国際医療について考える

国際協力という分野に興味を持つ人たちとの情報共有、かつ国際協力に関する自分としてのより良いありかたについて考える場所。

近年における犬から感染した狂犬病死亡者報告数

2016-01-19 | Tropical Medicine トピックス
WER 15 January 2016, Human rabies transmitted by dogs: current status of global data, 2015 人の狂犬病による死亡の95%は感染した犬による咬傷によるもの。 本レポートにおいては、犬によって感染した人の狂犬病症例に特化したもの。 2015年12月10-11日に開催された狂犬病の世界大会では、2030年まで . . . 本文を読む
コメント

21世紀における新興再興感染症の脅威

2015-05-17 | Tropical Medicine トピックス
Weekly epidemiological record15 MAY 2015, 90th YEAR / No. 20, 2015, 90, 217–252 近代における国際的な感染症予防の取り組みは、最初に国際衛生会議がパリで1851年に開催され、2回のコレラの大流行により多くの欧州各国でこのような活動が推進された。このような会議はPAHOでも1902年に設立され、19 . . . 本文を読む
コメント

国内における献血者からのtrypanosoma cruzi遺伝子検出例(シャーガス病)

2013-08-20 | Tropical Medicine トピックス
シャーガス病についてトリパノゾーマ・クルージ(原虫)による感染症。中南米に多く、サシガメの一種が媒介する他、母子感染、輸血による感染が知られている。発熱などの非特異的な急性期症状の後、10~30年間の潜伏し(無症状であることが多い)、感染者の10~30%ほどに心筋肥大、心室瘤、不整脈などの心症状や、巨大結腸等の消化器症状をきたす。2012年10月15日よりシャーガス病にたいする安全対策として下記を . . . 本文を読む
コメント