国際医療について考える

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小児におけるマラリアのリスク

2012-08-20 | Malaria

CDCの報告によると、2010年には1688例の輸入マラリアが報告。
年齢の情報がある報告は1573例、そのうち18歳未満で純粋に一般の米国人での報告は108例。
さらに年齢の内訳は2歳未満が4人、2-4歳が10人、5-12歳が54人、13-17歳が40人。
また詳細が分かる症例の75%はアフリカで感染、83%がVFR。
予防内服に関する情報を確認できた85人中、予防内服を行なっていたのは26人、正しい治療薬が選択されていたのは16人、きちんと内服していたのは5人。
(症例報告の中での内服率である点に注意)
全体の死亡症例数は9例であり、20歳未満での死亡者はなし。 


英国では1987-2006年までの20年間で25,054例の熱帯熱マラリアが報告。
184名の死亡者のうち5歳未満の死亡者はなし。
5-18歳についても他の年齢群と比較して、最も低い死亡リスク。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22454091


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