蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

夢幻キッズ手づくり作品群💛

2020年05月25日 08時57分23秒 | 日記

夢幻キッズ手づくり作品群💛

コロナウイルス感染症拡大の影響により
長期休校となった夢幻工房のキッズたち。

4月から2か月間、毎週土曜日に劇団では
オンライン稽古を行ってきた。

友だちにも会えないし身体を動かすことが少ないので
子どもたちも稽古が楽しみな様子。

保護者の皆さまからも感謝の声が届いていて
オンラインで稽古を休まず継続できて
本当に良かったと思っている(^^♪

休校初期の頃、キッズたちは

 ひま~
 たいくつ~

と言うので

 何か作ったり、お絵描きしたり
 本読んだりしてみたら?

と言ったら

 作ってるよー
 絵、描いたよー

と。

 見たいなー見せてくれる?
 写真を送ってよー

と言ったら、お母様方から写真が送られて来た。

なので、皆さんにSNSで紹介しても良いか確認して
劇団FBページにUPすることに。

キッズだし、かわいい感じに装飾したいなーと思って
毎週送られてくる写真に加工を施して公開。

子どもたちの励みになれば・・・と始めたことだけど
保護者の皆様の負担になってはいけないと思い
私なりに気を配りながら細々と続けてきた。

いつの間にか写真枚数が増えて来て
SNSだと流れちゃうし、どうしようかな・・・と思っていた時
このBlogのフォトチャンネルに保存することを思いついた。

今回掲載した写真は、先々週までの手づくり作品。

先週の作品も昨日から届き始めているので
また後日ご紹介しますねー

物づくり(手づくり)は、想像力、創造力、思考力を育み
手先を使うので、脳にいい刺激を与えてくれる。

これって学校の勉強、記憶力の鍛錬だけでは
培えないんだよねー

そうそう♪

読書が好きなキッズには、読書ノートの作成を斡旋💛
記載内容は・・・
①本のタイトル ②作家名 ②簡単な感想

感想文を書こうと思うと億劫になるけど
1~2行だけでも思ったことを書き記す習慣を身につけると
後でノートを見た時に、すぐに本の内容を思い出せて超便利♪

コレ、私が小学5年生~中学生まで実際やっていたことだけど
読書量が増えるきっかけにもなったし
文章を書く癖づけにもなった。

よく詩も書いたなー

ある日、先生が教室に私の詩を模造紙に書いて貼ってくれて
とても嬉しかったことを覚えている。

発表するって励みになることもあるよねー

何だっていいの、上手じゃなくたっていいの
やりたい、やってみようと思う気持ちが大切で
やってるうちに自ずと上手くなる。

そんなもんだ💛

小学生の頃、何にはまってたかなー

ぬいぐるみ、あみぐるみ
 弟妹につくってあげた→喜んでくれるのが嬉しかった

刺繍、レース編み、毛糸編み、ミシンで洋服でづくり・・・
 そういえば、自主的に手芸クラブ作ってたっけ(忘れてた)

塗り絵、イラスト、紙粘土細工、卵の殻でつくるモザイク絵・・・

友だちと一緒に段ボールで基地づくり!

そういえば・・・
夏休みの自由研究の題材を真剣に考えるヤツだった(^-^;

中学生の自由研究は、友だちとの合同作品にはまり
男子も巻き込んで竪穴式住居をつくったり
仲のいい子と一緒に秩父渓谷へ行き
鍾乳洞の研究をしてみたり・・・

凄かったなー鍾乳洞・・・感動したっけ・・・

時間がゆったり流れていた頃の話。

大人になるにつれ、そういう時間が取れなくなって・・・

あ、違うな・・・

中学から演劇にのめり込み始めて
演劇関係の本を読んだり、創作したり
高校時代は劇団に入団したため
勉強と演劇部と劇団とアルバイトの
4つの両立で必死だった

これ両立って言わないか
2つじゃないもんね(-_-;)

うちの子たちはもっぱらブロック。
リブロックという大きなブロックで
いろんな作品つくってたなー

想像力ってとても大切だと思う。

想像力があれば、人の痛みに想像を馳せることもできる。

今、ネットの誹謗中傷問題が起きているが
悲しいことだよね・・・


母の術後

2020年05月23日 22時53分35秒 | 日記

一昨日、心臓の大手術を受けた母は
今、ICUで経過観察中。

順調にいけば1~2日で
一般病棟に移動する予定で
移動が決まったら
病院から弟に連絡が来ることになっていた。

けど、今日になっても何の連絡もない💦
心配で夕方、弟にラインを送ってみた。

弟からは

 病院から何も連絡はない

と・・・

母は手術前、血栓が悪化しないように
血液サラサラの薬を服用していたため
止血しづらい状態で
術後、万が一出血が止まらなかったら
再手術になる可能性があるとも聞いていた。

