厚生労働省の発表したコロナウイルス感染症症例のまとめ(1/15-2/22, 2/23-3/1)
COVID-19 in Japan
患者数
無症状病原体保有者
合計感染者数
死亡者数
致命率(%)
国内発生
408
46
454
6
1.32
港検疫
286
410
696
7
1.01
空港検疫
1
0 . . . 本文を読む
梅毒の起源1494年にフランス王シャルル八世が外国人傭兵で編成された軍隊を率いてイタリアに入り、大晦日にローマに侵攻、1495年2月22日にナポリに入る。5月12日にフランス王がナポリに入るが1週間後にはスペインの援軍と民衆の敵意によりフランスへ去る。その後、流行した疾患をフランスではナポリ病と呼び、イタリアではフランス病と呼んだ。アメリカ起源説クリストファー・コロンブスはスペインのセビーリャに1 . . . 本文を読む
リケッチアの分類アルファプロテオバクテリア1リケッチア目1.1リケッチア科1.1.1リケッチア属- Rickettsia prowazekii 発疹チフス (epidemic typhus, exanthematous typhus, jail fever, typhus [typhous] fever.)- R. typhi 発疹熱 (endemic typhus, eruptive fever . . . 本文を読む
・CMV
ドナー陽性、レシピエント陰性の移植5-10%に起こる
ウイルスがいるだけで問題となる
PCRで血中にいなくても生検しないと評価できないことが多い
予防 VS 治療
予防:費用かかる、副反応の可能性だが簡便(多い)
→ 感染が遅れるだけ? 、予防期間が長くなる
症状後に治療:週2回チェック→面倒
ガンシクロビル静注 5mg/kg bid
治療効果を短期間(1W)でPCRによる評価はで . . . 本文を読む
Cryptococcus neoformans var. grubii: 世界中のcompromised hostで認める。 Cryptococcus neoformans: 欧州を中心に認める Cryptococcus gattii: 基礎疾患の無い患者に認めるが、オーストラリアやパプアニューギニア等の熱帯気候から拡散された 肺病変の病理組織 免疫抑制が軽度:乾酪肉芽腫と周囲の線維化により肉芽 . . . 本文を読む
N Engl J Med 2011; 365:79-81July 7, 2011
結核の流行国でその予防を妨げるものは何か?→ 予防後も感染が続き、再感染すること
結核流行国での基本は治療とBCG
HIV関連のTb増加により、WHOが3I strategyを提唱(3I: isoniazid, intensified case finding, infection control)。
P . . . 本文を読む
ESKAPE: enterococcus faecium, S. aureus, Klebsiella pneumoniae, Acinetobacter baumannii, Pseudomonas aeruginosa, Enterobacter species
毒性や抗原性は高められていないが、薬剤に対する耐性が強い。
NDM-1では遺伝子学的な多剤耐性因子が細菌の種を越えて伝播する。
イ . . . 本文を読む
入院患者1000人あたりのMRSA保菌率
オランダ:0.94
米国:46
入院患者1000人あたりのMRSA感染率
オランダ:0.21
米国:34
Limitation:
- Surveillanceの方法
- 病院の研究参加率
- MRSAの感受性評価
- 院内感染対策の状況
Reference:
Infect Control Hosp Epidemiol. 2010 Nov;31(11 . . . 本文を読む
歴史
豚インフルエンザの確認は1918-1919におきた世界規模での流行時
人からウイルスが同定されたのは1974年、1976年に米国で230人の軍人間で流行
名称(WHO)
ウイルス:influenza A (H1N1) pdm
疾患名:Pandemic (H1N1) 2009
疫学
2009年3月下旬~4月上旬にかけてメキシコで流行が観測
2009年6月11日WHOによるパンデミック警戒レ . . . 本文を読む
静岡県で2008年5月におきた51人の集団感染の統計
(IASR: Vol. 31 p. 7-9: 2010年1月号)
発生年月日:2008年3月29日
患者数:17グループ51人(男性32人、女性19人)
摂食者数:169人
発病率:30.2%
原因施設:飲食店営業(食堂)
原因物質:Campylobacter jejuni
平均潜伏時間:50.4時間
主要症状:下痢(98.0%)、腹痛(84 . . . 本文を読む
Osler nodes
小さな有痛性の結節で足の指先や、時に手の母指球に認める
大きさは2-15mm程度でだいたい多発性で、数時間から数日の間に徐々に消退する
急性期の感染性心内膜炎(IE)では稀であるが、IE全体の10-25%に認める
IEに特異的ではなく、SLEや衰弱性心内膜炎、溶血性貧血、淋菌・腸チフス感染症、橈骨動脈にカニューレを挿入された上肢等で起こる
おそらく局所的な血管炎による微小塞 . . . 本文を読む
スピロヘータや細菌感染に対して抗菌薬治療の開始後に起こり、この反応の過程ではproinflammatory cytokines、特にTNF-α、IL-6、IL-8等が関連していることが示唆されている
ペニシリンやテトラサイクリンがJHRを誘発し、特にペニシリン治療では反応がより遷延する
症状は突然の悪寒、発熱、軽度の血圧低下、筋肉痛、頭痛、頻脈、多呼吸、紅潮を伴った血管拡張、知覚鈍麻等
回帰熱の治 . . . 本文を読む
院内で発生するStaphylococcus aureusによるSurgical Site Infectionは入院時に鼻腔内保菌を迅速スクリーニングで確認し、保菌者に対して除菌(ムピロシン鼻腔用軟膏+クロルヘキシジン石鹸)を行うことによって、S. aureusによる感染を下げる(Relative Risk: 0.42, 95%CI: 0.23-0.75)、またその効果は深部感染で顕著(RR: 0. . . . 本文を読む
熱帯熱マラリアに対するCLDMの単独治療は1975年に症例報告あり、これまでに500症例以上の治療報告がある
少なくとも1日2回以上、5日間以上の使用すれば平均98%の症例で効果あり
副反応は少ないが、原虫消失時間は平均4~6日、発熱消失時間は3~5日と効果発現は遅い
よってCLDMの単独療法は推奨されない
抗マラリア薬との併用療法でも広範囲の活性と現場での経験からCLDMよりもDOXY . . . 本文を読む
MRSAは世界中の院内で流行していて、重症化や死亡の原因となる。MRSAの院内感染は医療機器の使用や外科手術によって感染の危険性が増加する。一方で市中MRSA感染はそのような危険因子のない健康な人においても感染が増加し、いくつかの国では感染が蔓延している。これらのことから市中MRSAは古典的な院内MRSAよりも感染力が強いと考えられる。市中MRSAに対する中途半端な治療は感染力を強めて感染を拡大さ . . . 本文を読む