国際医療について考える

国際協力という分野に興味を持つ人たちとの情報共有、かつ国際協力に関する自分としてのより良いありかたについて考える場所。

誰にマラリア予防内服を勧めるか?

2011-02-05 | Malaria
年間、8000-9000万人の旅行者がマラリア流行地域に渡航する マラリアに罹患するリスクはマラリアの種類、罹患率、滞在期間、旅行のスタイル、予防方法、旅行者の特性による。 旅行者がマラリアについてまず知らなければならないことは ・疾患の情報、感染経路、潜伏期間、症状 ・防蚊対策 ・高度流行地域に行く場合の予防内服 ・状況に応じた迅速な診断及び自己治療についてのアドバイス マラリア感染のリスク . . . 本文を読む
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医療従事者以外のHIV暴露

2011-02-05 | HIV
治療を受けていないHIV感染者との暴露に関する推定リスク[Arch Intern Med. 2004;164(1):46-54.] 肛門を使った性交渉(受け手):2% 腟での性交渉(受け手):0.1% 肛門や腟を使った性交渉(攻め手):0.06% オーラルセックス(受け手):0.04% その他の性交渉による暴露:0.004% 針やシリンジの共有:0.3% 咬傷や暴行:0.004% リスクは相手の . . . 本文を読む
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NDM-1

2011-02-03 | 感染症内科 各論
ESKAPE: enterococcus faecium, S. aureus, Klebsiella pneumoniae, Acinetobacter baumannii, Pseudomonas aeruginosa, Enterobacter species 毒性や抗原性は高められていないが、薬剤に対する耐性が強い。 NDM-1では遺伝子学的な多剤耐性因子が細菌の種を越えて伝播する。 イ . . . 本文を読む
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渡航後の皮膚疾患

2011-02-02 | Travel Medicine 概論
皮膚疾患 渡航後の受診者25,000人のうち皮膚病変に関する相談は、発熱、下痢についで3番目に多く[N Engl J Med. 2006;354(2):119-30]、全体の18%を占める[Int J Infect Dis. 2008;12(6):593-602.]。 内訳としては、幼虫皮膚跛行症(9.8%)、虫刺症(8.2%)、皮膚潰瘍(7.7%)、虫刺症の合併(6.8%)、アレルギー性皮疹( . . . 本文を読む
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