流石に心配になった弟が
夜、病院に電話をかけ、すぐに報告をくれた。

 意識はちゃんと戻っています。
 食事もキチンと取れていて
 リハビリを頑張っています。
 年齢が高いので慎重に対応しています。
 何かあったらすぐに連絡しますが
 近日中には一般病棟へ移動する予定です。

とのこと。

良かった!
ふぅ・・・肩の力が抜けるのがわかった。

人って心配事があると体が緊張するんだねー

自分はコントロールできるつもりでいたけど
やっぱり私も人間だわ~←アタリマエダ(笑)

 

ご心配いただきました皆さま、大変恐縮です💦
ありがとうございますm(__)m
ひとまず最初の山は越えたようなので何卒ご安心ください。

 

リハビリも開始しているということは
かなり順調なんじゃないかなー

ただ心臓手術後3か月間は
絶対に咳をしてはいけないそうで💦

咳をすると心臓の縫合部分が
裂けてしまう可能性があるとか💦

退院後の生活が心配だ・・・

買い物や何かで外出して
万が一コロナに感染したら?

あー考えただけでも恐ろしい(-_-;)

コロナでなく咳風邪にも注意

嚥下障害だって危うい・・・

そう考えると、暫く一人にはしておけないよね・・・

私は長期間実家に滞在するのは厳しく
弟妹のどちらかの家で
母を預かってもらうことになりそう。

うーむ・・・

ケアサービスとかを受けられると
同居人たちの負担が減るんじゃないかな。

けど、母は介護審査を受けるのを拒み
未だ認定を受けていないため
ケアサービスを受けることもできない。

年齢と足の弱り方から判断すると
要支援1か2の認定は受けられるんじゃなかと。

よし!
この機会に介護保険制度について詳しく調べてみよう。


「劇」には目に見えない形の力がある!! ~小布施住民からの応援メッセージ~

2020年05月23日 11時52分12秒 | 日記

昨日、嬉しいメッセージを読み、目頭が熱くなった。

 「劇」には、勇気づける・元気づける・
 新たな視点をもたらしてくれる等
 目に見えない形の力がある!!

三密文化と呼ばれる演劇界で生きる私にとって
まさに希望の言葉❣

このメッセージは、小布施町文化事業活性化実行委員会の事務局長の
永井さんのコラムから引用させていただきました。

永井さんは夢幻を応援してくださるお一人
小布施野外劇継続のためにお骨折りくださっている方だが
実はこの方、これまでの経験や体験をもとに
毎日A4一枚程度のコラムを執筆されているのです。

それを一冊の本にまとめて出版されたことも‼

文章からその時の情景が浮かび
ユーモアあふれるコラム。
時事ネタも多く、時には自虐ネタで笑いを誘う。

永井さんは銀行の支店長を経て
企業の立て直しに尽力され
現在は農業を営みつつ企業顧問をされている。

なので、銀行ネタも多いし、農業の勉強にもなる。

知識が偏っている私には、非常に有難い存在。

因みに夢幻理事のT氏も博識で私にとって知恵袋💛
と、ここで書き出すと長くなるので、また別の機会に・・・

永井さんは私にも時々コラムを送ってくださるんだけど
昨日は、Sさんが「青木さんに是非読んで欲しい」と
送ってくださった。

Sさんも夢幻を支援してくださっているお一人で
永井さんを紹介してくれたのもSさん。

ご許可をいただいたので、そのコラムを掲載します!

今年の10月に予定している小布施の市民劇の検討会議の折の話。

会議前、永井さんはコロナ禍で10月上演は厳しいと思っていたそうで。

私も同じだった。

何しろ演劇は稽古が重要で、市民劇なら最低3か月が必要。

あ、規模によるし、手法にもよるけどねー
これまでの夢幻がつくる市民劇はそれくらい稽古が必要でした。

当初は5月上旬に一般募集を開始
6月中旬から演劇ワークショップを行い
7月下旬から芝居の稽古に入る予定だった。

既に5月下旬・・・
公民館や北斎ホールなどの公共施設を
稽古場としてお借りできる状況にならなければ
プロジェクトの始動は叶わない。

が、長野県は感染者が減りつつあり
小布施町は未だ感染者は確認されていない。
緊急事態宣言も解除され、どうやら6月から
公共施設も条件付きで利用できそうな雰囲気。

そんな中で行われた会議―

私も劇団員もいない、町民だけの会議の中で

 「劇」には、勇気づける・元気づける・
 新たな視点をもたらしてくれる等
 目に見えない形の力がある!!

