年間、8000-9000万人の旅行者がマラリア流行地域に渡航する
マラリアに罹患するリスクはマラリアの種類、罹患率、滞在期間、旅行のスタイル、予防方法、旅行者の特性による。
旅行者がマラリアについてまず知らなければならないことは
・疾患の情報、感染経路、潜伏期間、症状
・防蚊対策
・高度流行地域に行く場合の予防内服
・状況に応じた迅速な診断及び自己治療についてのアドバイス
マラリア感染のリスク . . . 本文を読む
治療を受けていないHIV感染者との暴露に関する推定リスク[Arch Intern Med. 2004;164(1):46-54.]
肛門を使った性交渉(受け手):2%
腟での性交渉(受け手):0.1%
肛門や腟を使った性交渉(攻め手):0.06%
オーラルセックス(受け手):0.04%
その他の性交渉による暴露:0.004%
針やシリンジの共有:0.3%
咬傷や暴行:0.004%
リスクは相手の . . . 本文を読む
ESKAPE: enterococcus faecium, S. aureus, Klebsiella pneumoniae, Acinetobacter baumannii, Pseudomonas aeruginosa, Enterobacter species
毒性や抗原性は高められていないが、薬剤に対する耐性が強い。
NDM-1では遺伝子学的な多剤耐性因子が細菌の種を越えて伝播する。
イ . . . 本文を読む
皮膚疾患
渡航後の受診者25,000人のうち皮膚病変に関する相談は、発熱、下痢についで3番目に多く[N Engl J Med. 2006;354(2):119-30]、全体の18%を占める[Int J Infect Dis. 2008;12(6):593-602.]。
内訳としては、幼虫皮膚跛行症(9.8%)、虫刺症(8.2%)、皮膚潰瘍(7.7%)、虫刺症の合併(6.8%)、アレルギー性皮疹( . . . 本文を読む