要旨:英国のワクチン諮問機関が条件付きでB型髄膜炎菌ワクチンの定期接種化を推奨、そのプロセスではワクチン価格、予防接種方法、関連する現在の定期予防接種プログラムの変更を含めた議論が行われている。
the UK Joint Committee on Vaccination and Immunisation (JCVI)は独立した専門家が英国保健省に特定の科学的助言を行う国 . . . 本文を読む
英国における妊婦におけるヘモフィルスインフルエンザ菌のリスク2009年から2012年にかけてヘモフィルスインフルエンザと検査で確定診断された15歳から44歳の女性を治療した医師に感染の3か月後に質問用紙で質問を行った。171人の感染報告があり、全体のリスクは10万人当たり0.5人と低かったが、75人が妊婦であった。
菌の内訳は無莢膜型が144例(84%)、莢膜型type bが11例(6.4%)、 . . . 本文を読む
インフルエンザA H1N1 pdmに対するタミフル等のノイラミニダーゼ阻害薬による死亡率抑制効果(メタ解析)
方法全世界において、インフルエンザA H1N1 pdmと検査または臨床診断されて入院した全年齢の患者を調査ノイラミニダーゼ阻害薬と死亡との関連を解析
結果78の研究報告から29,234人の2009年1月2日から2011年3月14日の間に入院していた患者データを入手。治療開始のタイミング . . . 本文を読む
百日咳は予防接種歴があっても高い割合でブレイクスルーが生じうるが、 入院などの百日咳の重症化を予防することを示した報告
2010年から2012年のポーランドにおいて、生後6週間から18歳までの百日咳と確定診断された624人のワクチン接種歴と重症度を調査。45%にあたる286人は国の推奨する予防接種を完了しており、27%にあたる167人は1回以上の接種歴があるが予防接種を完了していなかっ . . . 本文を読む
生ポリオワクチン株由来のポリオウイルスの同定に関する実績
Reference: 21 March 2014, vol. 89, 12 (pp. 117–132) Vaccine-derived polioviruses detected worldwide, July 2012–December 2013 . . . 本文を読む
製薬会社が実施した13価結合型肺炎球菌ワクチン(PCV13)の85,000人の65歳以上の高齢者を対象とした肺炎球菌性市中肺炎の予防効果の調査(CAPiTA: Community-Acquired Pneumonia Immunization Trial in Adults)
結果PCV13を接種した65歳以上の高齢者群でプラセボ群と比較して13価の肺炎球菌による市中肺炎を46%減少(P=0.0 . . . 本文を読む
オランダにおける流行性耳下腺炎の流行疫学調査を実施。
2009年9月1日から2012年8月31日にかけて流行がみられた1557例の流行性耳下腺炎患者を評価。
流行のピークは春と秋にみられた。
半数以上(59%)が男性で、18-25歳の割合が67.9%と最も高く、2回のMMRワクチン接種歴があるものが67.7%をしめた。
半数近くの症例が大学生または大学生に接触した人であった。
2回接種を . . . 本文を読む
定期予防接種を実施することによる社会全体の費用削減効果について検討した論文
目的2009年に米国で実施された9ワクチンの定期接種(DPT<ジフテリア、破傷風、百日咳>、Hib、不活化ポリオ、MMR<麻疹、風疹、流行性耳下腺炎>、B型肝炎、水痘、7価小児肺炎球菌、A型肝炎、ロタウイルス)の経済的な評価を実施(インフルエンザは含まれない)
方法計算は予防接種率、予防接種の効 . . . 本文を読む