場。

黒人の地位向上&人種差別撤廃に奔走したMedgar Wiley Eversについて、

かなり興味深い展示でした。

そして人種が絡むと暗殺も絡んでくる、

実際、Medgar Eversも、自宅前で白人(人種差別主義者)に銃で殺されている。

 

全体的に、暗くて重くて悲しい内容ばかりなんだけど、

こんなことが、比較的最近まで行われていた、と言う事実、

アメリカの人種差別は、まだまだ続く根深い問題です

 

とても小さなミュージアムだけど、絞った内容だけに、

内容はめちゃ濃いです、大人向け、オススメ

見終わって、何も言わず建物を出ても良かったけど、

それだと、鍵あけっぱなしだなぁと思ったので、

人を呼んで、私たちが出てから、鍵をしめてもらいました

 

すぐ近くは、昔、黒人が行き交ったFarish Streetがありました。

今は、ほぼ廃屋ばかりで見る影もありませんが、

1940年代は、お洒落をした黒人男女が行き交うお洒落スポットだったようです。

 

 

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