と仰ってくださったのだ。

この状況下でも、演劇には見えない力がある!と
上演を後押ししてくださるとは・・・

こんなに嬉しいことはありません( ;∀;)

もちろんこれは私が常々言っていることだし
永井さんもこれまで町民の皆様に同様の言葉で
演劇の力を力説してくださっている。

が、今はその永井さんが尻込みするような状況なのだ。

理事の皆さんは、2017年、2018年の野外劇に携わる中で
出演者が大汗かきながら必死に稽古する姿や
小学生~70代の様々な世代の市民の心が一つになっていく場面や
本番での出演者のキラキラした表情、終演後に達成感を語る姿
最善を尽くそうと隅々まで気を配るスタッフさんの姿
観客の感動した姿などを見続けてこられた。

きっと心から「演劇の見えない力」を実感してくださっているのでしょう。

あー続けてきて良かった・・・

言葉にすると軽いけど、これが今の気持ち。

何としてもご期待に応えたい!

新しい生活様式に順応した舞台に挑もう‼

 

今年の題材も戦国武将・福島正則公。

同じ題材による公演3年目だが
異なる切り口で提出する予定。

今月末、一般公募が始まります。

チャレンジ精神旺盛な方、ご応募を待っています‼


「#WeNeedCulture 文化芸術復興基金をつくろう」~人間にとって大切なのは~

2020年05月22日 11時23分37秒 | 日記

昨日「#WeNeedCulture 文化芸術復興基金をつくろう」の
プレイベント配信を見た。

昨日のBlogにタイムリーに感じたことを記したけど・・・

人間にとって大切なことって何だろう?と改めて考えてみた。

「文化芸術を娯楽、遊びだと思っている人が多い」

確かにそうだと思う。

が・・・

娯楽や遊びがあるから楽しく生きられるわけで
演劇の最初の一歩は「ごっこ遊び」だと私は思ってるし
遊びの中で育まれることはたくさんある。

想像力、創造力、思考力・・・

遊びの種類によっては体力、身体能力も育成される。

まあね、人によって娯楽、遊びのイメージが違うから
一概には言えないが

幼い頃の環境、体験によって
その後の人生は変わる!

これ、私の持論(^-^;

この中に「遊び」も含まれる。

体験したことがないことはできないし
もっと言えば記憶にないことは
やってみようとも思わない。

例えば・・・

大きな声で笑ったことがない人は
大きな声で笑いたいと思っても
笑うことができないんだよね。

じゃ、一生できないかと言えばそんなことはない。

大きな声で笑う体験をすればいい♪

色々な疑似体験ができる場が
演劇の稽古場なんだよねー

環境と体験が人をつくると言っても過言ではない。

もう一つ、人間にとって大切なのは

「感動する心」

だと私は思う。

心を運動させる、感情を運動させる、のは
身体を運動させるのと同じくらい大切なこと。

身体と精神を鍛えるのが運動(スポーツ)

感情を動かし豊かな心を育むのが文化芸術

心身共に健康な生活を送るには
両方とも必要なんじゃないかな。

始まりは遊びでも、その中から
自分の心が震えることを発見し
それが発展して芸術に昇華するものもある。

芸術に触れ感動して憧れを抱き
その道を志すこともある。

「琴線に触れる」と言う言葉があるよねー

人によって好みは異なるし
感動ポイントも異なるので
何が琴線に触れるかわからない。

多種多様な文化芸術があれば
何かしらに感動できて
豊かで健康な生活を送ることが出来る。

国会議員の中で、表面的ではなく
本当に文化芸術が必要だと思っている人が
どれくらいいるんだろうか・・・

口先ではなく、心の底から信じて発する言葉は
言霊となって人の心に響くはず。

プレイベントに登壇された方々の言葉には
それぞれの思いが詰まっていた。

思いは思ってるだけでは伝わらない―

恐れずに・・・語りたいと思ったら語っていこう。


小布施野外シアター2019 音楽入り舞台写真スライドショー公開!

2020年05月22日 05時54分18秒 | 日記

昨夏に上演した小布施野外シアター2019
「福島正則~最後の戦い~」の
ライブ音楽入り舞台写真スライドショーが完成!

