国際医療について考える

国際協力という分野に興味を持つ人たちとの情報共有、かつ国際協力に関する自分としてのより良いありかたについて考える場所。

梅毒の歴史について

2014-04-27 | 感染症内科 各論
梅毒の起源1494年にフランス王シャルル八世が外国人傭兵で編成された軍隊を率いてイタリアに入り、大晦日にローマに侵攻、1495年2月22日にナポリに入る。5月12日にフランス王がナポリに入るが1週間後にはスペインの援軍と民衆の敵意によりフランスへ去る。その後、流行した疾患をフランスではナポリ病と呼び、イタリアではフランス病と呼んだ。アメリカ起源説クリストファー・コロンブスはスペインのセビーリャに1 . . . 本文を読む
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米国の定期予防接種による有益性

2014-04-27 | Vaccine トピックス
Benefits from Immunization During the Vaccines for Children Program Era — United States, 1994–2013Weekly April 25, 2014 / 63(16);352-355 背景予防接種は最も効果的な公衆衛生上の介入手法である。小児に対するワクチンプログラムThe . . . 本文を読む
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米国のミネソタにおけるラッサ熱の輸入症例の報告

2014-04-05 | 感染症内科 トピック
米国ではこれまで7例のラッサ熱の輸入症例が報告されているが2010年以来報告はなかった。今回、西アフリカに渡航歴のあるミネソタ在住の患者で報告された。 患者は発熱と意識障害で2014年3月31日に医療機関を受診、診療にあたった医師はウイルス性出血熱を疑い、血液をCDCに送ったことで4月3日に確定診断された。患者の病態は落ち着いており、回復に向かっている。通常の接触では感染拡大はみられないが、 積 . . . 本文を読む
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