世界におけるワクチンの歴史
7世紀:インドの仏教徒がヘビ毒を飲む習慣
10世紀:中国で人痘接種の記述(詳細不明)
11世紀:中央アジアで天然痘発病者から採取した膿を乾燥させ、健康な人に接種する方法(種痘)が開発⇒ 中国、トルコ、アフリカ、ヨーロッパなどへ広まる
16世紀:インドでも人痘接種の習慣
1721年:中国から英国に人痘接種が導入
1742年:中国で人痘接種 . . . 本文を読む
A phase 3 trial of RTS,S/AS01 malaria vaccine in African infants.
背景
•マラリアワクチン候補である RTS,S/AS01 は、アフリカの7カ国で現在進行中の第 3 相試験において、生後 5~17 ヵ月の児の臨床的マラリアと重症マラリアの両エピソードを、1年間の . . . 本文を読む
4月の最終週はWorld Immunization Weekです(World Immunization Week 2013)。
WHOがキャンペーンを行っています。もとは2003年にアメリカ地域事務局が開始したキャンペーンですが、2012年から6つの事務局が同時開催して、180カ国以上が参加しているそうです。
下の図はワクチンで予防可能な病気で亡くなっている5歳未満の子どもの推計小 . . . 本文を読む
2012年に罹患者数が多かったのはサルモネラ(7,800件)、カンピロバクター(6,893件)の順入院率や死亡率が高いのはリステリア(96%, 10.74%)5歳未満では特にサルモネラの罹患率が高く(63.49/10万人)、次いでカンピロバクター(24.78/10万人)1996-1998年と比較して、腸炎ビブリオと診断される割合が高くなってきているが、発生数は193件と少ない。
腸炎ビブリオは海 . . . 本文を読む
【麻疹の抗体検査法】- 通常、HI法、NT法、ELISA/IgG法、PA法が用いられる。・ NT法(中和反応)被検血清を段階希釈して一定量のウイルスを加える。ウイルス・被検血清混液を培養細胞に接種し、細胞変性効果(CPE)を観察。ういるすの活性を阻止する血清希釈倍数。長所:感染防御抗体を検出できる、安価で信頼性が高い短所:培養細胞、チャレンジウイルスが必要、施設環境(麻疹であればBSL2)が必要、 . . . 本文を読む
Epidemiol Rev. 1993;15(2):265-302.
R0 基本再生産数
Vaccine 6th ed chapter 71 community immunity p1399
インフルエンザ R0: 1.4-4 必要な集団免疫閾値 30-75%
麻疹 R0: 12-18 必要な集団免疫閾値 92-94%
百日咳 R0: 5-17 &n . . . 本文を読む
麻疹、はしかの語源「はしか」の語源は芒(はしか・のぎ)にあるとされ、芒は稲や麦などのイネ科植物の穂の先に針のように尖った堅い毛のことで、穂先で皮膚をこすった時のちくちくと痛がゆい、こそばゆい感じをはしかいと表現されることが語源となったと考えられる。「麻疹」は中国由来の語で、発疹の形や色が麻の実のようみ見えることに由来するとされる。 「Measles」 はmaselの複数形で、語源はドイツ . . . 本文を読む
2012年には5,920人(男女比4,210:1,710)が英国でHIVと診断された遅れ報,告を含めると6,230人まで上昇する可能性あり2005年の報告数7,970をピークに年々、減少傾向にある新規に診断された症例の52%にあたる2,480人がMSMであり、最終的には約3,200人となる見込みであり、その割合が増加傾向2012年には400人のHIV罹患者が死亡し、350人がAIDSが死因と報告さ . . . 本文を読む
風疹発疹、リンパ節腫脹、発熱を3徴とする疾患で20~40%の不顕性感染がみられる一般的には軽症であり、稀に脳炎(6,000例に1例)、血小板減少性紫斑病(3,000例に1例)、神経炎や精巣炎などの合併症を引き起こす先天性風しん症候群(CRS)風疹ウイルスの母胎感染で起こる先天異常で、難聴、白内障、心奇形を3徴とする母胎に発疹を伴う風疹感染がみられた場合、妊娠12週以内であれば85%、13~16週ま . . . 本文を読む
リケッチアの分類アルファプロテオバクテリア1リケッチア目1.1リケッチア科1.1.1リケッチア属- Rickettsia prowazekii 発疹チフス (epidemic typhus, exanthematous typhus, jail fever, typhus [typhous] fever.)- R. typhi 発疹熱 (endemic typhus, eruptive fever . . . 本文を読む