国際医療について考える

国際協力という分野に興味を持つ人たちとの情報共有、かつ国際協力に関する自分としてのより良いありかたについて考える場所。

用語(医療事故と医療過誤)の違い

2013-12-28 | Others
1 医療事故  医療に関わる場所で、医療の全過程において発生するすべての人身事故で、以下の場合を含む。なお、医療従事者の過誤、過失の有無を問わない。 ア 死亡、生命の危険、病状の悪化等の身体的被害及び苦痛、不安等の精神的被害が生じた場合。イ 患者が廊下で転倒し、負傷した事例のように、医療行為とは直接関係しない場合。ウ 患者についてだけでなく、注射針の誤刺のように、医療従事者に被害が生じた場 . . . 本文を読む
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感染症の集団発生等の報告基準

2013-12-21 | 感染症内科 概論
社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報告について 1. 社会福祉施設等においては、職員が利用者の健康管理上、感染症や食中毒を疑ったときは、速やかに施設長に報告する体制を整えるとともに、施設長は必要な指示を行うこと。 2. 社会福祉施設等の医師及び看護職員は、感染症若しくは食中毒の発生又はそれが疑われる状況が生じたときは、施設内において速やかな対応を行わなければならないこと。また、社会福祉 . . . 本文を読む
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WHO World Malaria Report 2013

2013-12-21 | Malaria
Malaria Fact Sheet on Dec 2013 要点2012年には、推計で62万7,000人(47万3,000人-78万9,000人)がマラリアで死亡し、そのほとんどがアフリカでの小児。2013年12月に公表された最近の最新によれば、2012年のマラリア患者数は、約2億700万人(1億3,500万人-2億8,700万人)で、推計62万7,000人(47万3,000人-78万9,00 . . . 本文を読む
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天然痘ワクチン(smallpox, variola)

2013-12-08 | Vaccine 各論
天然痘ワクチンのレビューと流行時に使用するワクチンに関して WHO SAGE meeting of Nov 2013 天然痘の臨床症状 ウイルス株によって主に2つの異なる臨床像 - Variola major: 高い発症率と致命率(致死率は約30%とされる) - Variola minor: 軽症の経過をたどり、致死率は1%以下 - 稀に2つの経過が混合して生じ、 . . . 本文を読む
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無菌体ワクチンの予防効果が百日咳の急速な発症者増加の一因とする論文

2013-12-01 | Vaccine トピックス
百日咳の無菌体ワクチンは百日咳の発症と感染を十分に予防できないことを示したFDAによる研究。 方法: 生後2, 4, 6か月のヒヒに百日咳の無菌体ワクチンまたは全菌体ワクチンを接種、生後7か月にBordetella pertussisに感染させた。 評価者は動物の症状と鼻咽頭洗浄液の保菌状態を評価、感染についてはワクチンを未接種のヒヒを同じ檻に入れて観察した。   結果: . . . 本文を読む
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WHOによる麻疹・風疹・先天性風疹症候群の排除計画の現状と今後の課題 (SAGE on 5-7 Nov, 2013)

2013-12-01 | Vaccine トピックス
SAGE in Immunizaion on 5-7 November, 2012 11月5-7日に開催されたSAGE会議でワクチンの10カ年計画としての国際的なワクチンのアクションプランの初年度の報告について議論。集中的に取り組むべき課題として下記の項目を推奨、今後数年間にワーキンググループの最優先課題として扱われる。・データの質を改善すること・予防接種率を高めること・麻疹・風疹・先天性風疹症 . . . 本文を読む
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