主催は小布施町文化事業活性化実行委員会。

この度、実行委員会サイドのご許可をいただいて
舞台写真スライドショーを製作・公開となった。

この野外劇の前身は、夢幻のプロデュース公演
NAGANO open-air THEATER(長野における野外劇)

2017年までは夢幻の主催事業だったけど
2018年以降は、有難いことに
小布施町で発足した上記実行委員会の主催事業として
この市民劇を上演してくださることになった。

夢幻工房は舞台製作全般を請け負わせていただいてる。

本当の意味での市民劇が誕生した瞬間♪
私の長年の夢が実現した瞬間でした~♪♪

思えば長い道のりだった。

2001年に演劇の土壌を耕し広める活動として
この野外市民劇を初上演。

最初は右も左もわからず
仲間と共に勢いとエネルギーで突っ走って・・・

2010年の10周年記念公演まで日本演出者協会の理事長だった
和田喜夫先生に監修をお願いして、私も出演し・・・

脚本、演出、出演の三股をかけ
100名余が携わる野外劇を創作していたんだよねー

10年前まで、心臓に毛が生えていたんだわ、きっと(^-^;

三股が可能だったのは
和田先生が私の力が及ばないところを
サポートしてくださったからー

野外劇の現場入り後は
仕込み、照明合わせが終わると
私は役者に専念させていただき
以後の他の役者へのアドバイスは
和田先生が全てやってくださって・・・

先生とのご縁に心から感謝です❣

2011年から、私もようやく演出家として一人立ち。
夢幻の市民劇が企画として熟成されたと感じたのは2015年。

劇団員が成長したからねー
研修生もそれぞれの立場で頑張ってくれるし
陰で貢献してくれる人もいて―

ほーんとみんなに助けてもらってる。

そんな劇団員たちを見て
夢幻を応援してくださる方々が

 もっと夢幻を応援したい

と大きな声で仰ってくださるようになり
その輪が少しずつ広がってきて今に至る。

今年度は、予定通りなら市民劇を3本(うち1本はキッズ)
創作する予定だった。

お声がけいただけることが本当に嬉しく有難く・・・

3本とも精一杯取り組むつもりだったけど
コロナ禍のおかげで1本は中止が決定。

他の2本も中止かな・・・と思ってたけど
どうやら上演する方向になりそうだ。

あ、因みに今年の小布施は野外劇ではありません( ;∀;)

19年間継続してきた野外劇は昨年で幕を閉じ😢
今年はホール公演にスイッチ。

誰も悪くないし、やりたくないわけでもない。
すべては水害と・・・予算の問題・・・
悲しいけど仕方がない。

楽しみにしていた皆さま、ごめんなさいm(__)m

野外の方がコロナの問題はなさそうにも思うけど
8月だとしたら、不可能だった。

今年度は10月上旬に予定しているので
三密さえ避ければ、何とかなりそうな雰囲気。

そう・・・

雰囲気でしかないけど・・・

ひとまずご依頼があれば最善を尽くして
より良い舞台を提出するー

それが夢幻工房!

とはいえ、コロナ第2波がやってきたら
途中で中止と言うこともあり得るよねー

夢幻はこれまで一度も公演を中止をしたことがない。

野外劇もお天気に守られて、台風が直撃した時も
公演直前に雨が上がり、大雨に見舞われても雨天決行。

どんな天候でも大勢のお客様が足を運んで下さり
合羽を着て、最後まで見守ってくださって・・・

ライブハウスでの本公演の本番前々日
キャストが怪我により降板したことがあったけど
当時の劇団員が代役を演じてくれて難を乗り越えた。

私が清泉短期大学の非常勤講師として
演劇を教えているとき
松代文化ホールから学生たちを
演劇祭に出演させてくれないかという話があり
清泉祭(文化祭)で上演した芝居を上演することに。

ところが本番直前に生徒2人が
インフルエンザにかかってしまった💦

で、私とまゆりんが学生の代役を演じて
これまた難を乗り越えた。

私の学生服姿、こわ面白かったらしい(笑)

しかしながら・・・

今回のコロナは、インフルエンザの非ではない。

出演者が罹患したら?

三密を避けて稽古を行う方法は考えているが
本番直前にキャストが感染した場合の手法も
想定しておかねばならない。

むぅ・・・

まずは台本執筆!

がんばろーっ‼

 

あ、皆さん、ぜひスライドショーご視聴くださいませm(__)m
歌入りライブ音源なので、楽しんでいただけると思います❣