国際医療について考える

国際協力という分野に興味を持つ人たちとの情報共有、かつ国際協力に関する自分としてのより良いありかたについて考える場所。

髄膜炎菌ベルトでの髄膜炎の報告

2013-03-27 | Vaccine トピックス
WER: 21 March, 2013http://www.who.int/wer/2013/wer8812.pdf 髄膜炎ベルトを形成するセネガルからエチオピアまでの22カ国に4億人が住む。1993年から2012年までに947,000人が髄膜炎として報告され、10万人が死亡したと推定される(80%は髄膜炎菌性髄膜炎 serogroup A)。Serogroup Aに対するコンジュゲートワクチン( . . . 本文を読む
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エイムゲンの小児接種適応拡大

2013-03-18 | Vaccine トピックス
これまで16歳以上が接種適応だったエイムゲンが、今回添付文書の改定に伴い小児にも接種可能となった。接種量は0.5ml、筋肉注射も可能。  http://www.kaketsuken.or.jp/images/stories/medical/pdf/20130314aim-info.pdf     . . . 本文を読む
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新型コロナウイルス update (MMWR)

2013-03-16 | 感染症内科 トピック
2013年3月7日時点において、2012年4月から2013年2月にかけてWHOから14例の新型コロナウイルスの確定症例(8例の死亡)が報告。英国の3例は1家族内の感染で、発端となった患者は1月28日に英国に帰国するまでパキスタンとサウジアラビアに渡航歴あり、帰国前の1月24日に呼吸器症状を呈した。1月31日に重症下気道感染にて入院、2月1日にインフルエンザA(H1N1)と新型コロナウイルスが検出さ . . . 本文を読む
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2013-2014 シーズンのインフルエンザワクチン推奨ウイルス株 (北半球)

2013-03-15 | influenza
WERで来シーズンの推奨インフルエンザワクチン株が発表されています。http://www.who.int/wer/2013/wer8810.pdf昨年度からの変更点として、A/H3N2に関しては現在使用しているウイルス株は免疫原性の低下を認め、異なるウイルス株への変更も示唆されています。またB型に関しては、世界的にヴィクトリア系統と山形系統が流行しているため、4価ワクチンが利用できるなら両方の系統 . . . 本文を読む
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英国での百日咳の増加

2013-03-06 | Vaccine トピックス
2008年以降、2012年10月をピークに百日咳の報告増加。 成人の割合が増えている。 この増加は成人での発症例が認知されて、血清抗体検査数が増加したことによる影響も考えられる。 一方で、ワクチン接種後の抗体価漸減による感染増加による影響もあると考えられる。このことは、生後3か月未満の症例が多いことからも示唆される。 HPR 1 March 2013 イギリスにおける2001年-2011年に . . . 本文を読む
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