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2011-2012年の黄熱確定症例数とインドにおける黄熱ワクチンの不足と偽造接種証明書の問題

2013-07-23 | Vaccine トピックス

2011年にWHOに報告のあった黄熱症例は335例(うち死亡86例)。
2012年には1002例(うち死亡189例)。 
アメリカではほとんどの流行地域では黄熱ワクチンが定期接種化され、子供間での接種率は約70%。


WER 12 July 2013, vol. 88, 28 (pp. 285–300)

 

インドでは在庫管理のミスにより今年の3月から黄熱ワクチンが不足し、偽造のワクチン接種証明書が出す機関が増えているという報告。

黄熱ワクチンはアフリカや南米の一部の国や地域に入る際に、IHR2005に基づき、接種証明書の提示を要求されることがあるが、ワクチン接種費用が高沸し(335米ドル)し、偽造の接種証明書が84-167米ドルで横行している。

ワクチンを接種していない旅行者における黄熱の感染は米国で1999年と2002年に、2例報告され、2例とも死亡している。
北欧では、1991年から2002年までに同様の黄熱症例が3例報告されており、2例が死亡している。
米国や北欧では黄熱ウイルスの媒介動物だるAedes属の蚊がいないため、感染の拡大は認めていないが、アジアでは広く存在するため感染の拡大等が危惧される。 

http://www.promedmail.org/direct.php?id=20130719.1833351

 

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