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COVID-19ワクチン

2021-06-29 | COVID-19
1. 日本国内でのCOVID-19ワクチンの使用体制

1-1. 使用可能なワクチン
A. ファイザー・BioNTech社のmRNAワクチン
承認:国内で2021年2月14日に特例承認
2021年中に1億4400万回分の供給を受ける契約(2021年1月20日)
追加で2021年第3四半期に5000万回分のワクチン供給を受ける契約(2021年5月14日)


B. モデルナのmRNAワクチン(武田薬品工業による国内製造)
承認:国内で2021年5月21日に特例承認
供給体制:2021年上半期に4000万回分、2021年第3四半期に1000万回分の供給を受ける(2020年10月29日)

2022年初頭から5000万回分のワクチン供給を受けることを協議中

C. アストラゼネカのウイルスベクターワクチン
承認:国内で2021年5月21日に特例承認
供給体制:3000万回分を2021年第1四半期中に、合計で1億2000万回分の供給を受ける(2020年12月10日)

1-2. 全体の供給体制
2021年に使用できるワクチンは1億9400万回+5000万回+1億2000万回分=3億6400万回分(1億8200万人分)の供給を確保
ただし、2021年6月時点でアストラゼネカのワクチンは使用されていないので、実際の流通は2億4400万回分(1億2200万人分)

1-3. 使用体制
2021年2月17日から2022年2月28日まで、予防接種法上の臨時接種
原則、接種順位の上位に位置づける者の接種順位と規模に従って、市区町村が実施主体となり住民人接種



ただし、2021年6月21日からを目途に、モデルナワクチン3300万回分を用いて18歳以上に職域接種を並行して実施



2. COVAXを通じたCOVID-19ワクチン使用体制
国際的に使用を許可する前提として緊急使用リストに掲載される必要がある






3. 開発されたワクチンの知見等

BioNTech / Fosun Pharma / Pfizer (Germany / Shanghai / USA) のワクチン
2020/12/2 英国緊急使用許可、2020/12/7バーレーン承認、2020/12/10カナダ緊急使用許可、2020/12/13米国緊急使用許可、2021/2/14日本特例承認等
3週間隔で2回筋肉注射









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